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はならり@ Re:整形外科にて(09/06) クリッペル-フェイル症候群をしらべていて…
エドガー9461 @ Re[1]:眠い。。。(02/04) ばっきー♪さん >おひさしぶり! > >私…
ばっきー♪ @ Re:眠い。。。(02/04) おひさしぶり! 私もそんな感じ、眠い、…
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2008.09.06
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カテゴリ: 家族

近隣病院の整形外科から紹介されていた、小児に詳しい整形外科医をやっと受診した。

まっとうなドクターだった・・・

持参したレントゲンは、肝心な箇所がちょっとピンボケではっきりとはしないが、彼の小児外科の疾患名と現状とその写真からの診断名は、

クリッペルフアイル奇形

ネットで調べところでは、クリッペルファイル症候群とも言うらしい。

首の頚椎部分の先天的な奇形である。小児外科の疾患と合併する事が多々あるらしい。

(乳児期の極端な向き癖や頭の変形、児童期の左右の耳の形の差、続いて顔のアンバランス、首の側湾と背骨の側湾・・・これらは全て、先天的な奇形によって後天的に起こったことだと思われる。

私はこれらに気付いたらその都度、小児科や耳鼻科で相談してきた。東京に転居してからは国立Sでも相談した。しかし、ここでは医療的にすることは無いからと整形外科に紹介されることもなく、調べようともしなかった。それでも本人が気にするので何度も申し出たが、最終的には心理的問題とされなんの解決にもならなかった。

要するに、「気にするな。世の中にはもっと酷い奇形の人もいるのに君はいい方だ。」といわれたのに等しいと感じられた。)

こういう経緯があったので、ショックを受けている彼の横で、もっと早くに診断がついていたら今の状態は今よりは良かったのか?出来る事があったのではないか?を詳しく聞くことは止めた。というか、出来なかった。

場所が場所なだけに手術する事はめったにない。側わんが進行して神経や内臓を圧迫した時のみ手術が検討されるという。これらは帰宅後、夜中に調べてわかった。

本人の気持ちを考えると、これらの事実はもう少し落ち着いて本人が大人になってから知った方が良いと思う。

そのドクターからは、現在国立Sに通院しているのなら、一応この事を告げたほうが良いでしょう言われたが、これまでの経緯からして、「あそこではこの程度の状態では整形では診ないのではないか?実際に他の整形外科にどうぞ。」と言われたので近隣の病院に行ったことを告げると、

そのドクターは、持っていたカルテを机の上において、

「・・・それもどうかと思うね・・・自分の所で手術してないからと言う事もあるんだろうな・・・じゃぁ、半年に1回ここに来て、再度レントゲンを撮って様子を見ていきましょう。」

と言ってくれた。

診察室を出て、トイレに行った。涙が出てしばらく外に出ることが出来なくなった。

彼が生まれたときも泣いたが、私は性格上泣き暮らして何もできなくなるタイプではない。私が悪かったと、子どもにすまないとか、自信がないといって、悲嘆にくれる母親が結構いるが、悪いけど自分は違うといつも思ってきた。生意気にも・・・

現状を受け止めて、最良の方法をいつも探し、それを試し、子どもと一緒に前に進んできた。それなのに何故今頃・・・と思った。

そのドクターの言葉

「奇形と言うと言い方が悪く聞こえるけど、実際には全体の20%程度の人が何らかの骨の奇形を持っているんだよ。だからあんまり重く受け取らなくても良いよ。」

私は病名を告知される事にすっかり慣れているのが、本人はショックだったと思う。それを少しでも和らげる為の言葉だったのではないかと思う。

「気付いたのはいつ頃?今15才か・・・」そういう言葉の端々から(もう少し早く来てくれていれば)という言外の意図を感じてしまった。

リハビリなども、この状態でこの年齢ではする必要が無いらしい。むしろしないほうが良いと。無理に引っ張ったり何かをするのはおそらく首に負担をかけるからだろう。首の可動域が狭いので悪影響があるのだろう・・・

首の曲がりや膨らみなどを気にしているが何か方法はあるかと聞くと、「少し太って筋肉をつけたらバランスが良くなると思う。」という事だった。

落ち着いたら本人抜きで一度詳しく話を聞きに行こうと思う。

支払いを待つ間、なんと声をかけたらよいかわからなかった。「ゴメンね、ショックだったでしょう?ママもショックだった。」としか言葉が出なかった。

見た目にそれほど酷いものでなくても、本人の気持ちはそんなに軽く無い。それに共感する事しか出来ない自分が情けなかった。

帰り道に本人がぽつりと言った言葉に救われた。

「はっきり言われて、かえって諦めがついた。そういう意味ではわかって良かった。」

どこまでそうなのかはわからないし、もっと早くに知りたかったのが本音だろうが、はっきりさせたかった、本当にそうだったと思わずにいられなかった。

これでもし本人が落ち込んでも、それはきっと彼の人生の上で必要な事。だからその時はあわてず騒がずにそっと見守ろう、必要とされる手助けだけはしっかりとしよう、そう思いながら帰路に着いた。






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Last updated  2008.09.06 17:16:23
コメント(9) | コメントを書く


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Re:整形外科にて(09/06)  
琴吹つかさ  さん
ショックを受けるのは普通のことだし、エドガーさんは普通の人だよ。ましてや親にとっては子供の抱える疾患は自分に降りかかる疾患以上にショックを感じるもんだ。それは疾患の重度に関わらず、どんな些細なことでも。
でも、ショックなのはここまで。
これからは前を進むのが、今を生きる人間に秘められた強さだから。 (2008.09.07 00:08:03)

Re:整形外科にて(09/06)  
子どもの疾病はつらいですね。
エドガーさんにはいつも勇気をいただきます。
何事にも真剣で、前向きで
私もがんばります。 (2008.09.07 08:28:54)

Re:整形外科にて(09/06)  
teshi-29  さん
私が難聴になって、医師から「今の聴力より悪くなることはあっても、良くなることはない」と診断された時のことを思い出しました。
私もショックでしたが、母のほうがショックを受けて涙ぐんでいたのが忘れられません。
気持ちを共感してもらうだけで、「自分のことを大事に思ってくれている」という自信になります。
それを力にして、自分で乗り越えていけるはずです。
エドガーさんがいままでやっていたように、一緒に頑張ったり、見守ったり・・・それが親ができる精一杯のことなんじゃないかと思いました。
エドガーさんはすごいです! (2008.09.07 18:03:49)

Re[1]:整形外科にて(09/06)  
琴吹つかささん
>ショックを受けるのは普通のことだし、エドガーさんは普通の人だよ。ましてや親にとっては子供の抱える疾患は自分に降りかかる疾患以上にショックを感じるもんだ。それは疾患の重度に関わらず、どんな些細なことでも。
>でも、ショックなのはここまで。
>これからは前を進むのが、今を生きる人間に秘められた強さだから。
---

そうなのよ。ここからは前へ!ですね。
くやんでもどうなるものでもないし、過去の事実は事実として確認はするけど、今後をどうするか考える事が子どもと歩む道だもんね。 (2008.09.08 09:47:57)

Re[1]:整形外科にて(09/06)  
ひまわりぽやさん
>子どもの疾病はつらいですね。

本当にね。病気さえなければっていつも思います。

出された難題に食らいついていくのが私の生まれ持った性格なので・・・子どもにはうっとうしがられる事もしばしばです・・・ (2008.09.08 09:50:10)

Re[1]:整形外科にて(09/06)  
teshi-29さん
お母さんも辛かったでしょうね。てしちゃんの耳は今はどうなの?

>気持ちを共感してもらうだけで、「自分のことを大事に思ってくれている」という自信になります。
>それを力にして、自分で乗り越えていけるはずです。

そう、私にかけていたのはまさにそれだと思うので自分の子どもにはそれだけは感じてもらいたいです。

>エドガーさんがいままでやっていたように、一緒に頑張ったり、見守ったり・・・それが親ができる精一杯のことなんじゃないかと思いました。

子どもが大きくなるにつれて、親が出来る事ってまさにそれなんだなって思えてきました。

ありがとう。初めて受診する医師や看護師などにはたいてい「神経質な患児の親」扱いを受ける私なので、そういってもらえるだけでもうれしいです。逆に勇気をもらえます。
(2008.09.08 09:54:46)

Re:整形外科にて(09/06)  
ぁたしも
(ぁたしもっていえるかどうか・・・
 全然程度が低いものですが)
骨に異常あるんですよ。

ひざに、一本骨が多いんだそうです。
レントゲンでみたのは
フック船長の手みたいなやつで
運動をすると
それが神経を傷つけて痛むらしいんです。
それが小学校のときで
大きくなったら、大きくなった分だけ
余分な骨も成長するでしょう。って言われたけど
今、全然痛くないです。
運動しなくなったこともあるでしょうが。

少しずつ、少しずつでも
よくなるといいですね。
(2008.09.21 00:11:56)

Re[1]:整形外科にて(09/06)  
Green Strawberryさん

程度の差はあっても、自分の体に異常があると言われたら、やっぱりショック受けるよね。

>少しずつ、少しずつでも
>よくなるといいですね。
-----

ありがとう。本人も、あれ以来、少し意識してるみたいで、背骨の横の筋肉を付けようと週に1回はプールに行くようになりました。平泳ぎで一人まったりと泳いでいるらしい・・・

ギターを弾く時間は少し減らしたみたいだし。

そういう風に前向きに自分で動けるようになったので、エリックなりに大人になって来たんだなと感じます。
(2008.09.22 00:48:56)

Re:整形外科にて(09/06)  
はならり さん
クリッペル-フェイル症候群をしらべていて、目に止まりました。通りすがりの者です。

私の娘もおそらく同じ疾患です。
単に首が短いなぁとは思っていたのですが、やっぱり成長するにつれ周りの子たちと並ぶとおかしい。身長は同じくらいなのに、見た目の違和感がある。後を向く時は肩全体を向けるし。でも私も全く同じで、病院で聞いた時、曖昧で調べてもくれなくて、「個性」ととればねって笑って終わりました。だから私もその時から一度も受診しなかったのですが、先日自分が通う整骨院で何気に「うちの子首が短いんですよね、なんとかなります?」て聞いてみたら、一度みせてくださいと言われ連れて行くと、可動域が普通の人の半分以下、15度程度と。初めて明らかに何かの病気だと思いました。それで、今ネットで調べていたらクリッペル-フェイル症候群を目にし、間違いなくこれだと確信しました。うちの娘は現在13歳、右耳は生まれつき聞こえません。まさに症状は合致します。周りで同じ症状の人は見たことないし、首が短いと調べてもなかなかこの疾患に辿り着かず、そんな病気ないのかな、やっぱり個性なのかと思いました。がやっと見つけました、すぐに病院で検査してもらおうと思います。ただ基本は放置なんですね、年頃の娘を思うと見た目も気にしていますし、何とかしてやりたいんですけどね。。 (2017.09.10 01:19:41)

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