EMILIVE(feel relaxed)

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伊香保温泉の旅 2005/11/27




わたしの病気の療養と
旦那の誕生日後祝い&わたしの誕生日前祝いを兼ね兼ねで。
今年は恒例の渋温泉の企画に、入院のため参加できなかったので
温泉リベンジの意味もこめて。


伊香保温泉へは、練馬から関越道に乗って。
練馬区在住になったため、早い早い! 近い近い!
日曜の下りということもあって、小一時間で群馬へ。


車内で「新蕎麦」の話になり、おいしい蕎麦が食べたいねなんてことで
渋川で降り、蕎麦通もうなるらしい「そばげん」へ。
天ざるをいただきまっすー。
舞茸の天ぷらがぷりっぷりでおいしかった。
そばもコシがあっておいし~。


3時には伊香保に到着。
「日本昔ばなし」に出てきそうな小高い山の中に伊香保温泉はありました。
坂道が急で、車で上るのも大変そう。


+++


宿は「森秋」という旅館です。
今年7月にリニューアルしたてということで、お部屋の畳も真新しい匂いがします。
洗面台が陶器だったり、浴衣もモダンな色使い(女性用はうぐいす色に紫ピンクの柄)で素敵!
もちろん浴衣を着て、ばりばりテンション上がりました。
袖振り踊りくらいはやってのけます。


「赤い靴」や「しゃぼん玉」などの童謡をかいた野口雨情の定宿だったらしく
売店やお風呂には静かなアレンジの童謡が流れていました。
(しかし「雨情」って名前、素敵だなぁ。)


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日が暮れる前に、散歩に出掛けようということになりました。
4時過ぎにはもうだいぶ薄暗く、カメラを持って出たものの
紅葉の色を写すには光が足りないくらいです。
「冬至が近いのね」


久々に手にした一眼レフ(旦那のを借りた。わたし自身のは、カビて以来お蔵入りしたまま)で
すべてマニュアルで、一枚ずつ丁寧に写真を撮ってみます。
「カメラを首から掛けるとき、嬉しそうな顔するね」


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伊香保温泉名物だという石段へ。
急な石段が続く道の両脇には昔懐かしい商店が立ち並びます。
射的屋さん、酒屋さん、民芸品やさん、駄菓子やさん。
石段の灰色に、カラフルな色使いのお店の看板が映えます。
もみじも赤い。


石段を抜けた山道をさらに上っていくと、赤い橋に辿り着きます。
橋の下には、茶褐色の温泉の川。
紅葉の見ごろには少し遅かったみたいで、どこもかしこも落ち葉が敷き詰められていました。
ふっかりと落ち葉を踏んで歩きます。
見上げると、薄明るい白い空に、黒い枯れ枝の模様。
途中の一か所だけ、赤く黄色く折り重なった紅葉が見事でした。
「やっぱり山は寒い寒い。宿に帰ろ」


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冷えた体をあたためるべく、まずは内風呂へ。
茶褐色のお湯は初めてで、最初はちょっと「汚いなぁ…」と面喰らいましたが
入ってみれば、あらするり。
鍾乳洞みたいな、茶色くなった岩風呂でぬるめのお湯でご満悦。


脱衣所もとてもきれい。
贅沢に畳が敷き詰められていて、濡れた素足に心地よい。


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さて、いよいよご馳走ですよん。
旦那がお部屋食の宿にしてくれたのです。
これまで部屋食のできるところにはほとんど泊まったことがなかったけれど
部屋食ってすばらしいね!
リラックスして食事を楽しめます。


お膳の上に色とりどりのお皿が並びます。
お肉、お刺身、舞茸の天ぷら、土瓶蒸し、煮物などなど
どれに箸をつけても美味しいのなんのって…
こんなに美味しい食事は久しぶりだぁ~~(涙)! とすべてたいらげ
たいらげた瞬間に、畳にひっくり返るとそのまま寝てしまいました(笑)


…起きたのは一時間半後。
旦那、あきれる…
わたし、太る…


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貸し切り風呂に入ったことはありますか?
ちょっと贅沢な響きだし、今まで家族で入ることはなかったから
利用したことはなかったけれど
今回は宿の人にすすめられるままに1時間2000円で貸し切ってみました。

檜の四角い小さなお風呂です。
つい立てに囲まれて外からは目隠しになって、こちらからは桜の木が見える感じ。
湯気がもうもうと立ち上って、ただただ暖まるだけで天国。
人に気を使うこともないし、これは味をしめてしまいましたよ。




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