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EMILIVE(feel relaxed)
守小屋へ 2006/7/8~9
群馬の山奥、森の遊学舎の本拠地。
タイマグラばあちゃんを見て、体を動かす喜びを
なんて言ってるそばから、勢いで体験してきました。
考え込むと何もできないが、考えないとなんでも勢いで動けるのだ。
行きの車でようやく気づく。
「ぼっとん便所か! 覚悟できてないや!」
はじめて 水道も 電気も ガスも ないところへ。
+
昼間は用事があったため、到着したのは夜の9時半頃。
人の顔が見えません。
竹さん一家と「こんばんは~」と挨拶するも、顔がよくわからない。
ヘッドランプと小さなライトで足元確認。
薪ストーブを囲んで8人。
炎がはぜるのを見つめる。
木の先にさして焙(あぶ)ったマシュマロは とろけるようだった。
大鍋でゆでた枝豆は ぷりぷりだった。
暗闇の中で入る薪で湧かしたお風呂は やわらかい湯だった。
夜のぼっとん便所は 怖くて行けなかった。
雨漏りする家 初めて見た。
ボウルを置いて 天井からしたたる雨音を聴いた。
ドリフだ。
一度眠った子どもたちも起きてきては
「眠い~。でも、なんかいいことありそうなんだもん!」
大人は大笑い。
こうして夜は更けていきました。(終始、真っ暗だけど)
生まれて初めての寝袋にくるまったけれど
背中が痛くて何度も寝返りをうった。
正直な感想は
「すっごいところへ来ちゃったなぁ…」
+
明け方 差し込む緑の光に目が覚めた。
朝日が染めはじめたばかりの眩しい緑が
ぐるりと部屋の窓を囲んでいた。
前の晩に漆黒だった世界は
初夏の若葉色にチェンジしていた。
喉がカラカラなので、台所へ水を飲みに。
川からひいたホースから、手ですくって飲む。
流れっぱなしの贅沢な蛇口。
+
二度寝から、人の話し声で目覚める。
ぼっとん便所は久しぶり。
怖いので、旦那に戸のところまでついて来てもらう。
下までばっちり見える和式。
くさーい。
でも懐かしい。
子ども二人はすでに外へ。
小屋の前の草むらを駆け回っている。
わたしも寝間着のまま外へ。
裏手の小川に降りていくと、旦那がすでに岩の上にいる。
子どもたちも。
わたしも足をつけにいく。
冷たい。
+
女性二人は料理班。
わたしも女なんですけど、ちょっと失礼してはじめての薪割り。
憧れだったの。
乾燥した木を鉈(なた)で割る。
こんこんこん、かんっ
やみつき。
薪割り人は子ども二人とわたし。
こんこんこん、かんっ
男性陣は、裏の川べりで、太めの枝をのこぎりで切っている。
通りがてら旦那に「なんだ、こっちは子ども三人か」と言われる。
そんなとこです。
薪を割りながら、「これが朝飯前ってことかぁ」と思う。
+
「ごはんができたよー」のひと声で、一同ストーブの周りへ戻る。
土間からよじ登って、コの字で鍋を囲む。
コをふさぐのは、火を起こし火を守る男、るぱん。
かまど炊きのごはんが、手渡しでまわってくる。
お味噌汁は反対側からまわってくる。
ぐらぐらに煮えたヤカンから注がれたお茶がまわってくる。
8人の前にお茶碗が揃ったら、子どもの「いただきます」の声で
みんなもいただきます。
炒めトマトと冷えたキュウリと、おしんこだけのおかずだけど
おいしくておいしくて、ご飯がすすむ。
昼でも土間はうす暗くて、正面のるぱんの顔は逆光で見えないほど。
世間話をして、なごやかな時間。
話しながら、まこちゃんが、とうもろこしの皮を剥いていた。
一枚一枚ゆっくりと慈しむように。
皮は乾燥させてお茶にするとおいしいんだって。
姿勢を正して座り、作業する手つきが美しくて
なんだかおばあちゃんを思い出してしまった。
+
少し昼寝するという竹さんパパを残し、みんなで散歩に行く。
川沿いの山道をゆるやかにのぼっていく。
右手も左手も上も深い緑に包まれて、わずかに見える白い空からは小さい雨が落ちてくる。
るぱんが飛んで折りとった枝から、山椒の実をちぎってくれる。
噛むとくちびると舌がしびれたので、みんな舌を出して歩く。
川の対岸に小さいネズミを発見し、みんなでワイワイ近付いて眺める。
慌てたのか、ネズミは首をふりふり岩を伝っていき
足を滑らしてみるみる川に流されて旅立ってしまった。あーあー
さらに進んで行くと、数十メートル先を大きな鹿が飛び跳ねていった。
緑一色の森の中で、明るい茶色の姿は神秘的に見えた。
山の神様のいる鳥居の前で、みんなでお参り。
雨で滑るから登蕕覆い噺世辰討い燭里世韻
「登りたい人~?」とるぱんが聞くと「はーい!!」と子どもたちが挙手。
…不安なわたし。
「じゃあ、いきますか」
…はい。
肩幅くらいの橋を渡って(すべる!)、鳥居をくぐり岩をよじのぼる。
ずるずる滑りながらもなんとか到着。
畳二畳ぐらいの頂上には、神様のほこらがありました。
みんなでもう一度お参り。
「お邪魔しています。ありがとうございます」と心の中でご挨拶した。
帰り道では「みず」という山草を探しては摘んでいく。
もしゃもしゃと生えているだけの緑の草の中から
目的の草が見つかるとそこだけ飛び出しているみたい。
区別できるってことは、新しい目を持ったみたいだ。
+
お昼ご飯までの間にもう一仕事。
のこぎりで切った枝を、運んで積み上げていきます。
水を含んだ薪は重くて重労働。
わたしなんかは腰が痛くなってしまった。
子どもたちはせっせと籠(スーパーの)に薪を積み
坂を駆け上って運んで行きます。
二年前にイルカの楽校で出逢った竹さんも、もう5年生。
もうすぐ背の高さも抜かれそうだわ…
弟の小竹くんもお兄さんに負けないくらい力持ち。
頼もしい。野人への道を確実に進んでいるねぇ
綺麗に薪が積み上がった様は壮観で、崩したくないほどだわ。
これが乾燥したらまた薪割りですね。
+
汗を拭き拭き、部屋の中へ。
疲れたのでしばらく横たわっていました。
引き戸ごしに緑を眺めていました。
(サザエさんちの縁側を想像してくれたまえ)
緑の中を紋白蝶がひらひらと舞ったり
ひぐらしが涼しそうに鳴いていたり。
『ぼくの夏休み』の世界って本当にあるんだな~、と
バーチャルとリアルの体験順が逆なんですけど思ってしまった。
目線のすぐそば、床の上を大きいアリが何匹か歩いている。
まあね、あらゆる戸には隙間があるし
押し入れの床にも大きい穴が開いているし(段ボールでフタしてあるけど)
どこまでが家の中でどこからが家の外か、境目が曖昧で、
自然が出入りしているような、そんな守小屋ですものね。
ごはんだよ~、と呼ばれて起き上がる。
本当に料理はお任せっぱなしでした。
摘んできた「みず」の根っこを叩いてネバネバさせたおひたしは
竹さんのお手製です。
香りがよくて、とってもごはんに合うなぁ。
蒸したとうもろこしは、しゃっきりと甘い。
大勢で分かち合っていただくご飯は、それだけでおいしい。
幸せだなぁ。
ごはんのおこげも噛み締めていただきました。
不思議なもので、暗さにも人間の目は慣れるようで
この頃には十分みんなの顔も見えるようになっていた。
+
4時に守小屋を出発。
鍵をするから、と言うので見ていると
すべての戸をがらがらと閉めて 背の高い脚立を入口に立てかけた。
それだけらしい。
森の入口まで車で降りる途中で、湧き水を汲む。
行列して、ペットボトルにたくさん汲む。
森の樹に濾過されたお水をすくって飲んだ。
子どもたちは、鹿のように顔を水面につけて飲んでいた。
車を止めて、千年の樹に会いに行った。
森の遊学舎のホームページのトップにある大きな樹。
会いたかった樹。
けれどもね。
その道のりは、かつて経験したことのない道でしたよ。
山の急斜面の、敷き詰められたぐっしょり落ち葉の上を
四つ足で登りました。
体力、筋力が落ちているので、泣きそうになりました。
子どもたちは軽快にさくさくと登っていましたが
どうしてもわたしは遅れをとってしまうのです。
すぐ後ろで旦那さんがずっと励ましてくれました。
何度か行くのを諦めようかなとも思ったけど
千年の樹、見たかったんだもん。
もうこんなところ、来ないかも知れないし(笑)
文字どおり、四つん這いでなんとか這い上がり
横に倒れた樹の太い枝が見えて来たときは
「わぁ~、ほんとに来れた!」と力がぬけた。
樹の中にも入れるらしいけど、よじ登る体力が残っていなかったので断念。
姿は見えないけれど、子どもたちが中から「おーい! 見えるー?」と叫ぶ声が響いていました。
それにしてもすごいよ。
森の中の秘密の場所。
動物たちの世界に迷い込んだ感覚。
カモシカや熊の通り道らしいよ。
霧に包まれて落ち葉の絨毯の上に座る。
秘密の場所だから、これ以上語らず秘密にしておこう。
縄文杉は人の神様っぽかったけれど
千年の樹は動物の神様っぽかった。
+
下界へ降りて、泥々のスニーカーの足を川ですすいだ。
わたしのヒョウ柄スニーカーは、泥色に厚塗りされていたし
旦那さんのは靴底がめくれた。
ついに手放す時がきましたね。おつかれさまでした。
車まで戻り、解散することに。
ありがとうございました。
みんなと笑顔で手をふる。
わたしはここまでに10回は転んでいたので
ズボンのお尻が泥でべちょべちょで気持ち悪い。
スカートに着替えて、帰路へ。
降りしきる雨は、山の中だと気にならないのに
町へ行くほどに、窓ガラスを叩くのが気になる。
「なんだかさびしくなっちゃったね」
二人でいるのに、みんなで過ごした後はさびしいな。
町のスーパーで野菜を買いに途中下車。
おいしかったキュウリ、トマト、枝豆、とうもろこしを購入。
うとうとと眠ってしまったわたしの隣で
旦那くんは赤い目をして車を走らせてくれました。
家に帰るとお風呂を沸かし、体をあたためて
倒れ込むように眠りました。
+
翌日の夜は、とうもろこしと枝豆をゆでて
冷やしたキュウリとトマトに味噌や塩をかけて夕飯にしました。
味の濃い野菜は、よだれが出るほど、のどが鳴るほどおいしい。
満月を眺めながら、ろうそく一つで食べてみました。
「二人のキャンドルナイト」です。
はじめは目が慣れなかったけれど
次第にものの輪郭がはっきりと浮かび上がって
火の揺らぎも色もあたたかみがあってステキです。
ロマンチックかと思いきや、薄暗さ+お腹いっぱいで
ひっくり返るように眠ってしまった旦那くん…
ま、いいけど。
+
深い森
暗闇
炎
すべてが生きものだ。
あの場所を知ってよかった。
あそこではとても生活できない
と思う一方で
あの場所があってよかったなぁと。
二度と来ないかもなぁ~
と思う一方で
また帰りたいなぁ~と。
守小屋みたいな場所があるってこと
あそこにまた行けるんだ って思えることが
自分のお守りのようです。
だから守小屋なんでしょうか?
冬は死にかけそうだから嫌だけど、今度は秋に行ってみたいなぁ。
豊かな森は色付いているのかな。
この体験をお守りにして 生きていけそうです。
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