大変な難問 (1)「デタラメ」とは何か? 



もちろん、
主観的なデタラメはある。
と、俺だって思う。

たとえば

テレビでも見ながら、クレヨン、足の先でつかんで、
机の下で、ぐっちゃぐちゃの絵をデタラメに書いたとする。

当然、シュールでわけわからん、子供が書いたより酷いものになる。

ピアノの鍵盤をπ(円周率)の少数点以下の適当な所を
デタラメに数十箇所ピックアップして、その10進法の数値を音譜に変換し
パソコンで鳴らして背景に流してアニメーションみたいにする。

さらに、倉庫にあったガラクタたち(三輪車、トースター、パチンコ台、扇風機、怪獣のオモチャ、無数のビデオテープ等)を、ハンマーで粉々にして、デタラメに接着剤とか、紙粘土とか、セメントとかで壁や床に固めたような狭い部屋で、

毎回デタラメに作ったカクテルと料理を出して楽しむと言うか、
拷問みたいな上映会をしたとする。

(;^_^A


そんな上映会を数年間無料でしたとする。

作った本人さえもなんだかわからない。
わけのわからない作品である。

なんたって、なにもかもがデタラメなのだ。

ヽ(`○´)/


しかし、そこに「意味」を一人でも感じたものがいたら。

いたとしたら。

( ̄(エ) ̄;)


その時点で、その「デタラメ」は“デタラメ”ではなくなる。

下手したら、何万人もその上映会に参加した者の中の
たった一人の学校の先生が、
そのデタラメの中から
とんでもない科学的大発見のアイデアが湧くかもしれないし、
そのおかげで、人類は宇宙旅行を簡単に行けるようになるかもしれない。

そうしたら、そのデタラメがデタラメでなくなってしまう。

( ̄(エ) ̄;)


なんと

恐ろしい事だ。



たぶん、そこらへんから、この宇宙は生まれたような気がする。




ルイジ

2004・12・27(月)






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