「人間って、大きいんかい、小さいんかい・・・」小栗康平『眠る男』

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2003年11月07日

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カテゴリ：カテゴリ未分類

「人間って、大きいんかい、小さいんかい・・・」小栗康平『眠る男』

群馬県が自治体として初めて本格的な映画づくりに取り組んだ、地方発映画という前例のないプロジェクトでした。山から落ちて意識不明となったひとりの眠る男を主人公に、見失ってしまった現代人の“いのち”と“いま”を寓話的に描いたヒューマンドラマです。映画はこの眠る男同様、ほとんど物語が動くことなく、ゆっくりゆっくりと先に進んで行きます。今でも精霊が息づいているような山間の風景が深く美しく、季節が月の満ち欠けと共に静かにうつりゆき、人々が”ゆったりした時間の流れ”の中で暮らしているさまがしみじみと伝わってきて何か懐かしく、人間は自然によって生かされていることを改めて考えさせられる傑作です。
「人間って、大きいんかい、小さいんかい・・・」という科白が印象的です。

監督＝小栗康平　脚本＝小栗康平、剣持潔　
撮影＝丸池納　音楽＝細川俊夫　美術＝横尾嘉良　編集＝小川信夫　
出演＝役所広司、安聖基、クリスティン・ハキム、野村昭子　1996年度作品。モントリオール世界映画祭審査員特別大賞ほか国内外の多くの映画賞を受賞。
監督の小栗康平は名作『泥の河』（81年）『伽耶子のために』（84年）『死の棘』（90年）の３作品でそれぞれモスクワ国際映画祭銀賞、ジョルジュ・サドゥール賞、カンヌ国際映画祭「グランプリ・カンヌ1990」などを受賞している。

監督　小栗康平氏のメッセージ　
「　私たちは気持ちが疲れたりすると、よく山へ行ったり川を見に行ったりします。小さく閉じ込められてしまった「いのち」がそこで癒され、元気を出そうと思うのです。「眠る男」は映画の中でこの世を去っていきますがなにかが息苦しい今日の私たちにより大きないのちを気づかせてくれると私は考えます。『眠る男』が多くの人たちと多様に出会ってくれることを願ってやみません。」

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CAT-O

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最終更新日 2003年11月25日 18時57分48秒
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■コメント

Re:「人間って、大きいんかい、小さいんかい・(11/7)

pglove さん

人口二百万人記念映画っていうのがなんとなく気になってしまった。 下の書き込み。 あはは。なんだか同じ市の人がけっこういるみたいですね。 いつになったら私はこの町が好きになれるんだろう。私はえっとS学院やG国神社が比較的近いところにすんでます。 住めば都というけれど、、、。 ジャズはあまり聴かないんですよね。盛んらしいけど。どうもインプロビゼーションとかあるすぎりときって短くしたくなる。とかいいながらコルトレーンとか色々うちにはあるんですが、、、。 ではでは (2003年11月07日 18時56分40秒)

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Re:Re:「人間って、大きいんかい、小さいんかい・(11/7)

CAT-O さん

pgloveさん ＞あはは。なんだか同じ市の人がけっこういるみたいですね。 いつになったら私はこの町が好きになれるんだろう。私はえっとS学院やG国神社が比較的近いところにすんでます。住めば都というけれど、、、。 業座市は、頭狂都に近いせいもあって昔から一歩引いたような風情のある街ですねェ～。あいかわらず...。 最近、Ｊ-ＰＯＰとかＪ-ＪＡＺＺとか使われてますが、私は、もうこの”Ｊ”国に住人になってしまってますね。この”Ｊ”国、国旗も国歌もまだありませんが、いつか国旗はためく下に集まることが出来るのでしょうか？ああ～選挙でまたうるさくなりますね。 (2003年11月07日 20時39分10秒)

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Re:「人間って、大きいんかい、小さいんかい・(11/7)

viafm さん

色々知っていますね。 不思議な感じです！ チャオ☆ (2003年11月07日 21時15分18秒)

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Re:Re:「人間って、大きいんかい、小さいんかい・(11/7)

CAT-O さん

viafmさん ＞色々知っていますね。 不思議な感じです！ チャオ☆ ---- いつもご覧下さってありがとうございます。あとでﾗﾋﾞｱﾝﾛｰｽﾞ聴きにまいります。 チャオ★！ (2003年11月07日 22時54分30秒)

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