第三章最終話「さようなら」


 そしてあっという間に3年目が来た。
3年なんてとても早い。
3年経てばかなりなつく。
とっても可愛くてしょうがなかった。3年目の春が来た。
春は気持ちが良くて犬も気持ちよさそうだった。
でもだんだん夏にちかずいてくると、
又、「ゼーゼー、ガーガー」言っている。
『本当に大丈夫かなぁ?』病院に行った方が良いのかなぁ?
っと思っていた矢先に・・・・・。

 その日私は外出していた。
午後5時30分ぐらいに帰ってきた。
犬は庭の日のあたらない場所に居て、当然小屋の中に居る。
その日は珍しく35°も有り人間でもとてもじゃないぐらい、暑かった。
だけど犬は人間より小さくて、よりによってその犬は小型犬だ。
だから余計に暑いのだろう。

 私が帰ってきて、小屋を除いた。
そしたら・・・
犬は転がっていた(力がぬけているように)。
私は寝ているのだろうと思い
その犬の名を呼んだ。
だけどいつもなら名を呼ぶと飛び起きるのに今日は違う。
なんだかおかしい。
小屋のドアを空けて犬にふれたら、
火傷するほど体が暑かった。
その犬は中国の寒い所の犬だから、
日本の気候に合わなかったんだろう。
すぐにお母さんに電話して
車で近くの動物病院まで急いでいった。
犬を必死に抱えて。もう息は無く、目をむいて、舌を出して。
力も入ってなかった。

 そして3,4分経ったところでやっと
動物病院についた。
先生にじじょうを言い、すぐに診察してもらった。

だけど、もう帰ってくることは無かった。

先生に「もう私にできることはありません。申し訳ないです。」
と言われた。その時に私は涙が流れそうになった。
だけど泣いたりしたら犬が余計に天国に行けなくなっちゃう。
だから必死でこらえた。
我慢して我慢して。でも涙が出てくる。
我慢しきれなくて。
その日の夜に、大泣きした。
大好きだった犬がもうこの世に居ないなんて・・・。
でもしょうがないと思った。
死んじゃったのは辛いけど、そのこの運命なんだから。
私達が決めれないその子自身の運命だから。
夜の寝る時に、犬の元気だった3年の月日の
映像がいっぱい映ってきて。
私はそのひねれなかった。

「天国に行っても私の事忘れないでね」

それが一番の願いだ。

「さようなら。」

「又会おうね。」

              [終]

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