EMILIVE(feel relaxed)

EMILIVE(feel relaxed)

6 JUNE




きのう泣いたので目がしぱしぱする。
今日はまったくのフリーday.
ダイヤモンドヘッドに登ることにする。
ブルーラインで出発。


途中、カピオラニ公園を通ると、とても涼しげな緑の芝で、いいところだなって思う。
高級住宅街カハラを抜けて、上へトロリーが登っていく。
空の青と、山の赤茶と、木々の緑、赤や黄の花。
きれいだなあ。
これが今だけでなくて、一年中続くんだな。
不思議なくらい。


登山口について、トンネルを通って、$1払って登りはじめる。
小鳥がたくさんいる木の元を通り抜け、上へ。
乾いた茶色い山がぐるりと囲み、サボテンの仲間があったり、ボンボンみたいな植物があったり。


登りながら、ジャングルを思い出す。
あれに比べたら、この鋪装された道などオモチャみたいだけど。
ひたすら通路に沿って登るだけ。
それでも上へいくほど景色がよくなる。
心臓破りの階段を登りきると、視界が開けて360度のワイキキが見えた。
風が吹き抜けて、火照った顔に心地よい。


海が、水平線が青くて、気が遠くなる。
その向こうには何の島影も見えない。
飛行機が大きい姿で、海上へ飛び立っていく。
わたしもあれにのって帰るんだ・・・。
ここはほんとうに神様が置いたとしか思えない楽園の離島なんだ。
ぽかりと太平洋に浮かぶ光る島。


つねに貿易風が吹いているから雲がものすごい速さでもくもく流れて、
東の山脈にぶつかって雨を降らせる、というのが目に見えて理解できる。
海の方はブルー一色で透明でキラキラしている。どこまでも広く。
ふり返ると、山の連なりに雲がぶつかり続けて、空はグレー一色。
島の中を車で走っていても、天気がどんどん変わる。
島中で雨だったり晴れていたり。


オーストラリアから来たおじさんが「what a lovely breeze!」って言ってた。
lovelyって言うんだ。breezeって言うんだ。へー


頂上から見てわかったのは、ダイヤモンドヘッドが巨大なクレーターだったってこと。
クレーターの中を登っていたのですね。
だから、山とは景色がちょっと違うんだ。


そして下りる。下りは楽々。
余裕も少し出るので、周りを見ていたら小さーいねずみが横切った。
すしサイズの小ねずみ。
外人の顔してる。トッポジージョみたいな。
見てたら岩の裂け目に入って行っちゃった。
それからも2匹また発見して、しゃがんで見てたら
歯の矯正をした男の子が来て不思議そうにしてたので
small mouse、って教えた。i saw three mouse.って言った。miceか?
そしたらパパに報告して、it's funny って言ってた。


下山。入口の大きな木の木陰に腰を降ろしてしばし。
ハワイの小鳥たちは想像以上に近づいてきてくれる。
手を伸ばせばつかめるくらい近くに来る。
顔だけ原色の赤の小鳥(brazilなんとかって言うんだよな)や
鳩と雀の間の大きさの小鳩や、くちばしが黄色い鳥。
そばで見ると羽が何枚も何枚も。


それにしてもハワイの鳥って、みーんなつがいで歩いている。
ここは愛の島なのかしら。
せつねぇ。
わたしが一人で歩くのを、横目で見送るんだよ、奴らは。


+++


スノーケルに最適の透き通る海、ハナウマ湾方面に行くつもりが
ブルーラインがちょうど2台来て、間違って乗ったらしく、ワイキキ方面へ戻ってしまう。


ハナウマベイは諦めて、ワイキキの端っこで降りる。
少し歩道を歩くと、茂みに子猫がいた。
アメリカンショートヘアみたいの。外人の顔のきれいな、まだ小さーい猫。
ハワイに来てはじめてねこみた。
とりあえずしゃがんで、同じように、おいでおいでしてみる。
一応「come on」と言ってみる。
奥から興味深そうに覗いていた。


そうだ、雑誌のTARZANに載ってた日本料理のIRIFUNEに行ってみようと思い立ち、
記憶を頼りに歩く。ワイキキの外へ。
人はぐんと少なくなって、ローカルっぽい町の雰囲気に。町の図書館も発見。
自転車にのった少年たちや、スケボー少年、アラ・ワイ運河で釣りをする人、
ベビーカーを押した親子連れなどが歩いている。
日曜の午後はけだるくていいかんじ。


大通りの端まで歩いてIRIFUNEを発見したが、閉まってた。
平日のbusiness time だけみたい。がくり。また今日も食べそこなっている。


そばにシェーブアイス屋さんがあった。
ローカルの人たちが店頭に腰掛けて、食べている。
あまり暑くてフラフラしたので入ってみた。
アルバイトのかわいい少年がいた。
町のパン屋兼アイス屋さんみたいな感じ。
モカアイスを頼む。さらっさらのかき氷。雪みたい。
めちゃうまいぞ。
窓際に座って、通りを眺めながら食べる。


歩いて戻る途中、古着屋さん発見。
おもちゃもいっぱい飾ってあって、ふらりと立ち寄ってみる。
ドアを押して入ると、目が暗くてよく見えない。
ものだらけの広い店内をぐるぐる歩いてみる。
ヴィンテージのアロハシャツやムームーがいっぱいあるが、結構いい値段だな。


Tシャツが欲しくなって見てたら、小さいサイズの可愛いデザインのを発見。
そのあたりのTシャツはどれも「roxy」ってロゴ入りだ。
お店の金髪のお姉さんに、これはハワイのブランドなの? って聞いたら
にこやかに話してくれた。とても陽気な人。
boyfriendがquicksilverを着るとすると、girlfriendがroxyを着るんだって。兄妹ブランド。
「ロコガールが着るのよ。わたしの友だちなんて全身roxyよ、ベルトやバッグまでねー。」
たしかに可愛いので試着してみた。
largeって書いてあるけど、ちょうどよいのでkid's sizeなのかもなぁ。
お姉さんに聞くと、そうかもって言ってた。
はまって3枚も買っちゃった。
(でもあとから聞いた話によると、日本ではroxyって109に入ってて、高校生ギャルが着るんだって。しまった)


お姉さんも日本に来たことがあるらしくて、小銭を数えられないわたしを手伝ってくれて一緒に笑った。
わたしも日本では「あー」って両手に小銭を載っけてたのよー、って。
aloha! と別れる。
サングラスを忘れて取りに帰り、aloha again!


HONOLULU ZOOの前に、大きな大きな木のある広場がある。
その木陰に入り、ベンチで休憩。コーラ飲んでお菓子食べる。
ラジカセ持った黒人くんとか、一人で本読んでる人とか。
南の島には大きな木が必要だな。
木陰はなんとも涼しくてよい。


そのままカピオラニ公園の入口付近に、日曜市を覗きに行く。
インディアンの市をやっていた。工芸品、アクセサリーなど。


歩いてホテルまで帰る。疲れ過ぎてふらふら。食べてないし・・。


途中、ワイキキビーチでサーフィンを眺めたり。
次回は絶対にサーフィンしてみよう。
海へ、海へ、繰り出すぞ。
わたしも波乗りサーフライダーになってみたい。
ブルーの水面がどう見えるのか見てみたい。
ジェラシー。


友達ができないとやっぱり一人旅は孤独だ。
楽しいよ、すごく。
でも、その楽しさを話す相手がそばにいないのはもったいない。
友だちと仕事があるなら住みたいぐらい。


+++


夜はフラを見に行くか迷ったけど、クヒオ・ビーチまで行ってみる。
やっぱりくたくただ。声が出なくなってきた。
話すのも億劫だ。
ABCストアの女店員にやたら冷たくされる。
うどんとむすびと緑茶を買って、ホテルの部屋に戻る。


シャワー浴びて早くねた。



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