私の湘南スタイル

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「起業のたまご」




起業のたまご実施報告書(女性と仕事の未来館)

http://www.miraikan.go.jp/kyaria_kaihatsu/056_03.html
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「起業のたまご」平成13年7月26日(木)~27日(金)


【カリキュラム】

第1日目 7月26日(木) 起業の心構えと事業の選択
13:00~14:30 川西正己
[川西経営コンサルティング代表]
小さな事業を成功させるために
14:45~16:15
成功事例発表
16:30~17:30 星野暁子
有限会社ティア代表取締役


第2日目 7月27日(金) 事業計画
10:00~11:45 望月建治
[神奈川県相模原商工労働センター所長]
事業計画作成演習
13:00~15:30 望月建治
[神奈川県相模原商工労働センター所長]
谷内由美子
[財団法人神奈川中小企業センター室長補佐]
個別相談
15:45~17:30


女性起業家の成功事例
講師: 星野暁子〔有限会社ティア代表取締役〕




◇起業のきっかけ
 子供が小学校に入学し、子ども会の会長を引きうけたが、他の母親たちは皆、嫌々役員を引きうけている様子だった。どうすれば母親たちみんなに楽しく仕事をしてもらえるのか、みんなの不満は何なのかを考えてみたところ、母親たちは、外で働きたがっていることがわかった。「あなたの妻能を登録しませんか?」というキャッチフレーズで、家事の代行サービスを行う「エレガンスネットワーク」を立ち上げた。会員に仕事を提供することを目的に商品開発なども手がけていた。好景気の時代ということもあり、銀行から融資を受け、エレガンスネットワークを株式会社ネットワークサービスとして組織化することになった。業績も順調に伸びていった。しかし、会社が大きくなるにつれ、「主婦が自分の能力を活かせる仕事を提供する」という自分の一番やりたかったこと会社の方向性に違いが出てしまったため、会社を辞めた。再び、一人で「エレガンスネットワーク」を始めるために、神奈川県中小企業制度融資(スタートアップ資金)から融資を受け、平成9年に有限会社ティアを設立した。

◇資金調達と事業計画
 神奈川県中小企業制度融資(スタートアップ資金)を申請し、実際に融資を受けるまでには、6ヶ月もの期間がかかった。申請には、決められた申請書だけでなく、自分のアイディアや日々やってきたことを企画書のようにまとめた分厚いノートを提出した。担当者に自分の情熱や思いを伝えることが大切だと感じた。担当者に理解してもらうためには、(1)これまで自分がどのように地域に貢献してきたか、(2)地域でどのような活動をしてきたのか、(3)行政とどのように関わってきたのか、(4)事業に新規性はあるのか、(5)事業に成長性はあるのかがポイントである。

◇事業を発展させていくために
 組織は、一人では運営できない。自分の「思い」をできるだけ、多くの人に伝え、多くの協力者を得ることが大切である。異業種の交流や近隣市町村の婦人会などにも所属し、積極的に多くの人と知り合うようにしている。何かをやりたいと思ったときには、とにかくやるしかないという気持ちで、行動に移し、それを大勢の人にわかってもらうようにしている。
 商品開発では、「湘南セレクトクラブ」というブランド名で「一番」になれるものを作るようにしている。地域に貢献できる本当によい商品を作ろうという明確な目的があるので、周囲の理解を得ることもできる。

◇湘南セレクトクラブ
 「セイフティー、リーズナブル、オリジナル」をコンセプトに健康茶などを企画販売している。地域に密着したビジネスをやりたい、湘南ならではのおみやげを作りたいという「思い」に地元の商工会議所なども賛同してくれ、開発にあたっては、資金面やパッケージの制作など、協力を得ている。


起業を志す女性へのメッセージ
やりたいと思ったときが事業を始めるタイミング。とにかく行動を起こすことが大切である。
自分の「思い」を強く持てば、それは必ず誰かに伝わるはずである。







起業のたまご実施報告書(女性と仕事の未来館)
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