EMILIVE(feel relaxed)

EMILIVE(feel relaxed)

12.25




7:00
起床。窓から見あげる空はどんよりくもり。
でもすでに、通りをランニングしている人もいます。
わたしはワクワク お目目ぱっちり
さとしくんはねむねむ スースー
今日は何をしようかな。


7:30
朝ごはん。ロールパン3つはあつあつで、バターもおいしい。
コーンスープ、ソーセージ、スクランブルエッグ、サラダ、コーヒー。

「まるひ」にてスニーカー購入。
これがなくては歩きに行けない。(スニーカーを忘れたので)
安い履き心地ですけれども、いざ出発~!

まずは、エコツアーガイド「ソルマル」を訪ねて。
すでに午前のツアーに出ているらしく、誰もいません。
仕方ないので、お散歩続行。
トンネルを抜けて、清瀬の交差点へ。
このトンネルはひんやりと冷たく、横穴があったりして少し怖い。
戦争の名残なのでしょうか。

清瀬の交差点まで歩いたところで、すでにバデバテになったわたしは
木陰のベンチでひと休みさせてもらいました。
木漏れ日があたって心地よい。
ヨタヨタと杖をついたおじいさんが、懸命に歩いていた。
戦争の後遺症とかなのかな?


10:00
売店でオレンジジュースを買って、とびうお桟橋へ。
チラチラと船影を泳ぐ、熱帯魚のような小魚を見て感動。
(しましま魚たくさんいた。)
南の島へ来たんだな~、はるばる来たんだな~、と実感。
光のさす水面を眺めているだけで笑ってしまう。
しあわせだぁ。


+++


さて、バスに乗って小港へ行ってみようということになり。
バス停でおやつを食べながら、バス待ち。
やってきた村営バスに乗り込んで(300円)。

なるほど、バスでないと行けない距離と勾配をスイスイ走ります。
扇浦(扇状になった海岸)の辺りには、ジャングルっぽい木々も現れておもしろい。
道端にはハイビスカス。

終点の小港海岸で降りたのは、わたしたちとサーファーの女の子2人。
地元の人だろうな。
サーフィンもできるところがあるのね。
ウエットを着たままボード片手にバスに乗れるとはいいね。

防風林のみどり色を抜けると、ブルーの海と白い砂浜。
ワオーー!! と2人にやけが止まりません。
さっそくズボンを膝までたくし上げて、波に足をひたします。
冷たい… けど気持ちいい。

日差しは強くて、水平線は青くて
風は心地よく、波はぬるくゆるく。
天国みたい~。

八ツ瀬川という川が海に注ぎ込んでいるようで
川の水と海水とがもみ合っていました。

サーファーの数が一人、また一人と増え、犬を連れた人もやってきた。
ワンコ(キャバリア)は陸でご主人待ち。
わたしたちと同じく、サーファーを見つめつつ波打ち際でウロウロ。
空は抜けるように青くて、白い雲がほんわりと流れてる。
なんという気持ちよさ。
木のデッキ(?)の上で、裸足で、手足を伸ばしてだらり。
「12月だよねぇ…。7月じゃないよねぇ…。アハハハ…」
クリスマスなんだよね、この気温、この陽差しで。


+++


あまりの気持ちよさに時間を忘れ、バスを逃していた。
このあと二時間こないので、となりのコペペ海岸へ行ってみようか。
ここから900mって書いてあるし。

木々の間にメジロ発見。よく見るとたくさんいる。
葉の明るいみどりと同じ色。
スズメくらいの大きさで、目の周りが白くてカワイイ。
ウグイスも不器用そうにないている。

しかし、コペペ海岸への900mは平地ではなかった…。
断崖絶壁コースでした。
しんどかった…けど、よいトレッキングリハになりました。
着いてみると、こちらにもサーファー2人。と、陸には女子2人。
「彼氏を待っているのかね~?」 と言いつつ
こちらは足裏マッサージをお互いに。
もう、ゴリゴリなんです。
またしても中型のハンサム犬が登場。
すました顔で爽やかに歩く。毛並みもとてもきれい。

すでに疲れ果て、お腹もへり果てたわたしたち。
手持ちの菓子を少しづつ食べ、なんとかもちなおす。
同じ山道を引き返すのもイヤなので、舗道をゆくことに。
1kmくらいでバス停があるはず。
静かで、二人以外、何の音を立てる者もいない道をいく。
途中、大規模な工事で道路を造っている。
小笠原は公共の施設がよく整っていると思う。
公衆トイレも、バスも、標識も、道路も、とてもきれい。
TSL(高速船)のためにきれいにしたんでしょうね…。
(住民の抗議活動があるにもかかわらず、結局TSLは運行していないみたいだけど…)

交流センターのバス停までゆく頃には、ヘトヘトに。
ベンチで膝枕をしてもらった。
気分が悪くなっちゃって。
つかれきりました。
そこへ停まってくれた車が一台。
コペペで会ったお姉さんが乗っけてくれることに。
助かります~。甘えさせてもらう。

彼女は地元の人かと思いきやツーリストで、レンタカーだそうな。
二度目の小笠原だって。春にもまた来るんだって。
「いちゃいちゃしまくりだったから、いいな~って友達と言ってたんです」と。
サーファーの彼女さんじゃなかったのね。
わたしの具合が悪そうで心配して乗せてくれたらしい。
ありがとうございます。
「思う存分いちゃいちゃしてください」
との捨てゼリフ(?)で港前で降ろされる。
(なんかちょっとカチン)


+++


15:00
ランチをとりたいけれど、お店が開いていないので(!)
生協で安くなったお弁当をひとつ買って、広場で分けて食べる。
おむすびや魚のフライやコロッケなど、手作りの味でおいしいのだ。
堤防で釣りをする人も多く、日曜日の風景。

宿に戻ると、ご主人が夕陽の見える三日月山展望台へ連れて行ってくれると言うのでお願いすることに。
山を車でぐんぐん登ると、見晴しのすばらしい展望台がありました。
見渡す限りの水平線に、燃える夕陽が沈む。
クジラのしっぽみたいのも見えたよー! キラーン

夜はクリスマスディナーでした。
犬のテトくんも含め、宿の人と一緒にごちそうをいただきます。

ゴボウと桜えびのパスタ、チーズリゾット、カニサラダ
骨つきチキン、ハムやチーズのオードブル、赤ワイン

どれを食べてもおいしい!
すべて娘さん(推定25歳)が作ってくれたらしい。
お料理の学校を出て、吉祥寺のお店で働いていたんだって。

宿の奥さんは、ご主人を「マスター」と呼ぶ。
聞けば、平成元年に内地から移住して来たそうで、
当時なみちゃん(娘さん)は小学生だったって。
東京の頃から商売をしていたそうで、移住は迷ったけれど
家族内多数決で決まったんだって。
子ども二人は元気良く「賛成!」と手を挙げたそうな。

なみちゃん曰く「小笠原は子育てには最高」だって。うむ。
確かに子どもが沢山いる気がする、この島。
わたしは病気の話を、さとしくんは仕事の話など少しして
夜は更けていきました。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: