グシャグシャ

グシャグシャ

2008/03/14
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カテゴリ: レビュー(書籍)
元公安でコメンテイターとしても有名な北芝健氏が、日本における様々な犯罪を糾弾する。

犯罪に対する処罰の甘さを一律に非難する強引さには少しひいてしまうが、心神喪失で減刑となる疑問だとか、警察に車で追跡された犯人が事故を起こすと真っ先に警察の追跡方法がマスコミによって叩かれる事の疑問など 共感できる事も多い。

ただし、この本に書かれている事は全ての警察が法を遵守して国民を守る事を遂行している事を前提に書かれている・・・さすがにそれはないのでは?
「鬼畜は全て死刑にすべし」と書いているが 何をもって「鬼畜」とするのか???著者の中で人間を「普通」と「鬼畜」の二種に分類しているようだが 実際にはそんなデジタルな分類ではすまないはず。自分が「鬼畜」と考える人間に対してはどんな事をしても許される?こういった 確信犯的な考え方が自分は一番 脅威を感じます

また死刑については法相は宗教や思想を超えて判を押すべしとしているが・・・それならば自動執行でいいのでは?そもそも宗教や思想のもとでしか動けない人間が存在することを理解できないような考えも怖いです。
個人的にはこの本を読んで死刑反対の考えを強めました。

おすすめする方 :被害者・加害者・それぞれの関係者、色々な犯罪側面に苦慮する方
おすすめしない方:人に強く言われると賛同してしまう方









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Last updated  2008/03/15 08:47:23 PM
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