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さらに挙げたい点はもう一つあります。
段取りが悪く復旧までが遅いこと。今回の雪害ではダウンから17時間が経過して上野~鴻巣間で復旧しました。そして16日になってから籠原まで復旧。まだ高崎までの除雪作業が進んでいません。その間、一体的輸送をしている東北本線(本稿では正式名称を用います)はおよそ12時間くらいで復旧して、16日にはほぼ正常輸送になっています。
このような不公平が出るのは、高崎線と東北本線それぞれを管理する支社(鉄道管理局)の違いです。支社(管理局)間での連携がうまくいかず、それぞれでの判断でことを進めるため復旧までの段取りに開きが出るのだと思います。それと、「東北本線優先」のスタンスがJR東日本の社内にあるような気がします。
支社間の連携や連絡が緊密にできるよう、ネットワークシステムの再構築が求められます。そうすれば応急的でも復旧は早まるはずです。
「応急的な復旧」という言葉が出ましたが、これは事故発生・災害発生区間を避けて速やかな折り返し運転への切り替えや、支障のない線路を使った単線運行などです。これらを行えば混乱は最小限になると考えます。それが容易にできないのではダメです。運行システムを根幹から変えないといけません。
幸い、高崎線には列車待避や折り返しが出来る構造の駅がたくさんあります。この充実したインフラクチャーを最大限に活用出来る新たなシステムを構築すれば、折り返し運転や単線運転への切り替えと事後の復旧がスムーズにいくはずです。
このまま根本的な対策を取らないと、数年後に予定される東海道本線との本格的な直通運転を行ったさいに事故や障害が起きたら、関東一円のJR各線が大混乱に陥る危険性があります。
ともかく、早急に根本的な対策を考える必要があります。この場をお借りして、考えてほしい次第です。
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