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ホンダT360公道復帰
セールスマニュアルAK編
他社のショールームにも当然比較検討のために訪れる、その際、セールスマンからホンダの欠点をシッカリ叩き込まれる。
これを切り返すセールストークが書いてあるのがセールスマニュアルだ。
当然、疑問な点が書いてあり、SAZさんの資料によると高回転高馬力のデメリット、燃費や低速時のトルクについての誤解?を釈明している。
T360はホンダ最初の4輪車、販売店の教育用(セールスマニュアル)もあったと思う、
これは見たことも聞いたことも無い。
BBSによく書き込みいただくSAZ・46さんがマニアルをお持ちみたいなので、出来たら、暇な時UPしていただきたい、です。
以下の文章は日記から貼り付けたので、コメントなどは日記を見て下さい。
確か、当時研修で使った(1964年発行)現在で云うマニュアルが有りますがBBSに少しずつ書き込みましょうか?
以下は印刷のままに書いてみます。
表題・四輪車の特徴 (暫定版)
本田技研工業株式会社
1.高回転エンジンの為、燃費が多いのではないか
高回転エンジンだから燃費が多くなるということは絶対にありません。あくまで乗る人の扱い方に左右されるもので、エンジン回転にマッチしたチェンジを選ぶことで、無駄な空ぶかし等は、絶対にさけることが燃費を伸ばす秘訣です。
都内積載運行 12~13Km/L
郊外積載運行 15Km/L が普通です。
2004年 10月18日から
「四輪車の特徴」では、T360、S500・S600で記載されています。もう一冊の資料「四輪車故障診断書」(サービス系)ではAK、ASで記載されています。確か同じ研修会の資料で文庫本サイズで簡易印刷で絵は手書きの小冊子です。
「四輪車の特徴」はお客様説明用で車名で、「四輪車故障診断書」はメカニック用ということで型式で使い分けて記載されていました。
BBSの続き・・
2、高回転エンジンでは低速登坂がむづかしいの ではないか
高速回転エンジンではありますが、同時に2700rpmからフラットなトルクをもったエンジンでもあります。
従って、トップスローは約20Km/Hまでききますので、他車と比較して問題はないと思います。
なお、登坂時の場合は、ギヤーダウンを早めに行って、トルクの大きいところを使って走行するよう心がけてください。
3、高回転エンジンでは低速運転が出来ないのではないか
2項と同じ。
4へつづく・・・ (2004年10月18日 23時21分)
4、高回転エンジンの耐久性については
高回転エンジンでも低回転エンジンでも耐久性に於いては、相違ありません。高回転エンジンには、高回転にも充分耐えられるような、機構、材料等を選んだ上での設計です。
例えば、クランクシャフトジャーナル部ベアリングには一般ではプレーンメタルを使用するところを、抵抗の少ないニードルベアリングを使用し、潤滑オイルには遠心式、ろ紙式の二つのフィルターを付け、清浄に万全を期し、給油方法にも特に考慮をしています。
この様な考えが各部に生かされており、鈴鹿サーキットでの高速テスト、都内での低速テスト等で得た実績の有るエンジンですので、その心配は全くいりません。
5、アン・・・へつづく(2004年10月19日 23時09分)
5、アンダーフロアエンジンの利点は何か
1.重心位置が低くなり走行安定性が良い。
2.軽四輪という限られた長さより、出来るだけキャビン、セットバックを広く取る為にはフロアーエンジンが最適である。
3.動力伝達の面から考えて、プロペラシャフトが短く設計出き重量が軽く、たわみが少なく、伝達ロスが少ない。
6、フロアー・・・へつづく(2004年10月20日 23時46分)
新潟中越地震の被災者さんにお見舞い申し上げます。
6、フロアーエンジンでは、プラグ交換、その他の整備がしにくくエンジン自体が汚れ易く、故障が多いのではないか、水が入らないか
△ 一見整備がしにくいように見られますが、プラグ交換の場合は、特殊な工具が出来ており、簡単に出来ます。又その他に日常的なものは座席を上げることにより簡単に出来ます。
△ 汚れについてはエンジン自体が完全密閉式に出来ており、エンジン下部にはエアーダクトが取り付けられている為、悪路走行を行っても破損したり、故障すると云う心配はありません。また防水も完全です。最低地上高については他車と変わり有りません。
7、座席の下にエンジンがあるので夏には他機 構の車より特に暑くなるのではないか
シートの裏側に断熱材(ミケロン)が塗布してある為、エンジン熱はこれで完全にシャ断されますので、そのような心配は全くありません。
8、始動が良くない(プラグ、ポイント、バッ テリー等に異常が無いとして)
始動不良はありません。始動はチョークとアクセルとの関係で良くも悪くもなる性質のものですから、取扱説明書の始動要領通りやっていただければ、大丈夫です。
特に冬季はチョークは完全に引いてください。
9、軽四・・につづく
*「四輪車の特徴」より投稿していますので宜しくお願いします。
「四輪車の特徴」と「四輪車故障診断書」の2冊手持ちしていますが現存する数は、T360よりT500に近いと思いますよ、私の手元に40年有りますが友人達に聞いても知りませんでした。
多分現物を見たらビックリしますよ。(2004年10月25日 00時03分)
9.軽四輪トラックにしては高級なエンジンが搭載されている為、保証後の整備代が高くなるのではないか
エンジンとは限らず、シャシー関係にも乗用車並みの機構を備えています。
余裕ある設計と硬質なる材料で組み立てられている為、耐久性には自身があります故、保証期間後でも、各部に磨耗その他の事故は来たしません。万が一、故障されても大量生産の為、パーツは安く、工賃にいたっては他社と比較して工賃率が低くなっています故安上がりです。
10.クッションが固いが
高性能エンジンにより出力が大であり、積載時でも、スピードを出すので、この場合の走行安定性を考えるとこれ以上やわらかくすることは難しく、現在のクッションが最も適当と思います。
11.足回りの耐久性は
前輪はウィシュボン型独立懸架式、後輪はリジットアクスル型懸架式であり、防水、防ジンも留意してあります。特にサスペンション関係には耐摩耗性、耐熱性の強い樹脂製のデルリンブッシュを使っている為、磨耗等による事故はまず心配ありません。
12.シートバックの角度が少しキツイが
余裕のあるスペースを持つキャビンには、万人向きに設計され、さらに人間工学的にも一番理想的な角度と成っています。
13.右チェンジでは操作しにくいのではないか
左チェンジの車から乗り換えられた場合は、初めはしにくいと感じるかも知れませんが、軽四輪のように限られた範囲内で、いかにゆったりした居住性を得るかということと(助手席も非常にゆったり出来た)、運転者の機能的と云う両者を同時に解決する為には、右チェンジが、この場合は一番最良な方法と考えられます。
事実、数日、御使用されれば、むしろ右チェンジの方が使い良いくらいだと思います。
14.荷台が他車に比して高いようだが
他車と比べて(610mmであり)決して高くありません。ご職業によりまして、スタンダードのものが高い場合には、フラットデッキ型(低床式)もあります。
15.全般的に塗装が悪く錆が発生する
当初販売されたものは、一部下地処理の不具合がありましたが、現在のものは、下地処理工程の変更を行うと同時に防錆対策もほどこされています故、心配ありません。
16.スタイルは全く良くないが
スタイルを、良いとおっしゃるお客様もだいぶ居ります。
軽四輪トラックというわくの中で出来るだけ広いキャビンとセットバックをとり、更に走行性能の良いところに設計ポイントを置いた結果のスタイルです。
17.ウィンドガラス部より水もれがないか
当初販売した車には、この懸念があるもの、多少あったかとも思いますが、現在の車はウェザーストリップの変換を行って水もれは全くなくなっています。
18.軽四輪としては値段が高いが
4キャブレター、D.O.H.C(ダブルオーバーヘッドカム)その他高度の品質をそなえた車の為、小型四輪車並の性能が得られ、他車と比較すると値段では多少高くなっていますが、耐久性に優れている為、事故がなく、維持費も少なく、その上中古業界での下取り価格も高く、更に、2年5万キロの保証車であると云うことからみると、むしろ格安であると思います。
これより他車との比較データー表が多くなりますので私なりにピックアップして書くようにします。
・・・・・・・・・・・
△ 軽四輪で最大の力がある。
=ずばぬけた力の持主(小型車並)
〔A.最高出力 B.加速(0~400m) C.最高速度 D.登坂力 E.馬力当り重量 F.馬力当り価格〕
ホンダT360=A.30ps/8500rpm B.28秒 C.100km/h D.17°30′E.20.3kg/ps F.11633円
マツダB360=A.20ps/7000rpm B.37秒 C.79km/h D.17°24′ E.28.8kg/ps F.15500円
ダイハツハイゼット=A.17ps/5000rpmB.33秒 C.67km/h D.12° E.31.8kg/ps F.17529円
(他にスバルサンバー、ダイハツハイゼットキャブ、スズライトキャブ、三菱360が比較されています。)
ホンダS600と同じ機構のエンジンを搭載している。
1.4キャブレター
2.ダブルオーバーヘッドカムシャフト
3.クランク軸受にニードルベアリングを使用
4.オイル系路は遠心フィルターとろ紙フィルターの二段がまえ
5.クラッチにダイヤフラムスプリングを使用
6.ラジエターは放熱効果の良いコルゲートフィン形式
△ 乗心地がすばらしい。乗用車並みである
T360・フロントウインドウ 1,010X480mm
ドアサイズ 1,040X750mm
室内幅 1,080
座面より室内高 820
レッグスペース 380
他、三機種比較表になっていますが、機種名無い為削除します。
1.エンジンを床下へ置いた為、広い運転席を確保。
2.エンジンを床下へ置いた為、重心が低く走行安定性に優れている。
3.ウインドウガラスが広く、安全性が高い。
4.乗り降り容易な広いドア。
5.シートはベンチ型シートでクッションが良く、乗用車並みである。
6.ボールナット式ステアリングボックスは、15.58と大きいギヤ比と共に非常に軽いハンドルさばきを確保。(ASはラック&ピニオン型です)
△.計器類の性能が優れている
計器類
T360・ホーン方式(リンク式)
・ルームミラー(反射防止)スモークミラー
・燃料指針計 有り
・パーキングランプ付駐車ブレーキ有り
他、四機種の比較表になっていますが機種名が記載されていませんので削除します。
他三車はパーキングランプ付駐車ブレーキは無になっています。
ワイパー T360・モーター回転力 70kg-cmウォーム型、ワイパーブレード長さ 295mm、ピボット軸径 8mm
コニー360・モーター回転力 40kg-cmスパー型、ワイパーブレード長さ 255mm、ピボット軸径 6mm
マツダB360・モーター回転力 40kg-cmスパー型、ワイパーブレード長さ 280mm、ピボット径 6mm
パブリカバン・モーター回転力
70kg-cmウォーム型、ワイパーブレード長さ 295mm、ピボット軸径 8mm
1.燃料の残量が一目で分かる。
2.パーキングランプの設定により駐車ブレーキのかけ忘れがない。
3.ワイパーの拭き面積は大きく、モーター回転力が強力であるので、除雪、強雨、高速走行に於いても、良好に作動する。
△.高い中古価格
=ホンダT360は買い得である
△.広い荷台
荷台面積-ホンダT360・1.6平米、マツダB360・1.2平米、スバルサンバー・1.8平米、ダイハツハイゼット・1.2平米、三菱360・1.25平米
荷台長X幅-ホンダT360・1.36x1.16m、マツダB360・1.10x1.11m、スバルサンバー・1.64x1.12m、ダイハツハイゼット・1.07x1.09m、三菱360・1.14x1.10m
1.エンジンを床下に置いた為広い荷台を確保。
△.強い耐久力=2年間5万キロ保証
(国内で最大の保証期間)
軽自動車-東洋工業・3ヶ月1万キロ、富士重工業・3ヶ月1万キロ、ダイハツ・3ヶ月2千キロ、スズキ・6ヶ月1万キロ、本田技研・2年5万キロ
乗用車-トヨタ・1年2万キロ、日産・1年2万キロ、プリンス・1年2万キロ、いすゞ・2万キロ、日野・1年2万キロ、東洋工業・1年2万キロ
、富士重工業・3ヶ月1万キロ、ダイハツ・1年2万キロ、本田技研・2年5万キロ。
1.数々の過酷な耐久テストを繰り返し、従来の軽四輪ではない、本格的トラックとしての性能、耐久力を作り上げることに成功し、2年間5万キロ保証を自信を持って実行出来る。
ここよりAS編としてAK編の下に新たに項目を作る予定。
「四輪車の特徴」はお客様説明用で車名で、「四輪車故障診断書」はメカニック用ということで型式で使い分けて記載されていました。
1964年、S500からS600にマイナーチェンジの際に出された、初期のS600用と思われる。
1.4キャブレターの利点は何か。調整はむずかしく燃費が多いのではないか
4キャブレター・4シリンダーですから燃料の流れもスムーズで、低速から高速まで、ムラがなく、吸気効率が良く、従って燃費も相当良い値です。
調整は普通のキャブレターが4つ並んだものと同じで、別段むずかしいことはありません。
取扱説明書を参照して下さい。
・・・・・・・・・・・・・・
* 1.よりAS系の説明になりますが、プロ(整備経験者)用の資料ですので抜粋して書く事になりますので宜しくお願いします。
細かい調整等で調子が狂うことがありますのでプロに依頼してください。
以下工事中
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