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2006年03月13日
テーマ： 本日の１冊(3748)
カテゴリ： お勧めBOOK
電子の星
池袋ウエストゲートパーク4
【目次】
東口ラーメンライン
池袋東口に出したラーメン店。ネットに営業妨害の書き込みが激しくなり探偵の俺が呼ばれた。
*******************
初っ端からありふれた話。なんのひねりもなく、この本を手に取った事が少し後悔。。。
ワルツ・フォー・ベビー
５年前上野のヘッドが池袋で殺された。今年も命日に父親が来ている。軽い気持ちで周りに聞いてみるよとは言ったものの、どうやら上野の連中は何か隠しているらしい。本腰いれてみるか。
*******************
上野に出入りするたびに警告をうけるマコト。絶対何かがあると 読み手も入り込む。
私は、最初は殺された男に同情していたが、それは死んで良かったと思うようになった。
チームも彼女もホット胸を下ろす気持ちはよくわかる。マコトも今回ばかりは、コラムにも書けず
死んだ男の父親にも真実は語れず、何も得るものはなかったというところか。
黒いフードの夜
１４歳のビルマ人の少年サヤーは、身を売って家族を支えていた。が、同じビルマ人の運転手ガロンに監禁され仕事を強要され始めた。今回は、ガロンが二度と少年に手を出せないようにしないといけない。
*******************
サヤーが７０分で２万稼いでも、４０％は店・５０％はガロンに取られる。
この話は、警察を介入させて業者を捕まえても運転手のガロンの罪は軽いと言う事。そこで、
｢肉体的痛みより 精神的痛みのほうが 、人間には応えるんだな｣と思った。
電子の星
一枚７万もするCDRを再生すると、乳房を切られる女性･舌を四又にさせられる男･左手首を切断する少年などが映し出される。今回の本当の悪は、これを見ている観客どもだ!SMが過激化しすぎている。俺が、あのステージに立たない限り尻尾は捕まえられないだろう。
*******************
う～ん。さすがタイトルになってるだけあって、なかなか凄い内容でした。
マコトと一緒に、CDRを見ている時はこっちも｢どんな事がおきるんだろう｣とか
怖いものみたさ的な感覚でした。それにマコトが実際応募して、左腕を切り落とすと
決まって待機してる時。ｺｽﾁｭｰﾑに着替えたり、麻酔を打たれたりしだすと、
｢逃げれるの?本当に腕大丈夫？｣と心配になりました。
この作品は、この４つの中でもスリル感がありましたね 。
＜総評＞ ★★★･･
池袋ウエストゲートパーク4までくると、マコトの上手い解決方法がわかっているため、
今度はどんな事件を解決するのだろうと当たり前の感じで読み始めました。
一つ目の、ラーメンではつまづいたものの少しずつ面白くなり、最後の「電子の星」では、
今までの、余分なものが落とされてさっぱりと、読みやすい感じにはなっています。
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