英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2011/06/09
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malicorne_le bestiaire

  1. Les Sept Jours de Mai
  2. La Mule
  3. Le Branle des Chevaux
  4. Les Transformations
  5. La Chasse Gallery
  6. Le Ballet des Coqs
  7. Alexandre ? Danse Bulgare
  8. Jean des Loups (Gabriel Yacoub)


Marie Yacoub
vo, hurdy gurdy, dulcimer
Gabriel Yacoub (1952.2.4~)
vo, e-g, a-g, 5 strings banjo, mandocello
Patrick Le Mercier
e-g, violin, bagpipes, vo
Olivier Zdrzalik
b, clavinet, thumb-p, vo
Jean-Pierre Arnoux
ds, per, cymbal, gong, vo
Brian Gulland (1951.4.30~)
syn, recorder, bassoon, sax, harmonium, crumhorn, oboe, harpsichord, organ, vo
Dominique Regef
hurdy gurdy, cello, rebec, vo

produced by Hughes de Courson
photo by Lariviere (Arepi)

 前回のメトセラを書きあげた直後、無性に聴きたくなってきたのがこれ。
 たぶんこんな感じで連想したんだと思うよ。メトセラ→アメイジング・ブロンデル→古楽器→マリコルヌ。

 1974年にガブリエルとマリーのヤクー夫妻が結成したマリコルヌの7作目で、パトリック・ル・メルシェとジャン・ピエール・アルヌーは本作からの加入です。
 あ、ブライアン・ガランドはグリフォンのブライアン・ガランドその人ね。

 始まりの1曲目こそジェントル・ジャイアントっぽいプログレッシブでエクスペリメンタルな展開ですが、2曲目で早くも全員参加のアカペラをぶちかますまり子さん。
 これ重くていいなあ。スティーライ・スパンとかクラナドにも通じるよ。

 使用楽器を見てもわかるとおり、エレクトリック古楽の体です。
 ハーディガーディを弾く人が2人いたり、レベックやクルムホルン、ハープシコードが出てきたり。
 その一方ではソロもあるエレキギターややたらアタックの強いベース、ドラムといったロックな楽器も多く使用していますね。


 ガブリエルはかつてスティーヴェルの下で活動していたから音楽性が似ているのは偶然ではなさそうです。
 その他、クルムホルンでスタートするインスト6はザ・笛!って感じでものすごいグリフォンっぽいよ。

 タイトルを直訳すると「動物寓話集」となる本作は8分を費やすラスト曲以外は全部トラディショナル。
 トラッドというと単純でわかりやすいメロディが多いイメージなんだけど、ここで展開されるのはもうちょい複雑(だが小難しさはない)。
 宮廷舞曲なんかも取り込んで、あれやこれやと編曲しているのかしらね? ライナーも何もかもフランス語だからさっぱり読めんのでして。

 うつろな目で囁くようなマリーの歌声もちょっと鼻に詰まったようなガブリエルの歌声も、地鳴りのような男声コーラスも好きだなあ。みんなあまり巧くはないんだけど、このヘタウマなシンギングがなんとも言い難い魅力となっているであろうことは確実。
 これだけいろんな楽器を使っているから演奏面で注目を集めそうだけど、歌唱面もいいぞ。







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Last updated  2011/06/09 09:36:09 PM
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