全438件 (438件中 1-50件目)
エルフ、ドワーフ、人間、それぞれの種族に闇の時代の再来が迫っています。エルフのために作られた3つの指輪は、エルフの都リンドンの神樹を復活させエルフ族を救いました。しかしそれがサウロンの支配に降る道だということをエルロンドは知っています。これは、ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪(シーズン1)に続く物語です。時代は少し遡り、サウロンがオーク族を束ねようとして、モルドールのアダルたちに滅多刺しにされた事件が回想されます。死んだはずのサウロンは黒い液体になってドロドロと地中に流れ落ち、そこでネズミなどを餌に復活の時を待つんです。映画『ロード・オブ・ザ・リング』では燃える目玉でしたが、サウロンはエイリアンでしょうかね。もずくみたいな形状から通りかかった人間の体を乗っ取りハルブランドという男になり変わります。ガラドリエルが海で出会った南方国の王族の末裔ハルブランドこそ、サウロンだったんです。エルフの名工ケレブリンボール卿が住むエレギオンに、金髪の神々しい姿に変身したサウロンがヴァラールからの使者・アンナタールだと名乗って現れます。ケレブリンボールが作った3つの指輪がエルフ族を救ったと告げ、さらにドワーフと人間のためにも作って欲しいと言いました。サウロンの言葉にコロッと騙されたケレブリンボール卿、ドワーフのために張り切って7つの指輪を作ってしまいます。ドワーフ王ドゥリン3世は指輪の影響で強欲になり暴走。息子のドゥリン4世は、指輪に何か悪い力が宿っているのではと疑い始めます。オーク軍を率いたアダルはサウロンを倒すためにエレギオンに向かって進軍していました。エルロンドとガラドリエル、エルフ軍もエレギオンに向かっています。城外で始まった戦闘が激しさを増す中、サウロンはケレブリンボール卿をそそのかして人間に与える9つの指輪作りを急がせていました。隕石と共に降ってきた巨人は、小人のハーフット族の少女ノーリと共に旅に出て、魔法使いの師匠トム・ボンバディルに出逢います。トムは彼に、まず自分の杖を探さなければ魔法使いになれず、サウロンや闇の魔法使いに世界は支配されるだろうと言いました。ガンダルフというのは『杖のエルフ』という意味だそうです。ガンダルフ、若いですね〜。人間の国ヌーメノールでも大変なことが起こっていました。遠征の失敗で主君ミーリエルが政権を奪われ、新たに権力を握ったファラゾーンの命令で英雄エレンディルは海に落とされ怪獣の餌食になるか試されるんです。行方不明の息子イシルドゥルは南方国で生き延びて、なんとかヌーメノールに戻ろうと孤軍奮闘。今回も全8話で内容盛りだくさんでした。これを見るためにホビット3部作とロード・オブ・ザ・リング3部作を全部見直しましたよ。さらにシーズン1も、もう一度最初から見ました。もうこの世界にどっぷりです。 おもしろいドラマはこれ!
2024/10/29
コメント(0)
敬老の日を含む三連休、いかがお過ごしでしょうか。我が家では初日がお墓参り、中日が練習、本日は義母の誕生日会でした。テレビでは真田広之さんがエミー賞の授賞式で登壇している場面が何度も何度も放映されてましたね。『エミー賞って、なんだっけ?』と、今更ですが調べてみました。アメリカのエンタメ界では、映画には『アカデミー賞』、音楽には『グラミー賞』、演劇・舞台には『トニー賞』という年間最優秀作品を選ぶ賞が用意されています。そして最も視聴者数の多いエンターテインメント、テレビ放送に与えられる賞が『エミー賞』です。エミー賞にもいろんな種類があるらしいですね。プライムタイム・エミー賞、デイタイム・エミー賞、チルドレン&ファミリー・エミー賞、スポーツ・エミー賞などなど。その中で一番権威のある賞が、全米の少なくとも50%の地域で夜のプライムタイムに放送される番組を対象としたプライムタイム・エミー賞。エミー賞というと普通はこれを指すそうです。最近はリアルタイムで見る番組より、好きな時間帯に見るNetflixやAmazonプライム・ビデオなどのストリーミング配信が主流ですよね。そういった作品は、プライムタイム・エミー賞とデイタイム・エミー賞のどちらか片方にしかエントリーできないとのこと。そんな中ディズニードラマで19年ぶり、『SHOGUN 将軍』がドラマシリーズのエミー賞『作品賞』含め歴代最多18冠の受賞。真田広之は主演男優賞、アンナ・サワイも主演女優賞に輝きました。このドラマ、まだ見ていないんですが、数ヶ月前の朝のニュース番組で真田さんがゲストとして出演されてこの作品について語っているのを見たんですね。日本人が見ても違和感のない超こだわりのプロデユースをしている真田さんの、この作品にかける思いがひしひしと伝わって来ました。これまで海外で製作される映画などを見ると、日本人がよく目にする時代劇と別物の世界観ですごく違和感がありましたよね。日本人のはずなのに日本語が変だったり、それはないでしょうみたいな中国風の背景だったり。それをとことん排除して、戦国時代の日本人をハリウッドで描き切っているようです。真田広之さんはJAC時代からファンですからね。アメリカに渡っていい仕事をされ、それが評価されたのは本当に嬉しいです。殺陣も研鑽を積まれてますから所作に無駄や隙がないんですよ。武道の達人の域です。能や歌舞伎などの伝統芸能に通じる動の中の静を感じます。多分ダンサーになっても超一流になったんじゃないかと思いますね。今回第76回エミー賞で功績を評価されたことで、日本を描くドラマや映画ではプロデューサーとしても引っ張りだこになるんじゃないでしょうか。今後の活躍も楽しみです。
2024/09/16
コメント(0)
<パリ五輪>2024年7月26日、パリ五輪が開幕しました。開会式も趣向を凝らしたユニークな企画が盛りだくさんだったようですね。中央ヨーロッパの夏時間は、日本との時差が7時間です。ウィーンとパリは時差がないので、パリ五輪の開会式はリアルタイムで見られます。地図の茶色の国は全部、時差なしです。私たちは夕方から試合だったので、その様子を知ったのは夜のニュースでした。開会式の様子よりも、パリに向かう鉄道各線の放火テロによる大混乱のニュースの方が大々的に報じられてましたね。スタジアムの外で行われる画期的な開会式。雨が降って寒そうでした。ハイライトシーンしか放送されていなかったので、日本選手団のセーヌ川パレードは見られませんでした。気球の聖火台とか、レディガガとか、マリー・アントワネットは見ました。屋根を走ってた覆面の人、怪盗アルセーヌ・ルパンかと思っていたんですが、オペラ座の怪人だそうですね。そうそうセリーヌ・ディオンにはびっくりでした。口パクじゃなくて本当に歌ってるみたい。体調、大丈夫だったんでしょうか。ホテルのテレビは、ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語など多国籍な番組が見られたんですが、どのチャンネルにしても自国の選手が活躍する競技しかやってないんです。ドイツチャンネルで、男子バレーボールの日本がドイツに負けた試合はやってました。ホッケーとかハンドボールとか、ヨーロッパのどこかの国の戦いは常時放送してます。体操男子団体の、日本が劇的に逆転優勝した瞬間だけはニュースで見ました。それ以外は日本では何事も起こっていなかった如く、全くテレビに登場しませんでした。
2024/08/02
コメント(0)
賞金1000万円のダンスバトル『THE DANCE DAY』。ファイナル・ラウンドは、出場14チームの上位7チームが選出され、1stラウンドで点数の低かった順番に踊ります。7人のジャッジが『一番面白かったと思う』ダンサーに1票ずつ投票して多数決で優勝者を決めるという方式。この辺のルールに変更はありません。社交ダンス競技もそうですが、この方法だとジャッジになった人の好みに大きく左右されることになります。審査対象に自分と関わりがあるメンバーがいたりすると、気楽に別のチームに投票できないですしね。将来的に『アメリカン・ダンス・アイドル』のように視聴者や会場の人々の多数決も取り入れたやり方でパイを大きくして、ジャッジの心の負担を軽減しつつ本当の意味の多数決を行ってはどうかと思いました。視聴者を巻き込むとなると生放送の必要があって、制作が大変かもしれないです。ではファイナルラウンドを順番に振り返ってみましょう。1 coiro (東京都) 初出場1stラウンドで『只者ではない』と言われたキッズダンスコンテスト2連覇の14歳のソロダンサーです。ロングドレスで『愛』をパフォーマンスしてくれたんですが、心に響く恋愛小説のようだと評されていました。曲はUruの『それを愛と呼ぶなら』。振り付けも素晴らしかったです。2 大西兄妹 (富山県) 初出場テーマは『愛を探す旅人』でした。白い衣装でポルノグラフティの『アゲハ蝶』に乗ってサンバを踊り始め、途中で踊りながら赤の衣装に早着替え。愛に目覚めた瞬間を表現してたんでしょうね。とても印象的でした。ジャッジからは音の取り方が細部まできちんと考えられていて素晴らしいとコメントがありました。3 yohaisen (東京都) 初出場小学生女子三人組のユニットです。テーマは『光を求めて』でした。まるで妖精たちが舞っているようでしたね。曲はUruの『振り子』です。大人たちと並ぶと小さいことがわかるんですが、身体を目一杯使った3人の踊りは本当に大きく見えます。4 THE JET BOY BANGERZ (東京都) 初出場プロダンスユニット初優勝なるかというプレッシャーもあったかと思いますが、全ての音を逃さず拾って体現するあたり、さすがだなと思いました。テーマは『光』。7人それぞれが光を放っているような美しいダンスでした。曲は宇多田ヒカルの『Face My Fears(日本語版)』です。5 JINJO CREW (韓国) 初出場ジブリ映画『ハウルの動く城』で使われた久石譲『人生のメリーゴーランド』の美しいワルツで印象深いパフォーマンスを見せてくれました。メンバーにパリ五輪ブレイキンの日本代表候補でもあるHiro10もいます。テーマは『芸術』。ブレイキングで特徴的な頭でぐるぐる回転する技で、繋いだ服を巻き付けるフィナーレは目を見張りました。6 K fam (京都府) 前回大会 決勝大会進出個々のスキルも非常に高くて、ジャッジもどこからみても素晴らしいと評していましたが、ただ一生懸命踊るだけでなく、コスチュームも含め統制の取れた総合芸術の域だと思いました。素晴らしいオーケストラって、そんな感じですよね。個々の音が響き合って、ハーモニーが美しいんです。テーマは『人類の怒り』。戦いが止まないことに憤りを感じつつ世界平和を祈るという重いテーマを帆足圭吾の『美シキ歌』にのって表現しました。7 AIRFOOTWORKS (東京都) 前回大会 決勝大会進出立方体に組まれた鉄棒で4人が演技するという変わらない独特のスタイルですが、今度はどんなすごいことを見せてくれるんだろうと期待させてくれます。一人女性が入っているんですが、みなさん腕っぷしだけでなく体幹も相当強そう。テーマは『壁を越えろ』。アニメ『呪術廻戦』の渋谷事変で使われた羊文学の『more than words』で期待を裏切らないパフォーマンスを披露してくれました。審査の結果は、得票数3でJINJO CREWが優勝でした。大西組が最初2票を獲得した時は、『もしや?!』と身を乗り出しましたが残念。他にはAIRFOOTWORKSとK famがそれぞれ1票ずつでした。優勝賞金1000万円、2位以下には賞金なしです。ジャッジの一票の重み、ずっしり!自分ならどこに1票入れるか、テレビをご覧になった方皆さんが考えたのではないかと思います。サスケもそうですけど、こういった番組って年々出場者がレベルアップしていきますよね。来年も楽しみです。<関連記事>2022 決勝1st.ラウンド2022 決勝ファイナル・ラウンド2023 決勝1st.ラウンド2023 決勝ファイナル・ラウンド
2024/05/29
コメント(0)
賞金1000万円のダンスバトル『THE DANCE DAY』。2024年5月27日 (月)に日本テレビ系列で放送されたプロ・アマ不問、ジャンル不問の踊れるやつ大集合バトルです。東京ドームシティホールで5月25日 (土)に決勝戦が行われ、勝ち抜いてきた14組がフロアに立ちました。ジャッジは特別審査員としてYOSHIKIを迎え、KATSU ONE、shoji (s**t kingz)、TAKAHIRO、仲宗根梨乃、ユンホ (東方神起)、RIEHATAの7名、1人100点満点の合計点で上位7組が決勝に進みます。決勝1st.ラウンドに進んだ14組は、くじ引きで決まった以下の順番でパフォーマンスを披露しました。1 CHIBIMEKI (千葉県) 初出場念仏に合わせて踊りまくる全員小学生のダンスユニットでした。鬼滅のアニメの世界から飛び出してきたみたいな世界観でしたね。2 N'ism (兵庫県) 前回大会 優勝キモさを究極に追求し『怒り』を表現した異世界のようなダンスでした。シード枠で出場して2連覇を狙います。3 パワーパフボーイズ (東京都) 前回大会 決勝大会進出この番組に出場したことで仕事のオファーが殺到したという振付師三人組。3年連続決勝大会に進出し、今年はマッシュルの『Bling-Bang-Bang-Born』で見せてくれました。このユニットのパフォーマンス、大好きです。4 大西兄妹 (富山県) 初出場社交ダンス競技代表で出てくれました!!同じスタジオで先週レッスン受けてたんですが、この番組収録の直前だったんですね。目隠ししてジャイブなんて神業です。スカートがヒールに引っかかってもすぐにリカバーするところも流石。どんだけ凄いことか、審査員にも分かったのか100点出てました!5 JINJO CREW (韓国) 初出場韓国が誇る世界最強ブレイキン。宇多田ヒカルの曲で『時計』を表現します。個人的には大西兄妹の方がすごかったと思うんですが、史上最高得点を叩き出してました。6 KUROKO (東京都) 初代チャンピオン、前回大会 ファイナリスト黒子たちが作り出すCGのような無重力空間。ゲームの中に迷い込んだ男を表現します。黒と白の独創的ダンスで今年も魅せてくれました。7 yohaisen (東京都) 初出場日本最大級のキッズダンスコンテストのファイナリスト、小学生女子三人組のユニットです。みんなすごい身体能力で『もがき』を表現して見せてくれたんですが、凄すぎて息するの忘れました。8 Yutaka - Team Black Starz (神奈川県) 前回大会 ファイナリスト人間離れした関節の可動域を持つボーンブレイクダンサーです。ソロダンスなんですが、異様な空気で会場を支配します。9 BOND COLOR (東京都) 初出場思わず体が動いてしまう、ノリノリのロックダンスでした。世界的ダンサーが愛弟子を率いて参戦です。10 coiro (東京都) 初出場キッズダンスコンテスト2連覇の中学生女子、14歳のソロダンサーです。白いドレスで『初恋』をパフォーマンスしてくれたんですが、身体能力だけでなく表情が素晴らしくて、審査員の方々も『只者ではない』と表現されていました。11 THE JET BOY BANGERZ (東京都) 初出場EXILEが設立した芸能プロダクションLDH からプロダンスユニットが登場です。AKIRAプロデュースのダンス『野性の本能』、すごいエネルギーを感じました。12 AIRFOOTWORKS (東京都) 前回大会 決勝大会進出鉄棒を使った無重力ダンスです。去年からさらに進化を遂げ、『星を目指して』のパフォーマンス。100点がいくつ出たでしょうか、史上最高得点を更新しました。首で鉄棒にぶら下がるなんてびっくりです。13 마화연 (MHY) マフィヨン (韓国) 初出場SNSでTHE DANCE DAYを知って韓国から参戦したとのこと。手の動きを組み合わせて、ウルトラマンが東京タワー周辺で戦うみたいな珍しいショーを見せてくれました。14 K fam (京都府) 前回大会 決勝大会進出1度目からここの実力はトップレベルというのを見せてもらってます。今年のテーマは『龍神』でした。自然災害が起こらないようにとの願いと、被害に遭われた方々への一日も早い復興への祈りが込められているそうです。今回も素晴らしいパフォーマンスでした。勝ち上がった上位7組のファイナルの様子はまた後ほど。<関連記事>2022 決勝1st.ラウンド2022 決勝ファイナル・ラウンド2023 決勝1st.ラウンド2023 決勝ファイナル・ラウンド
2024/05/28
コメント(0)
フェルナンド王の死後、遺言によって王国は五人の子供達に分割されました。レオン王国を継いだのは第2王子のアルフォンソです。カスティーリャへ追いやられた第1王子のサンチョは面白くありません。レオン王国の庇護下にあったイスラム教徒の国サラゴサは、国が別れたことでこれまで納めていた上納金をどこに納めたらいいのか分からんと出し渋り、サンチョはルイに金をとって来いと命じます。これは、エル・シッド(シーズン1)に続くお話です。相変わらず面倒ごとは全部ルイに押し付けるサンチョに対し、アルフォンソは甘い誘惑で自分の家臣になれと誘ってきます。ルイのライバルで先に騎士への昇進を果たしていたオルドゥーニョは、ヒメナと婚約していました。ルイの恋心を逆手に取って、彼女の婚約を破棄させる、ルイを騎士にしてあげる、それに城も一つ与えようと言ってくるんです。ヒメナもルイが好きなんですが、ルイの忠誠心は揺るがず、サンチョの命に従ってサラゴサへ金の取り立てに向かいました。サラゴサの美女アミナ王女もルイにゾッコンなんですね。モテる男は辛いです。後家となった王妃は長男サンチョと共にカスティーリャへやってきて、イングランド王女との結婚をまとめます。屈強な姫君で、戦いにも同行するんですよ。サンチョも気に入ったみたい。結婚式は司祭のいるレオン王国で執り行われ、久しぶりに兄弟全員が集いました。ここでも長女のウラカが毒婦ぶりを発揮するんです。ウラカと言い争っていた王妃が事故で命を落とします。両親の死に関わったことは彼女の心に影を落としますが、勿論この事実は誰も知りません。王と王妃殺しはたとえ親族でも極刑ですからね。母親が亡くなったことで兄弟間の諍いに拍車がかかりました。サンチョは第3王子が治めるガリシアを攻めることにします。進軍するにはアルフォンソのいるレオン王国を通過しなければなりません。一応許可は取りましたが、仲の悪い兄弟ですしウラカもまだレオンに留まってアルフォンソに入れ知恵してますから信用できません。ウラカとアルフォンソ軍が後方から挟み撃ちにしてくると言う噂が飛んで、サンチョが軍を二手に分けたせいでガリシア攻略に手間取ります。サンチョはさらにアルフォンソとも戦い、レオン王国を奪還して、ついに父フェルナンド王の後継者として戴冠式を迎えます。アルフォンソやオルドューニョ達は処刑することに決めますが、ウラカと司祭が知恵を絞ってアルフォンソを修道士にすることで命を救い、オルドューニョはヒメナの嘆願によって処刑を逃れました。司祭は戴冠式をすっぽかしてアルフォンソを逃し、ウラカも父王の遺言によって与えられたサモナに行ってしまいます。怒ったサンチョはサモナに攻め入りますが、城は難攻不落でした。これまでの戦いの中で、ルイは困難な局面を何度も打破する働きをするんですが、相変わらず無理難題を押し付けてくるサンチョとついに仲違いして追放になってしまいます。アルフォンソはアミナの案内でトレドへ。兄弟間の争いはまだ続きそうですが、シーズン2はここで終わりです。戦争好きの王様の下で働く家臣たちは本当に大変そう。この物語の舞台となっているのはスペイン北部で、3回も行ったビルバオのあたりの話らしいです。ルイはレコンキスタの英雄なんですが、その話はまだ全然出て来ないのでシーズンは続くと思われます。海外の歴史物も面白いですね。こんだけラテン踊っってるのに、未だにスペイン語は分かりませんが...。
2024/05/15
コメント(0)
11世紀後半のスペインに、『エル・シッド』と呼ばれた英雄がいました。エル・シッドは、アラビア語で『ご主人様』みたいな意味らしいです。王族の兄弟同士の争いがあって、まるで鎌倉時代だなと思ったんですが、義経よりは100年くらい前に生きた人で、本名をロドリーゴ・ディアス・デ・ビバルと言います。ひょっとすると海外遠征でマドリードに行ったときに、彼の銅像の前を通り過ぎてたかもしれませんが、覚えていませんでした。少年ルイ・ディアスは、父の戦死後、故郷を離れ祖父ロドリゴに連れられてレオン王国へ赴きます。見習いとして剣の腕を磨きながら王国の第一王子サンチョの従者になりました。フライン伯爵の一人娘ヒメナとの間に淡い恋心が芽生えますが、同年代のライバル・オルドゥーニョも彼女を狙っています。ルイが青春を謳歌していた時、フェルナンド王の暗殺計画が進んでいました。首謀者はフライン伯爵と司教、それに王妃とルイの祖父ロドリゴまで反乱に関わっています。王の兄でアラゴン王国の国王ラミロを招いて槍試合を開催するときに暗殺は決行される予定でした。ところが決定的瞬間をルイが目撃するんですね。正義感の強いルイは、貴賓席の裏で暗殺者をやっつけて反乱計画を阻止。フライン伯爵は邪魔した者を探し出そうとしますが、孫のルイがやらかした事を知っているロドリゴは板挟みです。レコンキスタの時代ですがこの時はまだイスラム教徒とキリスト教徒の間に強い敵対関係はなかったようです。協定を結んでいるイスラム教の隣国・サラゴサ王国の使者がやって来て、アラゴン王国の軍に攻められそうなので援軍を送って欲しいと頼まれます。兄王はレオン王国の国境にも兵を進めてきました。戦争の代わりに代表者による一騎打ちで勝敗を決めるというのがこの頃よく行われていたようです。槍試合で決着ついたのかと思いましたけど、兄弟同士、どちらも権力欲が強いんでしょうね。サンチョ王子が交渉役になって、お互い代表戦士を出して戦うことになります。王が兄弟なら家臣同士も親戚だったり知り合いだったりするので、本当はみんな戦いたくないんです。サンチョ王子は自ら戦おうとするんですが、忠義に熱いルイは王子の命を守るべく王子に薬をもって眠らせ、戦いの場へと赴きます。相手の方が明らかに強そうでしたが、ルイは父から危機脱出法を伝授されていたようですね。国境の小競り合いを制したのも束の間、今度はサラゴサ支援に向かわされます。サンチョ王子は難しいことは何でもルイにやらせるんですよ。ちょっとこの王子どうなのと思いました。褒美もくれないし手柄は全部独り占め。サラゴサでのルイは、イスラム教で言うところのバラカ(神の恩寵)を持つ男だと信じられて、もてなしは最高でした。美しいアミナ王女の部屋に迷い込んで、いい思いもするし。ラミロ王の軍は、こちらの5倍ほどもあり戦いは明らかに不利でした。ここでは一騎討ちはなかったようです。でも王様を倒した方が勝ちなんですね。たとえ多勢に無勢でも。ルイが王を打ったわけではないんですが、サラゴサに戻ったルイはカンペアドール(勇者)と崇められます。確かに一騎当千の戦いをして、サラゴサの兵たちも彼を認めていました。レオン王国では、サンチョ王子の姉であるウラカが父王の暗殺を画策していました。ウラカは王家の3人の王子と2人の王女の中で一番頭が切れる人で、何でもルイ頼みのサンチョより、もっと頼りない弟や妹たちより、誰よりも王座に対する執着を持っています。戦勝を祝う宴で王は毒をもられ、死期が迫る中、王座をめぐる争いが始まります。サンチョ王子は長男ですから当然自分が王だと思ってます。戦功も挙げてきたし。地元の名士フレイン伯爵は王妃を女王にして自分が彼女と結婚することで王座を奪う計画。王の遺言でレオン王国はどうなっていくのでしょうか。エル・シッドは、チャールトン・ヘストンとソフィア・ローレン主演で映画化もされています。こちらはまだ見ていないんですが、ご興味ある方はどうぞ。
2024/05/14
コメント(0)
スペイン南部ヘレスにあるラ・テンプランサはモンタルボ家が経営する広大なワイナリーで、上質なシェリー酒を生産していました。イギリスへの輸出を確実にするため、祖父の命令で長女イネスがロンドンのワイン輸入業者エドワードと婚約します。しかしワイナリーを訪れたエドワードは、妹のソレダ・モンタルボの方を気に入ってロンドンへ連れ帰りました。これはスペインの作家マリア・ドゥエニャスのベストセラー小説をドラマ化した歴史ロマンスです。19世紀後半、時を同じくしてスペイン人マウロの運命も動き始めました。お産で妻を亡くし、幼い娘と生まれたばかりの男の子を連れて生活のためにメキシコへ移住。鉱山で働くことになります。マウロはビリヤードが上手でしたが、それ以外にも山師的な才能があって銀を掘り当てるんです。裕福な生活を送るようになって20年、娘マリアナの結婚が決まった時に全財産をかけた事業が失敗して破産の憂き目に遭います。タイトルから勝手に想像して、20年目に再会する話かと思っていたんですが、主人公のソレダとマウロ、それぞれの人生がずっと描かれて全然出会わないんです。一体いつ出会うんだろうとヤキモキし始めた後半でしたね。やっと二人が出会います。マウロが色々あってラ・テンプランサの所有者になり、それを売却して借金を返そうとヘレスにやってくるんです。ソレダは病気の夫を連れてロンドンから逃げてきます。彼の前妻との間の息子アランが悪いやつで、父親の財産を狙っていたんです。マウロのラ・テンプランサの所有は正当なものでしたが、それに異議を唱える悪い女カローラ・ゴロスティサがハバナから追っかけてくるんですね。娘の結婚相手の親戚筋なんですが、奴隷船ビジネスへの投資を持ちかけてマウロに拒絶されたことも恨みに思ってました。カローラとアランという悪役に対して、ソレダとマウロが協力して立ち向かうみたいな形です。ほんのり愛も生まれたりして。全10話で一応ハッピーエンドです。よくあるハリウッド映画みたいにキスシーンで終わるなんてことはありませんが、なんかこれってメロドラマだねと大将と話していました。私は上品で好きですけどね。社交ダンスシーンもありました。
2024/04/23
コメント(0)
ルーカス・フランケは、病院で目を覚ましました。凄腕ハッカーのスロモからようやく逃れて家族に平和が訪れたのも束の間、何者かに拉致された後、忘却剤を打たれていたんです。密かに隠していた問題のパソコン「バーニング・マン」も消えていました。大停電から始まったルーカスに対する執拗な攻撃は、このパソコンが原因でした。敵はCIAです。ミッション・インポッシブルなど、いつも正義の味方的に登場するアメリカの諜報機関ですが、ドイツにとってはそうでもないんでしょうね。バーニング・マンは、ケイスがCIAのシステムをハッキングして構築したプログラムが入っているパソコンです。CIAのスロモは上層部に責任を押し付けられ、ケイスを追い詰めていました。しかしケイスはマシンに火をかけ、自分も火だるまになって投身自殺してしまうんですね。ノートPCは回収したものの、それを開くためのパスワードが分かりませんでした。スロモはルーカスがパスワードを知っていると推理します。ケイスは以前、精神病院に入院していて、ルーカスは懲役の代わりにそこでボランティアとして働いていたことがありました。病院を去った後も個人的な付き合いは続いていて、レオンが生まれた時にカードを送ったりもしていたんです。スロモに問い詰められるまで、ルーカスはケイスのことをすっかり忘れていましたが、実はシーズン1で兄に紹介されたハッカーはケイスだったんです。ケイスは精神病ではなく天才でした。ハッカー仲間にとってはカリスマだったようです。CIAはチームでベルリンに乗り込んで来て、バーニング・マンを回収しようと必死でした。バーニング・マンは世界のパワーバランスを変えるほど危険なプログラムです。有力者たちの闇の部分が全てデータベース化されていて、個人情報も見放題。ベルリンに巣食うベトナム・マフィアも狙っています。ルーカスに、つかず離れず手を差し伸べてくれるエンジェルという謎の女性が登場します。ドイツ連邦情報局も味方に転じました。しかし、CIAの手段を選ばないドス黒い諜報活動。妻ハンナ、息子レオン、兄トーマスにも魔の手が伸びてきます。絶体絶命のルーカスは、エンジェルと協力して大きな賭けに打って出ました。これはまた続きが出来そうな終わりかたです。ドイツ語の響きが耳に馴染んできました。
2024/04/11
コメント(0)
プロジェクトX、この番組大好きでした。18年ぶりに復活するということで、楽にみしていたんです。新プロジェクトX。初回は「東京スカイツリー」建設工事でした。狭い土地に、どうやって東京タワーの2倍もある高さの電波塔を建てるのか。中島みゆきの歌が聞こえてきただけでワクワクしました。デザイン、設計の知恵、地震にも耐える構造解析、硬い鋼鉄の誤差の許されない製造、そして組み上げていく現場職人たちの信じられないほどの技。どれ一つとっても奇跡のような話でした。施工の責任者が工事半ばで癌でこの世を去るという悲しい出来事もありました。90%出来上がった2011年3月、東日本大震災が発生しました。高さ634mの風速10mを超える現場で、職人たちのプライドと意地とそれに絆、ドラマでしたね〜。2009年から始まって2011年に完成した、のべ58万人が建設に関与した巨大プロジェクト。スペインの何百年もかかって作っているサグラダファミリアを考えると、とんでもない超スピードですね。私たちは遠くからだんだん伸びていく姿を見ていただけでしたが、そのリアルタイムを共有できたというだけでなんだか感動的です。エンディングのこの歌も心に沁みました。再放送や見逃し配信もあるようですので、ご興味ある方、ぜひご覧ください。
2024/04/06
コメント(0)
ベルリンで、サイバー攻撃による大停電が発生しました。ホテルのマネージャーを務めるルーカス・フランケは、騒ぎ出す客を落ち着かせ、開催されていた大規模なミーティングを続行させるために奔走します。そして事態は思いがけない方向に。ルーカスの個人情報がハッキングされ、なんと彼が大停電を起こしたテロリストにされてしまいます。犯人はスマホやパソコンはもちろん、街中至る所にある防犯カメラをハッキングしてルーカスの動きを監視していました。要求は、小包をフランクフルトに届けること。受け取りに来たのはルーカス同様、ハッカーに追い込まれていた女性レナでした。刑事のヤンセンとジーベルトは捜査を開始し、ルーカスとレナが共犯と見て行方を追ってきます。ルーカスには対抗する手立てがなく、疎遠になっていた兄トーマスに助けを求めると、あるハッカーを紹介されました。しかしそのハッカーはすでに死んでいて、彼の弟子の手助けで犯人を突き止めることに成功します。停電のせいで怪我をしたと、あの日ルーカスに名刺を要求してきた男カウフマン。ルーカスはカウフマンの家に押しかけ、自分を落とし入れた理由を問いただしました。カウフマンもまた、さらに上の誰かに脅されて動いていて、ルーカスの無実を知っている唯一の男でしたが、目の前で何者かに射殺されてしまいます。ルーカスはレナの協力によってなんとか警察から逃れますが、状況はさらに悪化していきました。カウフマンの携帯履歴からスロモと言う名が浮上し、ゲーマーたちに聞くとスロモはこの世界の神だと言われます。ルーカスがカウフマンに翻弄されている間、妻のハンナと5歳の息子レオンにも魔の手が伸びていました。ドイツ連邦情報局も動き出し、爆弾事件も発生。なぜルーカスとその家族がターゲットにされているのか。スロモとは誰なのか、そしてその狙いは。『You Are Wanted』は、ルーカス役のマティアス・シュバイクホファーが監督、製作も務める2017年のドイツのサイバースリラー・ドラマです。全6話なんですが、ピンチに次ぐピンチで眠気が吹っ飛ぶ話でした。面白かったけど、サイバーテロって怖いですね〜。
2024/04/02
コメント(0)
アントニア・スコットは、家具も何もないマドリード高層階の住居で一人考えていました。一番いい自殺の方法を。警察の極秘プロジェクト『レッド・クイーン』に就ていたIQ240という世界で最も賢い彼女ですが、悲惨な事件で家族を失い抜け殻のようになっていました。彼女を現役復帰させたのは、ビルバオ出身のゲイ刑事ジョン・グティエレスです。スペインの有力者トルエバの長男が酷い手口で殺され、さらに大企業トップであるオルティスの長女が拉致されて、事件解決のためにコンビを組むことになりました。警察の誘拐対策班と捜査がバッティングして対立関係になる上、被害者の家族も非協力的です。でもスーパー頭脳のアントニアには分かってしまうんですね。犯人のエゼキエルはサイコな男で、2大有力者に要求したのは個人的な罪を認めることだと気づきます。アントニアはプロジェクトに参加するにあたって、明晰な頭脳をさらに活性化させる特別な訓練を受けていました。その副作用で時々恐ろしい幻覚を見るんです。発作を抑えるための錠剤を組織から支給されていて、飲まないと大変なことになるんですよ。犯人はアントニアに何かを伝えたいのか彼女を拉致して殺さず、3D的に絵や写真で埋め尽くされている部屋に目覚めさせ、そして解放します。アントニアは夜になると、目を覚さない夫の眠る病院に赤いドレスを着て出かけていました。彼女は誰かに触れられるのを極端に嫌っています。養育能力がないということで、一人息子も父親サー・スコットに親権を取られてしまいました。一度、ジョンの家に招かれ母親の作るスペインオムレツ(トルティーヤ)をご馳走になった時、幸せそうに味わっていましたが、それ以外はコーラを飲んでいるシーンしか出てきませんでしたね。天才アントニアとお人好し刑事のコンビが楽しく事件解決というわけではなく、相当エッジの効いたサイコスリラーでした。和むのはジョンのお母さんが出てきた時だけ。拉致されたカルラは悲惨でいつも泣いているし、最後にはアントニアの小さな息子ホルヘにまで魔の手が伸びてきます。エゼキエルもかなり頭のいいい人物のようで、至る所に罠を張り巡らせ、警察も先手を取られて、痛そうなシーンがたくさん出てきました。『レッド・クイーン』(原題: Reina Roja)は、フアン・ゴメス=フラド原作の小説をドラマ化した作品です。スペインで最も読まれている作家だそうで、『レッド・クイーン』『ブラック・シーウルフ』『ホワイト・キング』の三部作とのこと。他の二作もドラマ化される可能性がありますね。アントニア・スコットが世界一賢いというところを示すエピソードがもう少し欲しかったかなと思いました。スペインのサイコ・スリラー・ドラマを見たのは初めてだと思いますが、全7話、エル・グレコの絵画のような宗教色の強い濃い映像です。さすが肉攻めの国、このくらい刺激が強くないと国内では受けないのかなという気がしました。
2024/03/27
コメント(0)
道路工事で掘り返されたロンドンの高速道路の中央分離帯で白骨遺体が発見されました。最初が39年前で次が26年前でしたから、13の倍数ということで今度は13年前の事件かなと思ったんですが、18年前でしたね。骨には骨折して金属プレートを入れたあとがあって、そこから身元捜査が開始されます。ロゴからキプロスの会社で製造されたことが分かり、科学捜査で13歳から15歳くらいの少女の遺体と判明。死因は絞殺です。毎回必ず一度は出てくる『しらみつぶし』の物凄く大変そうな聞き込みが始まりました。失踪届が出ている少女の候補は700件くらいあるんですが、その家族に1件ずつ署内で手分けして電話をかけていくんです。旅行先のキプロスで骨折して処置を受けた経験がある少女、ヒットしたのは1999年の大晦日に失踪したヘイリー・リードでした。18年後の悲しい知らせを受けたのは、ヘイリーの双子の姉妹ジェシカと母親です。ヘイリーは貸別荘の掃除のバイトをしていて、仕事が終わった夜にミレニアム・パーティに向かう途中で失踪しました。容疑者にあがったのはヘイリーがアルバイトをしていた別荘に滞在中だった4人の男性とその家族。人気クイズ番組の司会者ジェームズ(左から2人目)、車上生活を送る画家のクリス(一番右)、仕事に行き詰まっている営業マンのピート(右から2人目)、みんなの心の支えとなっている精神科医のアレックス(一番左)です。18年経った今でも仲良し4人組ですから、その日は外出しなかったと口裏を合わせてきました。捜査を率いていたキャシーが、今回は大ボケをかまします。捜査ファイルをカフェに置き忘れてしまうんです。過去にピートが起こした詐欺事件がネットに流出して、今回の事件も彼が犯人ではないかと書き立てられ、これに反応した過激な男に殺されてしまいます。日本だったら交番に届けられて事件には発展しないかもしれませんね。キャシーも家庭内の問題などで眠れない夜が続いたりして、相当疲れてたんでしょう。この件で担当を下されそうになりますが、遺族の強い希望で捜査続投になりました。画家のクリスもかつては会社のCEOだったんですが、児童ポルノのサイトを閲覧した容疑で起訴されて全てを失い、無実と判明したもののもう過去の栄光は取り戻せずに心を病んでいました。ジェームズも酒と薬に溺れて落ちていく息子のエリオットが事件に関与していたのではとずっと疑っていましたが、彼を庇うためにまずい立場になっていきます。精神科医のアレックスも、真面目そうですが患者から名誉毀損で訴えられていて本性がイマイチ見えてきません。最後まで誰が犯人なのか全く分かりませんでしたが、キャシーたちの根気強い捜査で動かぬ証拠を抑えて犯人を絞り込みます。以前この事件の捜査を担当した元警部のベントリーが協力してくれて、キャシーと食事したりする仲になるんです。『これ以上のTVドラマはない』と英紙ガーディアンで絶賛の傑作サスペンス!確かに面白かったです。<関連記事>埋もれる殺意(シーズン1)39年目の真実埋もれる殺意(シーズン2) 26年の沈黙
2024/03/21
コメント(0)
ロンドン郊外の河川を清掃中の業者から、スーツケースに入った白骨遺体を発見したと通報がありました。ビショップ署のキャシーとサニーは現場へ急行し、死体は検死へ回されます。遺体の胸には錆びたナイフの刃先、殺人事件です。遺留品の時計には、W・スミスという職人の名と修理日が刻まれていて、その手がかりを元に遺体の身元を突き止めていきました。殺されたのはデヴィッド・ウォーカーという男性でした。すでに再婚している元妻のテッサと一人息子のジェイソンに失踪当時の状況を聞きに行きます。遺体と一緒に見つかったもう一つの有効な手がかりはポケベルでした。データって長いこと水に浸かってても復元できるんですね。ちょっとビックリ。殺されたデヴィッドは、子供時代の虐待経験を引きずり、酒や麻薬、売春婦との夜遊びとかなり生活が荒れていたようです。捜査線上に上がってきた一人に弁護士のコリンがいます。今はゲイのパートナーと暮らしていて、養子を取るためのテスト期間中です。しかし子供の実の母親のツレがしつこく付き纏ってきて弱みを握られ、金をせびられていました。教師のサラは立派な教育者で家族にも恵まれ、キャリアアップを望んでいます。しかし未成年の頃に売春婦をしていた辛い過去がありました。捜査の過程でそれが明るみに出て、家族にも知人たちにも冷たい目で見られるようになってしまいます。コリンもサラもデヴィッドと繋がりがあり、殺人の動機もありましたが、完璧なアリバイがあって捜査は行き詰まってしまいます。過去の捜査資料から辿り着いた住所に、キャシーが尋ねていきます。殺されたデヴィッドがこの家の住所のメモを持っていたようです。母親ジョイと姉のエリース、そして今はそこに住んでいない病院勤務の妹のマリオンに事情を聞きにいきますが、どうもマリオンの様子が普通じゃないんでです。しかし彼女にはデヴィッドとの接点がなく、殺す動機が全くありませんでした。サラ、マリオン、コリン。この3人に何かあると感じたキャシーは、ある仮説をもとに3人を同時に警察に呼びます。待合室で待つ3人は面識がないようでした。しかしキャシーは違和感を覚えるんですね。普通は全く知らないもの同士でも、長いこと待たされたら天気の話くらいするだろうと。キャシーの鋭い観察眼からすると、3人は不自然なほど他人を装っているように見えたようです。シーズン1も最後に意外な展開が待ってましたが、今回も面白かったですね。警察が事情を聞きに来たことで隠していた辛い過去が暴かれ、平和な家庭があっさりと崩壊していくのが悲しいです。幼少期のトラウマって馬鹿にできませんね。その後の人生に大きく影を落とす可能性があります。私の場合はネギやあんこが苦手くらいでよかったと思えました。
2024/03/12
コメント(0)
取り壊し中の建物の地下から人骨が発見され、ロンドンのキャシー・スチュアート警部とサニー巡査部長が捜査を開始します。建物自体は130年前からあったので、それ以前に埋められたかと思われましたが、現場から車のキーが見つかるんです。事件解決に至る捜査過程を全6話で描く、イギリス発のミステリードラマです。結構良い車だったので所有者が特定できて、1976年に捜索願が出されていた若い黒人男性ジミー・サリヴァンの遺骨ということが分かりました。さらに一緒に発見された手帳、相当ボロボロでしたが科学捜査班がいい仕事して、そこに書かれていた何名かの名前が明らかになります。被害者のジミーは田舎からロンドンに出て来て、エリック・スレイターの経営するホステルに住んでいました。現在エリックは引退して郊外の一軒家に認知症の妻と二人暮らし。エリックの名前も手帳にありました。実業家のフィリップ・クロス、巨万の富を築き会社を経営しています。若い頃はマフィアとつるんで相当悪いことをしていたようで、ジミーは彼に金を借りていたようです。リジー・ウィルトンも若い頃同じホステルいました。フットボールチームのコーチと結婚して、学生たちの面倒をよく見ています。しかし彼女も若い頃は思想的に偏っていて、非常に荒れていたようです。ロバート・グリーヴス牧師は、一番怪しい感じでしたね。ジョジョという名のジミーの彼女と三角関係にありました。教会の資金を着服していることも発覚し、家族からの信頼も失ってしまいます。40年近く昔の事件ですから相当環境も変わっていて、関係者も歳をとっています。みんな胸に秘めた過去があって、事件をきっかけにそれらが明るみに出たことで生活が一変します。警察の仕事ってすごいですね。本当にしらみつぶしに調べていくんです。最後に真犯人は分かります。いかにも悪そうな人が犯人じゃないので、なんかスッキリしない終わり方でした。
2024/03/01
コメント(0)
世界中に物凄い才能を持ったダンサーが山のようにいるので、ダンスで生きていくのは大変だろうなあと、以前アメリカン・ダンス・アイドル見てて思ったことがありました。今日ご紹介するのは、オーストラリアの有名ダンススクールに通う生徒たちの1年間を綴ったドキュメンタリードラマです。才能あるトッップクラスの若い子たちが、プロダンサーを目指して日々努力を重ねますが、怪我とか病気とか運とかメンタルとか色々影響して成功するのはほんの一握りだけ。本当に過酷な世界で、自分の甘さを再認識させられます。ブレントストリートの新年度がスタートしました。入るのも大変みたいです。入学できたのは才能ある90人の若いダンサーたち。ジャズ、コンテンポラリー、ミュージカルなど様々なジャンルでプロとして生きていきたい生徒が集まるハイレベルなダンススクールです。ほぼ全員が幼い頃からダンスに情熱の全てを注ぎ込んで成長してきた人たちです。テクニック、スタイル、そしてカリスマ性などでクラス分けされるんですが、みんなが目指すのはトップクラスの『ジャズ1』。驚異的な身体能力を持つマックス・O、いじめをバネに鍛錬してきたティアナ、過酷な家庭環境を乗り越えてきたエミリー。みんなそれぞれにここに来るまで楽な道のりではなかったようです。入学して最初の大きなイベント『ライト・ザ・ウェイ』が開催されます。業界のレジェンドたちが新しいダンサーを発掘しに集まる、生徒にとってはプロデビューのチャンスです。振付師キャシーにとっても実力を見定められる場でもありました。生徒の中には既にモデルとして活躍しているスタイル抜群のキムがいました。彼女はイベントに向けたリハーサル中にダブルブッキングして大切な役を失います。全員がスターを目指すサバンナですから、ドライに構えないと友情に亀裂が入ることもあるでしょう。このイベントで才能を見出されたマックス・Oは、有名TV番組アメリカズ・ゴット・タレントの出演が決まりニューヨークへと旅立ちました。エージェントたちは、卒業公演で契約するダンサーを選びます。振付師たちにとっても、ここは実力を世界に示す大事な場でした。いくつかの演目で出演者が選抜され、日々厳しい練習が続きます。生徒も指導者たちもみんなピリピリしている様子が伝わってきました。トップ中のトップだったマックス・Oは全ての演目でセンターを任されて、よく体力が持つなあと思っていたんです。ティアナは練習中の負傷で参加が危ぶまれる状態に。1年の間に人間関係も色々変化するんですね。カミングアウトしたり、恋人ができたり。いつもみんなを励ましていたアリアナはミュージカルの演目でシネマ・イタリアーノを歌うんですが、プレッシャーに負けて体調を崩します。卒業公演は素晴らしかったですよ。ダンサーたちの熱量がハンパないです。卒業後の数名の行き先が最後の紹介されていましたが、本当にプロのダンサーって大変だなあと改めて思いました。アマでよかった、みたいな。とても面白かったので、できれば続編が見たいです。ボディ・ケアと怪我の予防
2024/02/26
コメント(0)
アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズは、選りすぐりの兵士たちです。過酷な訓練に耐え、仲間を信頼して危険な任務に従事する命知らずの男たち。その一員であるジェームズ・リース少佐は、シリアでオーディンの剣作戦に従事しました。ところが作戦はリークしていたようで、敵側の待ち伏せに遭い、部下たち多くを失って失意の元に帰国します。一緒に帰国した部下のブーザーも不審な自殺を遂げ、作戦メンバーで生き残ったのはリース一人になってしまいます。身の危険を察知したリースは急いで家に戻りますが、最愛の妻と幼い娘は何者かに殺害されていてリースが殺害容疑をかけられてしまいます。記憶は交錯し、頭痛とめまいに悩まされていたリースは、検査の結果脳腫瘍と判明しました。部下全員と家族まで殺され、リースは復讐を決意します。娘が描いた家族の絵の裏に殺しのリスト (Terminal list) を次々と加えていって、順番に、そして確実に始末していきます。脳腫瘍の影響で、死んだ家族の幻影が見えたり、地獄のようだった作戦の現場がフラッシュバックしたりして緊迫感のあるドラマでした。単なる復讐劇ではなく、背景に潜む大きな陰謀が次々と暴かれていって、サスペンス的要素も満載。頭にきたとき、ハラワタを引き摺り出してやりたいとか言いますけど、家族に手を下した犯人に復讐するときは文字通りのエグい映像でした。リースは特殊部隊の隊長だった人だけあって、FBIの科学捜査や人海戦術でも太刀打ちできないほどサバイバル術に長けています。不死身の杉元バリの生命力でしたね。しかも超遠距離からの射撃の腕もゴルゴ13なみ。『ターミナル・リスト』(原題:The Terminal List) は、アメリカのテレビドラマ全8話で、もうこれだけでお腹いっぱいな感じ。原作者のジャック・カー自身も元アメリカ海軍特殊部隊SEALの隊員で、20年を超えるキャリアを積み重ねたのち除隊して、2018年に『ターミナル・リスト』で小説家デビューした人だそうです。主人公のジェームズ・リースをクリス・プラットが演じています。ちょっと刺激が強いドラマですが、最後の大どんでん返しは予想をはるかに超えていて面白かったです。
2024/02/23
コメント(0)
ブラタモリが今年度で放送終了という話が飛び込んできました。タモリさんがブラブラ歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫るNHKの番組で、うちでは毎週録画して欠かさず見ていた番組です。休日にご飯食べながら見ることが多いんですが、井上陽水のオープニング曲『女神』が始まると、箸を置いて大将と二人で踊ります。大した振り付けじゃないんですよ。エンディング曲でもやっぱり万難を排して踊ります。単なるバラエティ旅番組ではなく、タモリさんが歴史や地質学に造詣が深いので、結構専門性の高い地学学習番組だったんですね。地層を見て、『チャートですね』とか『泥岩です』とか瞬時に言い当てるなんて、マネできる芸人はそうはいないと思います。2015年から9年間、アシスタントのNHKアナウンサーも何代も入れ替わって続いていた人気レギュラー番組でした。昨日ネットでニュースが流れてたと大将が言っていて、もう日本中行き尽くしたのかなと話していました。番組の中で一緒に歩いて回る案内人として私の職場からも何人か出演されたんですが、番組のチーフ・プロデューサーからブラタモリの今後についてのメールが来ていたようですので、やはりブラタモリの放送終了は確実のようです。1982年から2014年まで放送されたフジテレビの『笑っていいとも!』が終わった時も衝撃的でした。果てしなく続くかと思われた友達の輪!同じく1982年に始まったテレビ朝日の『タモリ倶楽部』も昨年2023年に終了しました。空耳アワー、大好きだったんですよ。41年も続いてたなんて、ギネス級じゃないですか?新しく収録されたブラタモリに合わせて、同じような地域を回った数年前の番組が放送されているのを見て、体力的なところがネックになっていつかは終わるのかなと感じていました。自分もそうですけど、10年前のダンスビデオ見るとすごく若いなと感じますからね。現在タモリさんは78歳だそうで、もっと若く見えますけど、やはり日本全国ブラブラ歩くのも大変なんでしょう。母もこの番組は好きでずっと見ていたようなので、きっと残念がると思います。
2024/02/15
コメント(0)
ボッシュの娘マディは誘拐されて砂漠に埋められていました。犯人はレイプ犯ドクワイラー。ドックワイラーはLA市警に出頭して、マディの位置情報を教える代わりに、これまで起こしてきたレイプ事件の免責を求めてきました。生きたまま棺桶に入れられて埋められたマディの様子はネットでライブ配信され、一刻の猶予もないことが分かります。刑事から私立探偵へと転身したボッシュの鋭い洞察力が炸裂します。これはボッシュ: 受け継がれるもの(シーズン1)に続く物語です。広大な砂漠でどうやって埋まってる娘を探すのか気になりますよね。救出はちょっと不可能じゃないかって思ってました。助かったとしてもPTSDに苦しむでしょうね。ボッシュがLA市警に勤務していた時に暗殺されそうになった弁護士のチャンドラーが、このスピンオフではほぼ主役急に活躍するんです。ボッシュの宿敵として登場した凄腕の弁護士でしたが、ボッシュとお互いの実力を認め合って色んな意味で協力関係を築いていきます。ボッシュに雇われているハッカーのモーも大活躍。今の時代、情報操作ができないと凶悪な犯罪者には太刀打ちできないですからね。製薬会社へのハッキング容疑でFBIに逮捕されて、ボッシュとチャンドラーを売るよう迫られても、彼らより何枚も上手なんで下手は打たないんです。マディの誘拐事件以外にも、悪徳警官と対峙したり、ロシア人ギャングが絡む前作の事件が尾を引いていたりと大忙し。チャンドラーは地区検事選挙に出馬するようです。
2024/02/08
コメント(0)
L.A.市警ハリー・ボッシュ刑事のシーズン7の続編として始まった新シリーズです。放火事件の犠牲となった少女のために刑事生命を賭けて臨んだ前作の事件の責任をとって、ボッシュは長年勤め上げたロス市警を退職して私立探偵になりました。地方検事を目指して法律を学ぶ予定だった娘のマディが、ボッシュと入れ替わりにロス市警に就職。非常に有能なハッカーのモーが、ボッシュの助手としていい仕事をします。私立探偵になってもボッシュは大忙し。チャンドラー弁護士は殺し屋に襲撃されて一命を取り留めましたが、その時のショックが残っていました。殺し屋を差し向けたカール・ロジャースを刑事裁判で追い詰められられなかったため、ボッシュとチャンドラーは協力して民事裁判に打って出ます。ロジャースはロシアン・マフィアに負債を負っていて、返済を迫られていました。多額の資金を早急に手に入れるための資金源をボッシュが掴み、ロジャースを国外逃亡へと追い込んでいきます。ロシアン・マフィア、怖いですよ〜。どこから情報を仕入れるのか分かりませんが、ロジャースを絶対に逃さないんです。そしてこちらは別の案件。高齢の億万長者ヴァンスの依頼で、ボッシュは彼が遠い昔に愛した女性とその子供を探します。会社関係や側近たちは、子孫なんて居てほしくないのでプロの殺し屋を雇って始末させようとするんです。クールで美人の殺し屋。子孫探しの最中にヴァンスが死んでしまって、どうもこれも殺しが絡んでいるようなんです。そしてこちらはまた別の案件。探偵ものも刑事ものもネタは尽きないですね。路上生活者たちをボランティアで診察していた医師が何者かに刺されて殺されます。ホームレスの一人が逮捕され、警察は彼が犯人と決めつけますが、チャンドラー弁護士とボッシュが真犯人探しに奮闘します。娘のマディは同期警官ポーリーナが撃たれて、犯人とその恋人は市警によって射殺されました。チャンドラーは遺族の側に立って市警を訴えることになります。マディは連続レイプ事件を追っている最中に、自宅で待ち伏せされて大変なことになるんです。シーズン1全10話は、とんでもなくハラハラな場面で終わりました。続きを見ない訳にはいかない感じです。
2024/02/01
コメント(0)
社交ダンスを始めて人生変わりましたか?姿勢が良くなったとか、身だしなみに気を使うようになったとか、社交的になったとか。今日ご紹介するドラマは、ダンスと言ってもベリーダンスで人生変わった女性の話です。日光ダンス合宿に行ったときにこの話題が出て興味を持ちました。倉橋朱里(くらはし あかり)は23歳の派遣OLです。明るく人付き合いも良くて可愛い、愛され系の今どき女子でした。ある日、ふと立ち寄ったペルシャレストランで、ステージに立つSaliという名のセクシーなベリーダンサーに目を奪われ、ファンになってしまいます。翌日会社で、なんとSaliを発見。経理部の田中京子(たなか きょうこ)、地味で無口で仕事一筋に見えた我が道を行く40歳独身OLでした。朱里が田中さんにファンだと言うと、これまで周囲には隠しているのでどうか秘密にしてほしいと懇願されます。田中さんは子供の頃から大人しくて友達も彼氏もできたことがない、引っ込み思案な性格でした。仕事はキッチリこなす、真面目で物静かな女性です。スタイルはいいのに服装も地味で、ベリーダンス以外の交友関係はありませんでした。この二人が秘密を共有したことでいろんな交流が生まれます。朱里も触発されてベリーダンス教室に通うようになり、ステージにも立って、婚活以外に自分が本当にやりたいことを探すようになります。田中さんも初めての恋バナやデートにチャレンジ。明るく展開するドラマでした。ベリーダンスは経験ないんですが、衣装がとってもゴージャスで綺麗でしたね。新潟にトルコ村があった頃、一度外人ダンサーのベリーダンスショーを見たことがあるんです。小さなシンバルを両手に持ち、衣装についてる鈴をボディリズムで打ち鳴らして運動量の多い激しい踊りだなと思った記憶があります。それに比べるとこのドラマの皆さんのは天女の舞とでも言いますか、ボディより羽衣みたいな衣装に目が行ってしまう感じの踊りでした。ベリーダンスにもいろんな種類があるんでしょうか。曲に対する振り付けが決まってるような感じでしたけど…。『セクシー田中さん』は、芦原妃名子による日本の漫画を原作としたドラマです。2023年10月から全10話が放送されました。田中さんを木南晴夏、朱里を生見愛瑠が演じています。いつも見ているハードなタイプのドラマと違って、ゆったりのんびり見ることができました。
2024/01/18
コメント(0)
年末のレッスンでララ先生から、お正月の格付け番組にお兄さんが出演する話を聞いていて録画予約をしていました。能登地震のニュース番組に変わったことで実際に放送されたのは7日(日)だったんですが、録画だけしてまだ見ていなかったんです。試合の日に選手控室でその話題が出て、特に社交ダンスの格付け話で盛り上がってました。GACKTは凄いとか、競技ダンスやってる人なら絶対わかるとかね。チェック項目は6つあって、一流品を見分けられたら一流芸能人と認定され、出来ないと二流、三流とだんだん格が下がっていくバラエティ番組です。6つのうち3つは味の判定でした。100万円のワインと5千円のワインの違いを言い当てられるか、ミシュランシェフが作った海鮮チャーハンを街中華やMCを務める浜ちゃんのチャーハンと味覚で識別できるか。そしてマグロとタイの寿司を銀座の高級寿司店、回転寿司チェーンで違いがわかるか、3択だったんですけど最後の一つは絶対ありえへん食材カツオとフナでした。すごかったのはやっぱりGACKTで、ほとんどの芸能人がチャーハンの味を見誤った中、米1粒食べて一流品を言い当てたところでしょうね。味覚ってすごくデリケートですので、緊張してたりすると味なんてわからないことあります。連勝中のGACKTのパートナーになったDAIGOさんは、ちょっとプレッシャーがきつすぎてかわいそうな感じでした。6つのうち2つは音の判定でした。20億円のストラディバリウスなど総額75億円の世界的名器による弦楽八重奏を、総額800万円のちょっといい楽器が奏でる音と聞き分けられるか。もう一つはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで編成された弦楽オーケストラの、プロとアマの演奏を聴き分けられるかでした。こちらには歌も入ります。視聴者も一緒に考える企画だったので私たちも挑戦しました。八重奏は当たりましたがオーケストラはハズレです。アマと言っても全日本大学オーケストラ大会で最優秀賞を受賞した関西学院交響楽団ですから上手なんですよ。ミュージシャンなら外すわけがないとGACKTは言ってましたが、ダンスより長くバンドやってた私の耳もポンコツですか?社交ダンスは、マスクをつけた3組がチャチャ、ルンバ、ジャイブを踊って誰がプロかを当てるんですね。芸能人の皆さんほとんど縁がないと思いますので、当てるのは難しいでしょう。GACKTはちゃんと当てるんですよ。着眼点がいいんでしょうかね。私たちは登場してきた時から久保田・徳野組はすぐ分かりましたが、芸能人カップルはさておき、もう1組イキのいい踊りを披露するカップルがいて、そっちに引っ張られてしまった回答者が多かったです。後でマスクを外してホワイトン君たち高校生カップルと分かりました。気合の入ったいい踊りでしたね。日本の競技ダンス人口って世界第3位なんだそうです。1位と2位はドイツ、ロシアでしょうか。(定かではありません)一昨年プロアマ混合でWDOの試合が日本でありましたが、全員外人ジャッジでも元気のいいアマの選手が優勝でしたから競技ダンスを知らない人が質の違いを判断できないのも当然かと思いました。芸能人ペアの川崎麻世&阪口珠美(乃木坂46 )は、即席2週間で仕上げた割にはよく頑張ってたと思います。大西組が指導されたそうですよ。相当練習しないと、日本トップレベルのダンスの中でとんでもなくウキますからね。キンタロー。や浅田舞さんたちが芸能人カップルとして登場してたら、また票が割れたかも知れません。さて、個人連勝記録を76に伸ばしたGACKTさん。番組的には面白い終わり方でしたが、次回は誰とペアを組むんでしょうか。視聴率はかなり高かったようです。皆さんはご覧になりましたか?
2024/01/11
コメント(0)
大晦日の夜、イーストハリウッドのアパートで火災が発生し、ヒスパニック系住民5人が死亡します。現場に駆けつけたボッシュは、施錠された非常扉の前で少女ソニアを発見しました。原因は放火。ソニアは母親の作ったメキシコ料理タマレを、アパートに住む親戚に届けに行って逃げ遅れ、『タマレの少女』としてネットで話題になります。火災で死んだアパートの管理人は、麻薬を扱うギャングと対立していました。逮捕したギャングの幹部は拘置所で殺され、実行犯はFBIに奪われてしまいます。一番悪いボスのペニャはFBIのタレコミ屋で手を出せない上、警察上層部からの命令で捜査の打ち切りを命じられます。ソニアを亡くした父親の嘆きを聞いたボッシュは、どうしてもペニャを許せませんでした。相棒のエドガーは、正義のためとは言え逮捕できない犯罪者を射殺した罪悪感に苛まれていました。家族と別れて生活は乱れ、捜査にもミスが目立つようになります。そんな折、ハリウッド署の殺人課はウエスト管区と統合されることになって、刑事たちは何となく落ち着かない状況に。ボッシュたちの上司ビレッツは有能で太っ腹の警部補でしたが、女性であることやLGBTであることで一部の巡査たちから嫌がらせを受けていて、それがエスカレートしてきたことでついに内務監査課に申し立てをします。殺人課内部がザワザワしている中、ボッシュの娘マディはチャンドラーの弁護士事務所のインターンとして働いていました。チャンドラーは詐欺を働いたフランゼンの弁護を担当しています。悪の超大物の情報を差し出す代わりに服役を逃れる司法取引を持ち出し、マディは証言をビデオに納める手伝いをしました。その超大物がプロの殺し屋を差し向けてくるんですね。フランゼンは殺され、チャンドラーも危篤、マディも命を狙われます。シーズン7全8話は2021年に放送されました。これまでより2話少ないんですが、内容は盛りだくさん。面白い完結編でした。<これまでのBOSCH>シーズン1シーズン2シーズン3シーズン4シーズン5シーズン6
2023/12/29
コメント(0)
寅の年、寅の日、寅の刻、強い武将になる星の下に生まれた松平竹千代。母親の於大の方はそう触れ回っておりましたが、なんとも気の弱い泣き虫弱虫の少年でした。本当は卯年(うさぎどし)生まれだったようです。駿府で人質生活を送っていた竹千代改め松平元信(松本潤)は、今川館の主、今川義元(野村萬斎)に人生の道標を教えられます。『武を持って治めるのは覇道。徳を持って治めるのは王道。国の主は民。』上品で志も高い人だったようですね。元信は子供の頃から一緒に遊んでいた今川一門の娘・瀬名(有村架純)を娶り、名を松平元康と改めました。瀬名は義元の長男・今川氏真(溝端淳平)が側室にと望んでいた女性だったらしく、御前試合で負けて彼女を元信に取られたことを少し根に持っていた感じです。瀬名って、これまで悪女として物語に登場してきた記憶があるんですが、このドラマでは聖女でしたね。自然に囲まれた穏やかな地で静かに薬を煎じながら生き、戦による奪い合いではなく、国同士が互いに協力し合う慈愛の国を作ろうとしていました。そのせいで武田と内通したと疑われ、信長に処分を命ぜられた家康が、泣く泣く彼女の自決を見守るという形で描かれています。この今川義元の教えと瀬名が目指した世界観が、家康に太平の世のビジョンを与えたという流れでした。幼少期に織田家の人質だった竹千代は、信長から白兎と呼ばれ相撲を仕込まれて、というより叩きのめされていましたが、妹のお市には慕われていたようです。お市(北川景子)は織田家のマドンナでした。彼女が登場すると周りの空気がキラキラ輝いて、テレビから星が飛び出してきそうでしたよ。子供の頃、溺れかけた市を竹千代が救ったことがあって、その時から竹千代に嫁ぐと決めていた節がありました。美しく成長して、信長に家康と結婚しろと言われて、いそいそと嫁入り支度をしていましたが、その時すでに瀬名という本妻がいたんですよね。この二人が結婚してたら、歴史は大きく変わっていたかもしれません。泣き虫の殿様が生き延びてこれたのは、家来がよかったんですよね。清水次郎長の浪曲に出て来る子分たち、大政に小政みたいなものでしょう。まずは徳川四天王の筆頭、酒井左衛門尉忠次(大森南朋)です。『エ〜ビすくい、エビすくい〜。フナ・アユ・フナ・アユ』皆さんも一緒に踊りましたか?うちも踊りましたよ。ふな・あゆ石川数正(松重豊)もいい味出してましたね。いっつも小難しい顔で『殿、ご決断を!』と家康に詰め寄ってました。本多平八郎忠勝(山田裕貴)は常に好戦的で、優柔不断な家康を主君と認めていませんでしたが、合戦でかすり傷一つ負わないという豪傑で、のちに徳川四天王の一人と数えられるようになります。榊原康政(杉野遥亮)はボロボロの具足で参戦してすぐに討ち死にしそうな感じでしたが、平八郎をライバル視して文武に励み、四天王の一人になります。四天王の最後の一人は井伊直政(板垣李光人)です。ヤンチャで家康を殺そうとさえするんですが、放免され後に取り立てられて、女性のような見目麗しさを保ちながら元武田兵だった赤備え軍団を率います。本多正信(松山ケンイチ)は、一向一揆の敵方の軍師で家康に銃を向けますが、後に家臣となります。仮病を使って戦いを避けるなどイカサマ師で嫌われ者ながら、知略に長け最後まで頭脳で家康を支えました。織田信長(岡田准一)は迫力ありましたね。強引な手腕に周りは敵だらけでしたから、その不安を夢という形でよく表現されていたと思いました。豊臣秀吉(ムロツヨシ)の登場時の自虐的な立ち振る舞いから横暴な君主への変貌は面白かったです。能ある鷹は爪を隠す的なキレものでしたが、信長に代わって天下をとってから急に老けたのがちょっと気になりましたね。家康とそれほど歳は変わらないはずなのに、ものすごくお爺さんに扮してました。男まさりで潔かったお市が亡くなって、その娘の茶々として北川景子が再登場した時は『え〜!』と思いました。したたかな小悪魔的演技も上手でしたね。忍者ハットリ君の祖先、服部半蔵(山田孝之)も忍者っぽくない忍者で面白かったです。自分は忍者ではなく武士であると言い続けていましたが、この人も部下の忍者が優秀だったからやってこれた感じです。大河ドラマを1年間撮りためて年末に一気に見るのも毎年恒例になりつつあります。これでHDDも空き容量が増えて、また来年に向けて準備万端。噂によると『どうする家康』は視聴率がそれほど伸びなかったようですが、私個人としてはとっても面白いドラマだったと思います。この時代のドラマはこれまでにもたくさんありましたが、明智光秀や石田三成、武田信玄、今回は特に瀬名が、脚本や演じる人によって全く別人のように描かれるのが興味深かったです。
2023/12/28
コメント(0)
病院から医療用の放射性物質セシウムが盗まれました。妻アリシアを誘拐され、医学物理士のスタンリー・ケントがやむなく持ち出したんです。スタンリーは殺害され、セシウムは行方不明に。ボッシュとエドガーはFBIと共同捜査を始めます。アリシアの証言から極右集団のソブリン市民団が疑われましたが、ボッシュはアリシアに不審感を覚えていました。彼女の部屋を盗聴し、愛人のFBI捜査官マクスウェルと共謀して夫を殺し、ソブリンに罪を着せたことを突き止めるんです。しかしボッシュの宿敵チャンドラー弁護士はアリシアを弁護することに。チャンドラー弁護士事務所でインターンをしていたボッシュも娘マディは、板挟みになって事務所を辞めます。ボッシュはこの他にもいくつかの未解決事件を追っていました。その一つが薬物事件の捜査で知り合った女性エリザベス・クレイトンの娘デイジーの殺害事件です。彼女の死の原因は知れば知るほど悲惨で、娘の死から立ち直れずに薬に溺れていたエリザベスは命を絶ってしまいます。ボッシュの相棒エドガーも別の事件を追っていました。彼が使っていた垂れ込み屋が殺された事件です。殺しに関わった汚職警官も殺され、黒幕はハイチ移民組織のアヴリールであることを突き止めます。アヴリールは非常にズル賢い男で、どんなに追い詰めてもスルリとかわす悪の権化でした。エドガーはアヴリールを野放しにはできないと思い詰めるんです。シーズン6全10話は、2020年に公開されました。マディがどんどん大人の女性に変わっていくのがリアルタイムで見られます。<これまでのBOSCH>シーズン1シーズン2シーズン3シーズン4シーズン5
2023/12/25
コメント(0)
ボッシュは潜入捜査のため、砂漠の薬物組織のアジトで中毒患者を演じていました。ことの起こりはハリウッドで発生した薬剤師殺害事件でした。違法な薬剤売買にボッシュとエドガーが挑みます。オキシコドンという薬はモルヒネに似た強い鎮痛剤で、手に入れるためには処方箋が必要です。薬物組織は大量に出された処方箋で患者たちにオキシコドンを買わせ、飛行機で砂漠に連れていっていました。薬剤師を殺した犯人もこの組織と関係しています。オキシコドン中毒の退役軍人を演じるボッシュも、他の患者とともに飛行機でアジトに連れて行かれますが、別件で新聞に写真が載って正体がバレてしまうんです。とんでもない絶体絶命。別件というのは、ボッシュが若い頃に担当したスカイラー殺人事件。アーヴィングが指揮していた事件ですが、冤罪として再調査されることになったんです。ボッシュが証拠を捏造したと追及されていました。裁判でいつもボッシュを打ち負かす有能な弁護士ハニー・チャンドラーに、今回は弁護を依頼しました。その裁判関連の記事がリークして新聞に写真が載ってしまったんです。ボッシュはどっちもピンチですが、そんな中、直属上司のグレイスは、警察内の犯罪統計の水増しを記者にリーク。検事局でボランティアとして働く娘のマディが、今回いい仕事をしてボッシュを援護します。相棒のエドガーは狙撃された後で離婚。いつも危険と隣り合わせで、夜中でも呼び出されるとすぐ出ていく夫に付き合いきれない気持ちは分かるような気がします。アーヴィング本部長は、離婚後に知り合った若い彼女にそそのかされて市長選に打って出ようとしています。シーズン5全10話は、2019年に公開されました。伏線がいっぱいで続編作る気満々です。<これまでのBOSCH>シーズン1シーズン2シーズン3シーズン4
2023/12/20
コメント(0)
ロサンゼルスに、世界で一番短いケーブルカー『エンジェルズ・フライト』があります。このエンジェルズ・フライトで黒人弁護士のエライアスが殺されました。エライアスはロス市警をたびたび訴えてきたことで有名で、恨みを抱いていた警官たちによる犯行ではないかと疑われます。アーヴィング本部長はボッシュをリーダーとして特捜班を作り捜査に乗り出しました。香港から戻ったエレノアは、LAでギャンブラーをしながら中国マフィアの動向を探り、FBIに協力して復帰を目指していました。香港に残してきた夫レジーは中国マフィアと関係があり、結婚が破綻していたんです。ボッシュと会ってこの話をしていたカフェテリアで、バイクに乗った二人組に襲撃され、エレノアは命を落としてしまいます。これは衝撃的でしたね。犯人は中国マフィア関連のようでした。エライアス殺人事件の前に、黒人のハリスを無実の罪でロス市警が拷問したブラックガーディアン事件というのがありました。エライアスに警察の内部情報を漏らしていた警官がいて、見返りに示談金の一部を受け取っていたようです。しかしブラックガーディアン事件に怒ったエライアスが、金を渡すのを拒んだため殺されたという結末なんですが、犯人はかなり意外な人物です。もう一つ、ボッシュがずっと追っていた母親殺しの犯人がついに判明します。巧みなアリバイを崩し、犯人逮捕に持ち込んだボッシュのお手柄です。韓国人街の連続殺人事件の犯人も偶然ですが見つかって、ハリウッド署はポイントを上げました。エレノアの死は残念でしたが、今シーズンはまとまってて終わり方もスッキリ。こんなドラマ見てるとL.A.は相当物騒な街ですけど、大谷翔平選手が今日入団会見してたドジャースって、ここにあるんですよねー。シーズン4全10話は2018年に公開されました。<これまでのBOSCH>シーズン1シーズン2シーズン3
2023/12/15
コメント(0)
L.A.の韓国人街で連続殺人が起こっていました。犯人は帽子を被った黒人で、いつも自転車に乗っています。被害者の家族の心のケアを担当していたパークという女性が、息子を亡くし妻に離婚されたボッシュの上司アーヴィング副本部長と親しくなるんです。退職を考えていたアーヴィングは彼女に励まされて本部長になりました。ボッシュの元妻エレノアは夫のいる香港へ行き、娘のマディはボッシュの家から学校に通うことになります。合法なのか違法なのかよく分かりませんが、ボッシュは以前からガンという男を監視カメラで密かに追っていて、その男が殺されたことでボッシュが容疑者になってしまいます。ボッシュはある殺人事件の証人として裁判で証言することになっていたんですが、その被告の手下が裏から手を回してボッシュを陥れようとしたようです。もう一つ別の事件がありました。ホームレスの退役兵メドーズの死体がバンの中で発見されます。目撃者もいたんですが殺されてしまい、どうやら軍隊仲間の犯行のようでした。ボッシュの相棒のエドガーがその一人を射殺してしまい、仕返しに腕の良いスナイパーに狙撃されて病院送りに。ボッシュは逃げようとしていた隊長を追います。元妻のエレノアはFBI捜査官だった頃、何かの行き違いで職を追われることになって、やむなくプロのギャンブラーになりましたが復職を望んでいました。そのチャンスがやってくるんです。FBIに協力し潜入捜査を依頼されます。ボッシュの母の殺人を担当していた元刑事が放火で死に、警察の大物が絡む手がかりを彼に残しました。これまで母親を殺した犯人は既に死んだと思っていましたが、生きてたんですね。しかもすごく近いところにいました。物凄く良いところで終わるんですよ。絶対続きを作ってくれと願わずにはいられないような。シーズン3の10話は、2017年に放送されています。だんだん面白くなってきました。<これまでのBOSCH>シーズン1シーズン2
2023/12/11
コメント(0)
ポルノ映画で財を成した男、アレンが殺されて、ボッシュが事件を担当します。大邸宅に住む彼の妻ヴェロニカは、美人で悪女。夫に愛人がいることに気づいていますが、自分も邸宅の警備を担当するナッシュと出来ていて、アレンを殺す動機はありました。アレンにはアルメニア系マフィアのマークスという親戚がいて、アレンがその金をくすねたという秘密もあります。テロ絡みでFBIもLAマフィアをマークしていて、ロス市警とよくバッティングするんですよ。マークスの手下を捕まえてみたら、実はFBI潜入捜査官だったり。副本部長のアーヴィングはボッシュが新米刑事だった時からの長い付き合いです。アーヴィングの一人息子のジョージも刑事になり、悪徳警官の不正を内部調査するため麻薬課に潜入していました。アレン邸の警備員ナッシュは元警官で、実は悪徳警官を束ねて麻薬の横流しをしていたんです。ジョージの潜入がバレて殺されたことで、アーヴィングもボッシュを頼んで密かに犯人探しを始めました。マークスの手下(実はFBI)が捕まったことで、その報復のためにボッシュの元妻エレノアと娘マディが誘拐されます。この他にもボッシュが長年探していた母親殺しの犯人に関する新たな手がかりが見つかったり、ロス市警上層部の市長選に関わる軋轢が露呈したり。結局アレンの事件はお金の奪い合いで、マフィア vs. 悪徳警官、妻 vs. 愛人の構図になりました。ボッシュはさすが元特殊部隊にいただけあって、人質救出とか銃撃戦とか、修羅場を潜ってきた人の落ち着きみたいなものを醸し出してます。安心してみていられるので、途中で何度か眠くなりました。シーズン2の10話は、2016年に放送されています。まあまあ面白かったかな。<これまでのBOSCH>シーズン1
2023/12/05
コメント(0)
金スマ社交ダンス企画を見ました。オチョ&浅田舞ペアの世界選手権初挑戦です。世界選手権の話はこれまでなんども書いてきましたが、テレビ番組で紹介される機会は滅多にないのでうれしいですね。WDSF (The World DanceSport Federation)ではシニアの世界選手権が10歳ごとにあって、ジュニアも含め年齢別の世界選手権が毎年たくさんあります。浅田さんたちが出場されたシニア I (30歳以上と35歳以上のペア)のラテン競技以外にも、スタンダード競技というロングドレスと燕尾服で踊る世界選手権もあるので、複数の世界選手権に掛け持ち出場される選手も少なくありません。みなさん仕事や育児の忙しい合間を縫っての参加ですから、現地入りして二日後に時差ぼけのまま試合というのは普通で、ヨーロッパの選手なんかは当日飛行機でやって来たりもします。ポルトガルは行ったことがありませんが、きれいなところですね。でもだいたい試合が終わるとすぐ帰るとか、オープン戦も参加する選手が多いので、あまり観光する時間はありません。参加者49組は割と少ない方で、それでも一度に全員は踊れないので10組ずつくらいに分けて踊るんですが、これをヒート分けといいます。世界選手権などの大きな試合ではヒート分けによる不公平をなくすために種目別でシャッフルされて、どの種目を何ヒート目で踊るか、あらかじめ背番号で掲示されます。サンバで一緒に踊ったメンバーとチャチャのメンバーは違うようになっているんですね。1次予選はだいたい参加者の半分がざっくり落とされます。100組参加なら50組は敗者復活戦に挑むわけです。参加者が増えたのはキンタロー。&ロペスが世界選手権に参加した前年からで、それまで各国2名ずつだった代表選手が何組参加してもよくなったんですね。競技人口はヨーロッパが圧倒的に多いので、アメリカのマイアミで開催された世界選手権にヨーロッパから選手が集まらないのではという危惧から、地元の選手いっぱい出そうという方針に切り替えたようです。どのジャッジが入れたかという種目ごとのスコアは、試合が終わってから公表されるので踊っている間は分かりません。勝ち残った選手の背番号だけが掲示されて、種目ごとに今どの位置につけているかも番組を盛り上げるための後付けの情報です。敗者復活でどの選手がライバルになるかなんていうのも、もちろん分からないまま試合に臨みます。試合の結果は以前書きましたが、日本代表の皆さん、実力を十分に発揮されていいパフォーマンスでしたね。番組の企画になったおかげで、多くの方に世界選手権の様子を知っていただけたのは素晴らしいことだと思います。これでまた社交ダンス人口が増えたら喜ばしい限りです。浅田舞さんが最後に『何歳になっても挑戦することは遅くない』とおっしゃてましたが、社交ダンスは歳を重ねても世界に挑戦できる数少ない競技ですので、ご興味ある方は是非チャレンジしてみてください。金スマ社交ダンス企画も、できればもっと続けて欲しいです。競技会情報はこちらから
2023/12/02
コメント(0)
金スマ社交ダンス企画を見ました。世界選手権前に海外大会の緊張感を味わってもらおうと、コーチの山本英美先生が考えたキンタロー。&ロペス組との一騎打ち。会場は東京の北区赤羽会館です。JDSF全面協力で、会場には名だたる強化選手たちが声援を送ってましたね。種目はサンバ、チャチャ、ジャイブの3種目で、一組ずつ交互に踊り、3名ジャッジの多数決で勝敗が決まります。最初のサンバを見た段階で、もう結果は明らかでした。下半身の強さ、スピード、パフォーマンスだけでなく、エンターテイメントとしてキンタロー。たちが圧倒的に強かったです。30代、40代くらいなら、5年のブランクなんて大したことないんでしょうね。山本コーチの狙いは、ぼろ負けすることで上を目指す二人の足並みを揃えることだったと思います。キンタロー。&ロペスもよく1ヶ月でここまで仕上げてきたなあと感心しました。それより全盛期から12キロ増だったキンタロー。がよく1ヶ月で4キロ落としたなと、そっちの方が羨ましかったですね。来週、世界選手権の様子がテレビで放映されるそうで、そちらも楽しみです。結果はこちらでご覧になれます。すでにYouTubeで公開されているのでご覧になった方も多いかもしれません。ご興味ある方はこちらからどうぞ。浅田&オチョ組も映ってます。
2023/11/25
コメント(0)
ハリー・ボッシュは、正義感の強い、ちょっと血の気の多い刑事です。ハリウッド映画に事件ネタを提供した報酬で、眺めの良い高台に一人暮らし。50歳くらいの出世とは縁のない男ですが、鋭い観察力と直感、そして行動力で難事件を解決し、ロサンゼルス市警ハリウッド署殺人課のレジェンドとなっていました。ボッシュは容疑者を射殺した件で裁判にかけられています。正当防衛か、過剰防衛か、いつもギリギリの捜査を行なっているので、彼はよくこう言ったことで訴えられているようです。裁判と並行して職務は続いていて、今回の山は少年の白骨の発見です。分析によると少年は20年ほど前に殺されていて、虐待を受けていた痕跡がありました。家族や当時の友人たちの聞き込みを進める中、別件で逮捕されたウェイツという男が、その白骨事件も含めた連続殺人を自白する代わりに死刑を逃れる司法取引を申し出てくるんです。ウェイツは実際サイコパスで、市長選に立候補するために顔を売りたがっていた地方検事オシェイを出し抜き、現場案内中に脱走。さらに殺人を重ねていきます。そしてなぜかボッシュに執着して、先々で彼に電話をかけてくるんです。ボッシュの母親は娼婦でした。子供の頃に殺され、まだ犯人は見つかっておらず、今の仕事についたのはその犯人探しの目的もあったのでしょう。死体はゴミ箱に捨てられていて、ボッシュは施設で少年期を過ごし、軍に入って中東などに派遣され特殊部隊の一員として働いていた経歴を持ちます。ウェイツも同じ施設出身で、似たような境遇に育ちながら自分とは違った道を歩んでいるボッシュに興味をもったのかもしれません。ボッシュの別れた妻は元FBI捜査官で、プロファイラーでした。犯罪者の心を読むプロです。その才能を活かし、今はラスベガスでポーカーのプロとして大金を稼ぐ生活をしていて、高校生になるボッシュとの娘と中国人のポーカー仲間の夫と暮らしていました。今でも行き来はあって、彼女にも助けを借りるんです。ボッシュの本名は、ヒエロニムス・ボッシュというんですが、ルネッサンス期のオランダの画家ヒエロニムス・ボスと同じ名前だと今更気づきました。シーズン1は2015年に配信された全10話の刑事ドラマです。マイクル・コナリーのミステリー小説「ハリー・ボッシュ・シリーズ」が原作です。人気ドラマにありがちな美男美女は全然出てこないんですが、じっくりと楽しめて脚本もよくできてると思いました。おもしろいドラマはこれ!
2023/11/17
コメント(0)
メドウズの訓練生たちが、ついに暗殺の実行に送り出される日が来ました。ハンナはパリで活動家のアッバス・ナジーリ暗殺を命じられますが、マリッサと協力して暗殺を偽装すします。ハンナはアッバスのことが好きになってしまうんですね。最初のシーンはヘリコプターに追跡され二人で森を逃げるシーンでした。これはシーズン1、シーズン2に続く物語です。CIA内部に暗殺を指揮するパイオニア・グループというのがあって、メドウズのトップのジョン・カーマイケルもその一員でした。グループの目的は潜在的に危険と思われる若者をピックアップして、将来のテロを未然に防ぐために芽を摘むことです。グループトップにはチェアマンと呼ばれる人物がいて、それがなんとマリッサの実の父親ゴードン・エヴァンズだということが判明するんです。マリッサは幼い頃から父親の虐待を受けて育ったので、再会には複雑な心境でした。マリッサはウィーンでCIA分析官イーサンに接触し、暗殺リストに載っている彼の身の安全を保証する代わりに内部情報を流してもらいます。イーサンの情報でパイオニアの本部を突き止めたマリッサとハンナは、侵入して暗殺リストが作成されているサーバーを破壊します。マリッサはITエンジニアのマックスにパイオニアのデータをUSBに入れさせて逃げましたが、暗号化されていて見られないんです。CIAですから情報管理は抜かりないでしょう。世界各地に散らばった訓練生たちによって暗殺が遂行される中、この計画に疑問を持つものも出てきます。ジュールズやテリーも途中からハンナたちの側に回ります。ハンナはアッバスと逃げていましたが、CIAの追跡は続き、ついに追い詰められて絶体絶命のピンチを迎えました。そこに救世主のようにマリッサが登場するんですよ。父と娘の対決です。最後まで気の抜ける瞬間がない物語でした。シーズン3は全6話と、1や2に比べて少なかったんですが、内容は濃かったですね。これで物語は終わりですが、いろんなスピンオフができそうです。おもしろいドラマはこれ!
2023/11/09
コメント(0)
金スマ社交ダンス企画を見ました。放送されたのは、2023年10月に開催された世界選手権に向けての準備期間とでもいいましょうか。社交ダンスの競技選手にはあるあるな、カップル間の不協和音から始まりました。30代から50代のシニア競技選手は、たいてい仕事や子育てで忙しいので練習時間があまり取れないのがあたりまえです。他の国の人たちだって、似たようなもんだろうと思います。そういった場合、すきま時間を利用して個々のスキルを上げる練習はできますが、カップル練習の時間がとりづらい状況になります。どうしても二人で顔をあわせると、自分が上手く踊れないのは相手のせいといった気持ちになるんですね。夫婦でもそうなんですから、そうでないカップルはもっと、心の中に少しずつ積もった不満がいつしか二人の間にそそり立つ高い壁になってしまうのではないでしょうか。番組でオチョが『ぼくはマイちゃんの100倍練習してる』と不満をぶつけてましたね。舞さんだって精一杯頑張ってるでしょうから、そんなこと言われる筋合いはないと思ったでしょう。経験から分かっているのは、全日本選手権で戦う競技選手たちはみんな全力疾走で走っている人たちなので、力を振り絞って追いかけてもその差を詰めるのは並大抵のことではないんです。私たちもシニア I のときは、どんなに頑張っても5位が最高でした。社交ダンス始めたのは30歳過ぎてからですから境遇は似ています。駅伝選手で時々、7人抜きとかやってのける新人が現れたりしますが、本当にそれは稀なことで、キンタローたちが世界でいい位置につけられたのはタイミング的な運の良さもあるし、なにより学生の頃からの蓄積があったからだと思います。5年ぶりで16キロ増量したキンタローが今回登場してロペスと踊りを披露してくれました。私も最初に世界選手権に出場した頃から8キロ増量してますから、そのキツさ、減量したくてもできないジレンマはよ〜く分かります。リーダーからチクチク言われて万年ダイエット状態ですが、年とともに体脂肪率はじわりじわりと上がっていきます。モノマネが得意なキンタローは、ものすごく勘のいい芸人さんだなと思いましたね。日本人が苦手と言われている顔の表情、ヨーロッパの選手たちがどんな風に踊っているのか的確につかんでいるんです。山本先生の教室で披露したサンバの顔リズム、素晴らしいの一言でした。一緒に踊っていると、『こいつリード遅いな』とか『動きが重いな』とかお互い心に思うことはあると思いますが、競技会で必要なのは『楽しく踊る』ことよりも、『楽しく踊ってるように見えること』だと私は思っています。多分これから放映される三笠宮杯も世界選手権も、もう終わってしまって結果は分かっていますが、オチョも舞さんもダンサー体型で綺麗なので、できればシニアIIあたりで結果出す気持ちでこのまま続けて欲しいですね。社交ダンス界を盛り上げるためにも。今日も元気だ!ビールが旨い
2023/11/04
コメント(0)
竜王の再来であるランドが闇王を倒したかに見えましたが、イシャミールは闇王に仕える闇セダイの一人に過ぎませんでした。生き延びたイシャミールは、モイレインの絶対力を封じ込め、仲間である闇姫ランフィアを召喚します。桁違いに強いランフィアは、前世ではランドの恋人でした。これはシーズン1に続く物語です。ランドとランフィアランドは死んだということにしてモイレインの元から旅立ち、ある街で力を隠したランフィアと出会い、再び恋に落ちます。ナイニーヴとエグウェーンは、白の塔で修練生となり絶対力の使い方を学んでいました。エレイン王女とエグウェーンアンドール王国のエレイン王女もここで学んでいて、エグウェーンと仲良しになるんですが、裏で闇王と繋がっている赤アジャのリアンドリンに目をつけられて大陸西部ファルムにテレポートさせられてしまいます。リアンドリンとナイニーヴファルムは侵略してきたショーンチャン軍によって掌握されていて、反抗的な者は容赦なく殺し、絶対力を操れるものを狩って奴隷のように服従させていました。ナイニーヴとエレインは逃れたもののエグウェーンは捉えられ、特別な首輪をはめられて犬小屋のような場所に繋がれてしまいます。生き延びたイシャミールは、ショーンチャン軍の参謀のような立場になっていました。イシャミールとショーンチャン軍闇セダイによって奪われた「英雄蘇生の角笛」を追っていたペリンは、白マント軍に捕まっていた凄腕の女戦士を助け出して共にファルムへと向かいます。女戦士とペリン別行動だったマットは、赤アジャのリアンドリンによる投獄から解放され、やはりファルムにやってきていてイシャミールに辛い前世を見せられたりしていました。闇セダイの手先とマット苦境に立つエグウェーンを救うということでランドもファルムに到着。再びイシャミールと対峙する竜王の再来ランドと仲間たち。ランドの絶対力はショーンチャン軍の強力なパワーで封印されています。モイレインの力は戻るのか、ランとの絆は、そして闇セダイとの戦いはいかに。護衛士ランとモイレインシーズン2全8話なんですけど、エピソードがてんこ盛りでとても語り尽くせません。お気付きのこととは思いますが、写真の下の名前、赤が闇側、水色が光側です。光と闇の戦い、シーズン3はまた来年でしょうか。
2023/10/24
コメント(0)
施設を脱出したクララは、ハンナとルーマニアの森に隠れ住んでいました。森はハンナにとっては慣れ親しんだ故郷ですが、クララはこの先どう生きていくのか不安です。一方、施設にいた訓練生たちはイギリスのメドウズに移送されていきました。これまでのような画一的な訓練ではなく、お城のようなところで個性あふれる部屋や服装、新しい名前、生い立ち、家族などが各個人に支給され、その人物になりきる生活を送ります。彼女たちが家族に宛てたメールに返事を書いていたのはCIAの新人テリーでした。訓練生たちは全員10代の若い女性なので、女子校の寄宿生のようです。本物の母親が見つかったという偽情報で誘き出されたクララは、捕まってメドウズに送られます。ハンナは爆死したことになっていましたが、訓練生たちに薬物を提供していた製薬会社パスウェイに潜入し、クララの居場所を追いました。マリッサはハンナが赤ん坊の時に実の母親を殺した張本人ですが、敵のようでいて何度も彼女を助けるんですね。CIAが続けている人間兵器育成計画に反対する立場に転換したようです。クララの救出にやってきたハンナもメドウズに捕えられます。ミアという名前を与えられ訓練生に加わりますが、メドウズにはなじめませんでした。成績はダントツに優秀でしたので、卒業に先駆けてジュールズという仲間とミッションに参加することとなりロンドンに送られます。クララはサンディとバルセロナに送られ、並行してウトラックスの情報を報道関係者に流そうとしている人物を消すことを命じられます。タキトゥスという名の謎の人物は、CIAの暗殺リストを持っていて、バルセロナの大学に通う娘と会うためにロンドンからやってくることになっていました。ジュールズとサンディは言われたことを実行するよう洗脳されてしまっていましたが、ハンナとクララは違います。命じられるままに罪のない人々を殺すことは出来ません。メドウズを取り仕切るジョン・カーマイケルは、彼女たちを使ってCIAの転覆を狙っていたようです。ハンナとマリッサはこれに反対し、リストを手に入れてジョンの弱みを握り反体制グループとの密かな戦いを続けます。クララは実の母親が生きていることを知り、メドウズを去っていきました。シーズン1に続き、シーズン2(全8話)も手に汗握る展開でした。マリッサもそうですけど、訓練生たちはみんな不死身ですね。すごい話です。シーズン3も楽しみ。おもしろいドラマはこれ!
2023/10/18
コメント(0)
ルーマニアの森の中にCIAの秘密施設がありました。中絶を望む女性と契約して産ませた乳幼児を譲り受け、遺伝子を改変して人間兵器を開発する、ウトラックス計画が遂行されていたんです。ハンナはそこで産まれました。CIA幹部のマリッサ・ウィーグラーがその施設の責任者で、元軍人のエリック・ヘラーは彼女の元で赤ん坊の提供者を探す仕事をしていました。ヨハンナもエリックの勧誘で子供を提供しますが、出産の後で気が変わって、どうしても子供を取り戻したいとエリックに迫ります。エリックはヨハンナを愛してしまっていたので、決死の覚悟で施設に忍び込みハンナを奪還。しかしマリッサ率いるCIA部隊によって追い詰められ、ヨハンナは射殺されてしまいます。森に逃げたエリックは、そこに隠れ住み、ハンナを鍛え、教育しました。学校へも行かず、父と思っているエリック以外とは知り合うこともなく育ったハンナ。彼女はエリックに英語、ドイツ語、フランス語や一般常識を教わり、サバイバルや戦闘術を学んでいました。15歳のハンナは森の外に興味が湧きます。父親に固く禁じられていましたが、ついに森の外に出てCIAの情報網にかかり、マリッサが送り込んだ要員に捕らえられてしまいます。しかし彼女の戦闘能力や順応性は半端ないんです。モロッコの収容施設から逃亡し、家族旅行中のイギリスの少女ソフィーに出会って、エリックと合流場所に決めていたベルリンまでなんとか行き着くんですよ。エリックの逆襲はすごかったです。国際指名手配されているので表には顔を出せませんが、軍隊時代の仲間の助けを借りてCIA関係者を次々と抹殺し、マリッサを捕えて脱出の協力をさせます。CIAはジェローム・ソーヤーという切れ者で嫌味な男を送り込んできてマリッサを捜査から外し、エリックとハンナは再び追われる立場に。エリックはハンナに本当の父親と一緒に普通の生活をさせることを望みますが、彼女には無理でした。エリックはウトラックス計画が続行中で多くの少女たちが訓練されていることを知ります。ハンナはエリックと共にウトラックス訓練生を解放しようとしますが…。『ハンナ 〜殺人兵器になった少女〜』(Hanna)は、アメリカのテレビドラマ・シリーズで、2019年3月にシーズン1の全8話が公開されました。ハンナ(エスメ・クリード=マイルズ)の運動神経が半端ないので残虐ですが爽快感があります。産まれてこのかた人や街に全く縁のなかった少女が、すぐに社会に適応するのがすごいなと思いましたね。凶暴そうな動物なんかもさらっと手なづけるし。ちょっとでも彼女に手を出そうとすると、鋭い鉄拳が飛び出すのも面白かったです。
2023/10/05
コメント(0)
アメリカ国防総省は2023年8月31日の会見で、これまで機密扱いされていたUFO(未確認飛行物体)に関する資料や動画などをWEBで公開することを発表しました。今、公開されたUFO情報に全世界の注目が集まっています。ブルーブックは実在したプロジェクトネームで、今日ご紹介するドラマは1950年代から1960年代にかけてアメリカ空軍が秘密裏に行ったそのUFO調査を題材にしています。主役は天体物理学の教授であるジョーゼフ・アレン・ハイネック博士。UFOの存在には懐疑的でしたが、空軍からの依頼でこの仕事を引き受けることになり、後にUFO研究家になる実在の人物です。空軍の上級パイロットであるマイケル・クイン大尉をパートナーとして、UFO目撃情報を調査することになります。空軍の上層部は、あくまでUFO目撃情報を地球外の未知なものではないといいたいみたいでした。ソ連の偵察機だとか言って戦争を匂わせたり。博士の役目は、よくある自然現象と説明して無理矢理にでもメディアや国民を納得させることでした。でもエリア51では地球上で作られたものではなさそうな墜落した飛行物体が隠蔽されていましたし、死亡した宇宙人の解剖動画も撮っていたようです。謎の黒服軍団(メン・イン・ブラック)が博士に接触を図って来て、空軍に保管されている未知の金属塊を持って来させたり、ワシントンに襲来するUFOの一軍を予言したりするんですよ。このワシントンDCでのUFO乱舞は本当にあった事件なんです。博士も次第に宇宙からの来訪者を認めざるを得なくなっていきます。一方、KGBの美人スパイに狙われたのは博士の奥さんのミミでした。夫が出張がちで寂しいミミは、賢く美しいスージーとすぐに打ち解けて親友になります。クイン大尉もスージーのハニートラップにころっと引っかかって情報がソ連にダダ漏れです。未知との遭遇という映画、ご覧になりました?1970年代にはテレビでもよくUFO特集やってましたよね。私も実はUFOを見たことがあって、中学生の時、『UFO研究会』なるものを立ち上げたんです。その頃ブームで、UFOや超能力関連イベントが多かったので楽しかったですよ。『プロジェクト・ブルーブック』(Project Blue Book)は、2019年に公開されたアメリカのSFドラマシリーズで、2020年のシーズン2で撮影打ち切りのようです。UFOがアメリカにだけ飛来するはずはないので、他の国でもUFO関連情報を公開してほしいですね。実はすぐそばに宇宙人が一緒に暮らしているのかもしれません。
2023/10/03
コメント(0)
ダンス競技会の参加、不安になります?ルーチンが新しくなって初めての試合とか、あんまり練習できなかったとか、そもそも試合が久しぶりとか、前日パートナーと喧嘩したとか。いろんな理由で、試合の前は不安になることがあると思います。『不安て何か』という内容の話をNHKのチコちゃんに叱られるでやってて、なるほどなと思ったんです。不安とは、人類誕生から備わっている生き抜くための武器なんだそうです。多分人類に限らずいろんな生命体が、危険を察知して回避するための生き残り術として持ち合わせているものなんじゃないかと思います。不安になると心拍数が上がったり血圧が上がったり集中力が増したりして、脳がピンチに備えさせるんですね。ダンス競技会がピンチだとはあんまり思えないかもしれませんが、当の本人にしてみれば、かなり崖っぷちの非日常なんですよ。戦ってみればわかります。周りを見渡すと踊れそうな選手ばっかり、でもここで勝ち抜いていかないと自分の全人格を否定されるような後がない感覚。大将なんて1次予選はいつも手が氷のように冷たくなるんですよ。猛暑でも、です。そもそも不安が武器だというなら、それを有効に利用しない手はありませんよね。『自分は不安だ』と思わないように、『自分はワクワクしている』と口に出して脳をだますといいらしいです。『不安だ』とか『緊張してる』とか言うより、『ワクワクしてる』とか『楽しみ』とか言った方が、いい成果が得られる実験結果もあるそうです。脳からの指令で集中力は普段より上がっているはずなので、ポジティブな方向に矛先を向けられれば絶対にパフォーマンスは上がるはずです。ヘンテコな動きをすると脳が『不安じゃなくて楽しいのかな』と勘違いすると先生はおっしゃってました。競技のフロアサイドでヘンテコな動きもどうかと思いますが、それで不安解消できるならやってみない手はないですね。ちなみに私はここ数年、試合の時不安な気持ちにならないんですよ。ピンチだと思わないからでしょうかね。年取ると、ダンス競技よりも大変なピンチがいろいろあるからかな。
2023/09/15
コメント(0)
絶対力と呼ばれる魔法のようなパワーを使えるのは女性だけでした。白い塔で訓練を受けた選ばれし女性達は、アエズ・セダーイと呼ばれています。なんかフォースを使うジェダイの騎士みたいなイメージでしょうかね。その一人であるモイレインは、護衛士ランと共に竜王の再来を探す旅に出ていました。数千年前に世界を崩壊に陥れた闇王が復活し、対峙するべく再来した竜王。候補者はトゥー・リバーズ地方で20年前に生まれたエグウェーン、ランド、マット、ぺリンの4人の若者でした。ロード・オブ・ザ・リングみたいな雰囲気の歴史ファンタジーです。絶対力というのが万物の源から引き出される力らしく、怪我をたちどころに直したり、強烈な攻撃力を発揮したりして、白い煙のような筋で表現されていました。男性がこの力を使うと狂気に見舞われるようです。でも竜王の候補の4人のうち3人は男性なんですよね。同じように竜王を探しているのが闇王の配下であるトロロークやミルドラル。トロロークはロード・オブ・ザ・リングに出てくるオークです。見るからに悪そうな形相。ミルドラルも歯がいっぱいある深海魚みたいな怖い顔なんで、悪役だなとすぐにわかります。候補者4人に加えて、もう一人同じ村出身の賢女ナイニーヴがモイレインと一緒に白い塔を目指すんです。賢女というのは結婚も子どもも持たない掟に縛られているんですが名誉ある立場で、エグウェーンも賢女になる誘いを受けていました。でもエグウェーンはランドと恋仲で、ナイニーヴもランに心を寄せています。アエズ・セダーイを守る護衛士って、みんなかっこいいですけど、ランは特に侍っぽくてカッコよかったですね。ぺリンは既婚者なんですが、村をトロロークに襲撃された際に誤って奥さんを殺してしまうんです。マットは手ぐせが悪くて闇に引っ張られる傾向があります。色々問題ありのメンバーですが、世界の運命を変えられるんでしょうか。アエズ・セダーイにもいろんな人がいて、派閥が色分けされてるんです。モイレインは青軍団なんですが、赤軍団のリアンドリンは特に男嫌いみたいで、万物源に触れて狂った男たちを狩ってました。アエズ・セダーイを目の敵にしている白マントと呼ばれる狂信的な軍団もいて、魔女狩りのようにアエズ・セダーイを見つけ次第、指輪を奪って火炙りにします。怖いですけど、ゲーム・オブ・スローンズほどドロドロしてないしエロくもありませんでした。ロバート・ジョーダンのファンタジー小説シリーズ『時の車輪』が原作です。シーズン2がこの9月から始まったので、続きが楽しみです。
2023/09/08
コメント(0)
1923年9月1日に発生した関東大震災からちょうど今日で100年。その間に阪神淡路大震災、東日本大震災が発生しました。100年前の関東大震災をきっかけに日本はどう変わったのか。池上彰のニュースそうだったのか!!特別編を見ました。関東大震災では火災が広がって大きな被害となりました。火を食い止めるのに大きな役割を果たしたのが公園だったことから、震災後、東京に多くの公園が作られるようになったそうです。また、イチョウの木が火に強いということで、並木に多く利用されることになったとこのと。イチョウって、落ち葉が排水口を塞いで大雨の時に道が冠水する原因になるので、いつもなんで並木にするんだろうと疑問だったんです。ギンナン落ちると臭いしね。火に強いというのは知りませんでした。水分を多く含んでるんでしょうか。災害時のデマが多くの人々を混乱させたことから、正確な情報伝達方法としてラジオ放送の普及が促進されたというのも納得でした。復興活動のために、和服から動きやすい洋服にする人が増えたというのもなるほどです。面白かったのは、デパ地下が関東大震災がきっかけで出来たという話です。百貨店はそれまで土足厳禁で、地下に土足預り所あったそうなんです。災害後、人々が求める日用品を売るようになって、多くの人が押し寄せたので土足解禁になり、地下にあった土足預り所のスペースが空いてデパ地下ができたんだそうですよ。江戸料理だった寿司、てんぷらが全国に広がったのも、震災で店を失った料理人たちが全国に散ったからなんだとか。関東大震災は他の震災と比べて被害額が相当大きかったようです。少しでも当時の様子が分かって勉強になりました。日本は地震大国だと認識はしていますが、普段の生活ではあまり意識することはありません。この機会に、もう一度自分の身の回りの防災対策を具体的に見直してみるのもいいかもしれませんね。備えあれば憂いなし
2023/09/01
コメント(0)
観光に来ましたというと、『ファーンズワースに?』と逆質問されるようなイリノイ州の田舎町に、フランクリンとアイリーンという老夫婦が住んでいます。二人は裏庭の地下室に誰が作ったのかわからない秘密の装置を隠していました。地球ではない、どこか別の惑星に行ける転送装置です。しかし、ドアを開けてその惑星に降り立ったことはありません。ただ美しい宇宙を窓からのぞむだけでした。病気で弱っていく自分の行く末を憂い、アイリーンはフランクリンに別れの手紙を書き、その惑星に足を踏み出してから死のうと思い立ちます。外に出たネズミがすぐに死ぬのを見たことがあったから。しかし地下室に行ってみると、怪我をした見知らぬ男性が倒れていたんです。アイリーンは自殺を思いとどまり、その男性を助けることにしました。ジュードと名乗るその男性は記憶を失っていて、アイリーンは遠い昔に亡くした息子が帰ってきたかのように元気になり、フランクリンは怪しみつつもアイリーンのために新しく来たヘルパーだといって匿うことにします。確かに行動が怪しいんですよ。足に埋め込まれたGPSのような追跡装置をナイフで取り出して破壊したり、アンティークのような金貨や謎のパワーを持つ光の球を隠し持っていたり。最終的に彼が追われる身で、父親を探しており、装置の使い方を知っているどこか別の惑星からやってきた人だと分かるんですが、まだ謎はいっぱいです。帰省していた老夫婦の孫娘のデニースとは仲良くなってました。ドラエモンのどこでもドアのようなこの装置は、世界各地に存在し遠隔地に一瞬で移動できました。人体を量子レベルに分解して転送し、再構築する機械だとか。これらの装置を何百年も世代交代しながら守ってきた組織があって、ジュードはその組織の掟を破るか何かして逃げてきていたようです。ジュードの父親も随分昔にやはり失踪し、ジュードは父の居場所と思われるデータを見つけてデニースと共に装置で旅立ちます。アルゼンチンに住むシングルマザーのステラも組織の一人で、与えられた使命はジュードを殺害すること。15歳になった娘のトニを連れてジュードを追跡します。トニにとっては初めて聞かされることばかりでした。コーネリアスという追跡仲間が、ジュード捜索の過程で簡単に人を殺すのを目の当たりにしてショックを受けます。『天空の旅人』(原題:Night Sky)は、アメリカのSFテレビドラマで、シシー・スペイセクとJ・K・シモンズが主演しています。老夫婦が主役のペースが遅いドラマで途中で見るのやめようかと思ったんですが、次第にSFとかアクションの要素も増えてきてシーズン1の全8話を見てしまいました。最後に老夫婦は謎の惑星に足を踏み出すんですけど、想像もしてなかった世界だったんです。ジュードの父親が残した座標がバンコクだったことが判明したり、続編作る気満々な様子が伺い知れるんですが、どうやらこのドラマもペリフェラル同様打ち切りみたいです。SFとかサスペンスが伏線だけ残して途中で終わるとモヤモヤしますよね。なんとか思い直して続編を作って欲しいです。面白いドラマはこれ
2023/08/27
コメント(0)
ジョナサン・パインは、カイロのネフェルティティ・ホテルのナイト・マネジャーでした。夜担当の支配人です。最高級ルームに宿泊中の美女ソフィーと親しくなって、彼女を通じて有名人リチャード・ローパーの違法な武器の裏取引情報を手に入れてしまうんです。英国情報部に通報したものの、ソフィーは内通がバレて殺されてしまいます。自分も危ないと察したジョナサンはスイスに移り、カイロにいた経歴を隠してスイスのホテルでナイト・マネジャーの職を得ました。4年後、ジョナサンはホテルでローパーに再会します。武器を流して金を儲け、戦争を煽るローパーにジョナサンは敵対心を持っていて、ソフィーを殺されたこともあり英国情報部に再び通報するんです。イギリスの諜報機関 M.I.6は、007やトム・クルーズ主演の映画ミッション・インポッシブルでシリーズ化されていますが、スパイ活動にはものすごい身体能力とか、臨機応変の対応能力とかが要求され、とにかく普通の人には無理な職業に思えます。でもM.I.6の中にもいろんな部署があって、アンジェラ・バーのいた国際執行機関は資金も人員も不足していたんです。スイスにやってきたアンジェラは情報源であるジョナサンと会い、M.I.6の一員となってローパーの懐深くに入り込む潜入スパイにならないかと勧誘するんですね。いくら恋人の仇と言っても普通はこんな話受けないでしょう。命の保証はありませんからね。でもジョナサンには自分ならやれるという自信があったようです。ホテルの支配人を長年務めていましたから臨機応変の対応には長けていますし、元イギリス軍兵士だったので武器の扱いにも慣れています。それに彼の父親は諜報員だったようです。 ローパーの家があるマヨルカ島で、M.I.6によって息子ダニエルの誘拐が仕組まれ、パインが救出してローパーに信用させます。彼の側近のコーキーには疑われますが、これがきっかけでローパーの仲間に加わることに成功。M.I.6によって作り替えられたジョナサンのワルの経歴をローパーは気に入って、彼に重要な仕事を与えるようになります。 ジョナサンはチャーミングな男性でなので、女性にも子供にもモテるんです。ダニエルはすっかり彼になつき、ローパーの愛人ジェドとも関係を持つようになります。ソフィーの二の舞になりそうでヒヤヒヤしましたね。それにM.I.6の上層部に裏切り者がいるようです。二転三転して全8話、とっても面白いドラマでした。『ナイト・マネジャー』(The Night Manager)は、英国人作家ジョン・ル・カレが1993年に発表したスパイ小説で、イギリスでもアメリカでもベストセラーとなりました。イギリス・アメリ共同制作のテレビドラマは、トム・ヒドルストン主演で2016年に放送され、エミー賞やゴールデングローブ賞など様々な賞を受賞しています。シーズン2は2023年に製作進行中とのこと。楽しみです。
2023/08/24
コメント(0)
『ニューロマンサー』は大好きだったSF小説です。その作者ウィリアム・ギブソンの小説『The Peripheral』を原作としたドラマを見ました。ちょっと難解なSFです。舞台は2032年のアメリカと2100年のロンドンです。まずは2032年から。元海兵隊員だったバートンは、アメリカ東部の田舎町に母親と妹と暮らしています。兵士仲間たちと意識を共有できるサイバネティックス技術・ハプティックを米軍にいた頃に埋め込まれていて、副作用に悩んでいました。バートンの妹フリンはゲームの天才で、病気の母親の面倒を見つつ田舎町の3Dプリンター屋の店員をしています。ある日バートンにVRゲームのベータ版のテスト依頼が来て、それをフリンが代わりにやってみることに。ヘッドセットをつけると、これまでに味わったことのない現実感溢れる仮想空間ロンドンへ飛びます。そこは70年後の未来。実はVRゲームではなく、量子トンネル効果でつながった未来の現実でした。2100年のロンドンにはペリフェラルと呼ばれるフリンそっくりのアバターがいて、そこに意識だけ転送された形です。このペリフェラル、嘘みたいに格闘技に長けていました。アリータという女性に導かれるまま、リサーチ研究所の重要なデータを盗むことに。2032年に戻ってみると、未来からの追手が差し向けられているんです。透明な車とか強烈な衝撃波を出す武器とか、この時代にはない技術が持ち込まれます。その後、同時代の殺し屋にも狙われますが、バートンたちの反撃でことごとく失敗し、ついにリサーチ研究所のヌーランド博士はジャックポットと呼ばれる破壊行為でフリンを街ごと抹消しようと考え始めます。繰り返されるジャックポットで2100年の地球人口は激減していて、繁栄しているように見えるロンドン市内も映像で誤魔化しているだけで実は誰も人が歩いていない状態でした。リサーチ研究所と敵対する立場の『クレプト』と呼ばれる組織があって、そこの有力者レヴ・ズボフというのも別の意味のワルなんです。彼に雇われているフィクサーのウィルフは、フリンが最初に過去からやってきた時から助けてくれるんですが、ヌーランド博士の手下を殺してしまったりして恨みを買っています。フリンを使って研究所から極秘データを盗ませたアリータはウィルフの姉で、世界を作り直そうとする組織『ネオプリム』に関係しているようです。いろんな単語が出てきて複雑なんですが、覚えておきたい重要な単語の一つに『スタブ』があります。時間軸を分岐させて作るパラレルワールドのことで、実は現実だと思っている2032年の世界も本来の時間軸から派生させたスタブなんですよ。バートンの友達のコナーはミッション中に負傷して左手と両足がないんですが、元の時間軸では無傷なんですって。フリンはヌーランド博士のジャックポットを阻止するために、ロンドン警視庁のローピア警部補と協力してある行動を起こすんです。これから反撃が始まるところで終わっていましたので、シーズン2がないと困ります。面白いドラマはこれ
2023/08/19
コメント(0)
遠い昔、力の指輪が作られました。3つはエルフに、7つはドワーフに、9つは人間に。そして全ての指輪を支配する『一つの指輪』を作り出し、闇の冥王サウロンがこれを所有しました。J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を原作とした映画『ロード・オブ・ザ・リング』は、ホビット族のフロドが種族を超えた仲間たちと共に『一つの指輪』を破壊する旅に出る壮大なファンタジーでした。今日ご紹介するのはその指輪がどうやって作られたかを紐解く物語で、数世紀前の話になります。『ロード・オブ・ザ・リング』をご存知ない方はなんの話かわからないかもしれませんが、人間以外にもいろんな種族が住んでいる地球上の昔話と思ってください。シーズン1の主人公はエルフ族の美女ガラドリエルです。エルフ族は基本的に見目麗しく、寿命がないので戦いなどで死なない限り永遠の命を持っている種族です。『ロード・オブ・ザ・リング』ではケイト・ブランシェットが演じてフロドを助けていました。太古の昔から闇の勢力と戦っていて、冥王モルゴスが倒れたことでエルフの上級王ギル=ガラドは終戦を宣言します。しかし兄を殺したサウロンは行方不明のままで、ガラドリエルは諦めきれませんでした。エルロンドはガラドリエルの友人で、『ロード・オブ・ザ・リング』では裂け谷の領主になっていたエルフです。神樹と共に命運が突き掛かっているエルフ族を救うため、ドワーフの親友であるドゥリン王子に、最近発見されたミスリルという鉱石を採掘させてもらえるよう交渉に向かいました。ドワーフ族は小柄でがっしりとした力自慢の種族です。この当時、地下鉱石の採掘で王国は栄えていて、『ロード・オブ・ザ・リング』の時代には廃墟になって登場しました。ガンダルフが悪鬼と戦って地底深くに落ちていった場所です。王様は何世代にもわたって同じドゥリンという名前を名乗るそうです。みんな長い髭を蓄えた七人の小人みたいです。闇の軍団オーク族は、見るからに悪そうな面構えの種族です。エルフとの戦いで亡くしたサウロンの鍵を探して南方国の人間たちを襲撃しています。それは火山の大噴火を起動させる鍵で、闇の王国モルドール創建のきっかけを作るものでした。サウロンはまだ正体を表していなくて、オークを束ねていたのは悪に堕ちたエルフのアレクです。人間はオーク側につくものもいればエルフ側につくものもいます。善悪の狭間で生きるのが人間の宿命なんでしょうかね。ヌーメノールは、中つ国の西方の島で繁栄する人間の国でした。ガラドリエルに協力して南方国の人間たちを救いに出征します。ここに、青年時代のイシルドゥルが登場するんです。『ロード・オブ・ザ・リング』でサウロンの指を指輪ごと切り落とした王様。ホビット族の先祖とも言えそうな平和な小人さんたち、ハーフット族も登場します。好奇心旺盛な少女ノーリは、空から隕石と共に落ちてきた巨人を匿います。『この人、あの魔法使いじゃない?名前なんだっけ。ガから始まるダンブルドアみたいな人。』大将がなんて言ったと思います?『ガンブルドア』なんのひねりもないな。今のところ『ロード・オブ・ザ・リング』で大活躍する魔法使い、灰色のガンダルフかどうかは不明ですが、枯木に花を咲かせるような不思議な力を持つ大きな老人でした。『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』(原題: The Lord of the Rings: The Rings of Power)は、Amazonオリジナルのテレビドラマシリーズです。シーズン1(全8話)だけでも盛りだくさんでとても詳細は語り尽くせませんが、最後にエルフ族の3つの指輪の製作風景が描かれていました。サウロンも意外なかたちで登場するんです。続きが楽しみです。ロード・オブ・ザ・リングを見直すと、より楽しめるかもしれませんね。 おもしろいドラマはこれ!
2023/07/27
コメント(0)
トム・クランシーの小説を原作としたテレビドラマです。ジャック・ライアンはCIA分析官ですが、経済学の博士でもあるので『ドクターライアン』と呼ばれています。元海軍士官という経歴を持っていて実践向きと上司に見込まれ、最前線に立って世界の危機を救っていくんです。007やイーサン・ホークとはちょっと違った頭脳派、穏健派のスパイでした。シーズン1では本部のデスクワーカーで、モニター眺めてイスラムの金の動きを追っていたジャック。新任の上司グリーアに、テロ組織が何かを計画している可能性を告げます。グリーアに同行して中東に向かったジャックは、イスラム組織の指導者スレイマンがフランス、アメリカに対して生物兵器と放射性物質を使ったテロを企てていることを突き止めるんです。全8話なんですが、展開が速くて見応えがありましたね。キャシーという感染症内科の美人女医が恋人になるんですが、忙しすぎてふられそうな気配でした。シーズン2の舞台は中南米、政情不安のベネズエラです。中東での活躍でグリーアは昇進してロシアに赴任していたんですが、心臓の病で異動になりここで再会します。ベネズエラのレイエス大統領も絡む鉱山開発の裏で、何か大きな陰謀が動いているようです。ジャックの親友だった議員が目の前で暗殺される事件が発生。ドイツのバウマン情報部員や、CIAベネズエラ支局長ノーベンバーと協力して、大統領の悪事を暴いていきます。シーズン3はこれまでで一番緊迫した面白いドラマでした。アメリカとロシアが、キューバ危機のような一触即発の緊張状態に陥ち入ります。ロシアの組織による核兵器を用いたある計画を知ったジャックは、ロシアからの亡命科学者を保護するんです。しかしこの科学者が暗殺されてしまって、ジャックが犯人に仕立て上げられ、国際手配されるばかりかCIAからも反逆罪で追われることに。ジャックは絶体絶命のこの状態からどうやって世界の危機を救うのか、これは見逃せません。シーズン4ではジャックはCIA副長官候補になっていました。今回の舞台はナイジェリア、ミャンマー、そしてメキシコです。ナイジェリアの大統領が暗殺され、CIAの関与が疑われてしまいます。CIAのミラー前長官というのが、麻薬や武器の売買に絡む悪事を働いていたらしく、ジャックが調査に乗り出すんです。ジャック・ライアンのシリーズはこれで打ち切りだそうで残念です。話が大掛かりだから制作資金がかかりすぎるんでしょうかね。007みたいに映画でシリーズ化すればとも思いましたが、実はすでにいくつか映画化されていて、気づかないうちに見てましたね。『レッド・オクトーバーを追え!』『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』、これら全部ジャック・ライアン・シリーズだったようです。原作では恋人のキャシーと結婚して子供も生まれ、最後には大統領にまでなるらしいですよ。ジャック・ライアンて、すごい人なんですね。007やイーサン・ホークを超えた感じです。おもしろいドラマはこれ!
2023/07/24
コメント(0)
歩き方が美しい人を決める大会という番組を見ました。社交ダンスされてる方はみんな姿勢もいいし、歩き方も訓練されてますから、こういうのに出場されたら好成績が得られるんじゃないかなんて思いながら見ていたんです。ただウォークと言ってもルンバウォークやタンゴウォークとかじゃなくて、ファッションショーでモデルさんがランウェイをさっそうと歩く、あのウォークの方です。募集要項にはUNDERとOVERという2つのカテゴリーが用意されてました。社交ダンスのようにUNDER 21(21歳以下)といった年齢に関するものではなく、身長で分類されるんですね。UNDER部門は身長159センチ以下、OVER部門は身長160センチ以上です。年齢は13歳以上(中学生以上)で上限なし。50代の方も出場されてました。性別はオールジェンダーで、身長の上限下限はありません。150センチの人でも出られるんですね。見たのは地区大会を勝ち抜いてきた方々による全国大会UNDERの部だけだったんですが、優勝されたのは13歳の女の子で、お母さんもモデルをされておるという方でした。審査は身体の線がくっきり出る黒の衣装と、自分で選んだドレスを着ての2ラウンド総合で、美しい歩き方を競います。ハイヒールで真っ直ぐ1本の線の上を歩くのは、それなりの筋肉ときちんとした訓練が必要でしょうね。ポージングとか、ターンでも軸がぶれないしっかりとした体幹も。ノールックで花道のセンターを捉えるのが必須らしく、視線が一瞬でも下がったりすると減点のようでした。よく違いがわからなかったんですが、10種類くらい名前がついたウォークの方法があるようで、観客の視線を着ている服から逃さないのが質の高いウォークらしいです。ハーフターンでビタっと止まるビタ止めターンなんて、ラテンダンサーは得意ですけどそれだけじゃないんでしょうね。ご興味ある方、公式サイトはこちらです。
2023/07/17
コメント(0)
トンビが鷹を産んだなどと言いますが、トンビの子はトンビ、鷹の子は鷹です。親を知らずに育ったヤスは、海沿いの人情あふれる街の運送会社でトラックドライバーとして働いていました。不器用で喧嘩っ早いバカですが、美人の嫁さんとの間に長男アキラが産まれて幸せの絶頂です。しかしアキラが3歳の時に、不慮の事故で妻を失ってしまいます。ヤスは姉ちゃんの店で毎晩飲んでは諭されます。何かと気にかけてくれる同級生の父親の和尚が、これまた本当にいい人で、子育てに困ったり行き詰まったりするとバカな奴だと言いながらいつも励ましてくれるんです。寂しさは心にしんしんと雪のように積もるけれど、母を失ったアキラが寂しく思わないように、『ヤス、お前は海になれ』って言うんですよ。海には雪は積もらないから、そんなふうにアキラの成長を見守ってやれと言うんですね。ヤスはバカはバカでも親バカで、アキラを純粋な愛情で包み込んで真っ直ぐに育てていきました。アキラは出来が良くて東京の大学に進学し、大手出版社に就職。やがて奥さんと子供を連れて帰ってきます。家族が夕日に染まる浜辺で遊ぶ様は、本当に幸せそうでした。アキラが言うんです。『オヤジは俺にとって海だったよ。』って。もう号泣ですよ。毎年欠かさず寅さん映画を見ていた私には、ヤスが寅さんと重なる感じで懐かしかったです。『タコ社長』とか『従業員諸君』とか言っちゃうところなんてそっくり。柴又帝釈天の和尚さんや、マドンナ的なお嫁さんなんかも。『とんび』は2013年に放送されたTBSドラマで、原作は重松清。ヤスを内野聖陽、アキラを佐藤健、ヤスの妻を常盤貴子が演じています。内野聖陽はJIN−仁−の坂本龍馬で良い味出してましたし、佐藤健の天皇の料理人も素晴らしいドラマでしたので、その二人が親子を演じるなら間違い無く素晴らしい作品になる気がしていました。詳しい情報はこちらからご覧になれます。良い話でした。
2023/07/04
コメント(0)
レイ・ドノヴァンは、L.A.を拠点として動くフィクサーでした。早い話がセレブたちの尻拭いで大金を稼ぐ何でも屋です。アクションスターのゲイ疑惑を解消したり、有名スポーツ選手のスキャンダルをもみ消したり、ハリウッドで仕事には事欠きません。元諜報部員のアヴィと、何でもこなせる敏腕助手リーナ、二人の部下が彼の手足となって様々な問題を解決していきます。レイには若い頃にボストンで知り合った最愛の妻アヴィと、ティーンエイジャーの長女ブリジット、長男コナーという家族がいます。強い男はモテるんでしょうね。ハリウッドですから美女たちからいろんな誘惑があるんですよ。マフィアと渡り合うハメになったり。父親のミッキーというのがトラブルメイカーで、20年の服役から仮釈放で出所してきて次から次へと問題を起こすんです。ミッキーの『いい話がある』がうまくいった試しがなく、パーキンソン病を患う元ボクサーの兄テリーと、気の弱い弟バンチーの他に、腹違いの黒人の弟ダリルがいて、みんなこの父親のとばっちりで酷い目に遭います。レイは無口な切れ者で、家庭問題でもフィクサーを担っていました。テリーはボクシング・ジムを営んでいて、レイの良き理解者でした。子供の頃、家庭を顧みなかった父親に代わって病気の母の面倒を見ていたこと、信じていた神父さまから性的な暴行を受けていたこと、ドノバン兄弟には様々な闇があります。10代で自殺した妹のことも兄弟みんな引きずっていて、本当に最後の最後でその理由が明かされていました。途中から舞台がニューヨークへ移り、部下たちとも離れ、家族とも離れてしまいますが、相変わらずお騒がせな父親と兄弟は問題を起こし続け、レイの心が穏やかな時はありませんでしたね。NY市警や判事、財閥たちの思惑も絡んで、市長選は大変でした。2013年から2020年まで放送されて、まだ続きそうな感じでしたがコロナの影響なのかシーズン7で終わってしまったようです。父親ミッキー役のジョン・ヴォイトはこの作品で第71回ゴールデングローブ賞(テレビ部門)助演男優賞を受賞しました。『ミッション:インポッシブル』でもいい味出してたこの方、アンジェリーナ・ジョリーの本当のお父さんです。レイ役のリーヴ・シュレイバーも主演男優賞にノミネートされていましたが、受賞はなりませんでした。レイの人、勝新太郎に似てますよね。シーズン1から7までそれぞれ10話から12話ずつあって、大人向けの過激な話なんですが毎晩ビール片手に見るには最高のドラマで、huluの1ヶ月無料期間を過ぎても最後までやめられませんでした。オススメです。おいしいビールは、こちらから
2023/06/20
コメント(0)
世の中には説明が難しい超常現象が稀に起こったりするようです。ディーンとサムのウィンチェスター兄弟が、アメリカ各地を車で巡りながら行方不明となった父を探しつつ怪奇事件に対処していく物語です。生まれて間もない次男サムの子供部屋で、天井に磔にされ炎に包まれて亡くなった妻メアリー。ジョン・ウィンチェスターは、これをきっかけにメアリーを殺した超常的なものの謎を解くため魔物や妖怪を狩るハンターになりました。二人の息子ディーンとサムも成長の過程で父親についてエクソシスト的な技を身につけていきます。母の死から22年後、サムは普通の生活を求めてハンターライフから足を洗い、恋人ジェシカと楽しい大学生活を送っていました。そこへ父親ジョンと共に仕事を続けていたディーンが訪ねてきます。突如姿を消したジョンを探すため、サムにも同行して欲しいというのです。インディ・ジョーンズのノートみたいな父親のハンター記録が残されていて、それをもとにジョンの足跡を辿ると言います。出発を渋っていたサムでしたが、母親の時と同じような超常現象で恋人のジェシカを亡くし、ディーンと旅立つ決意をします。1話ずつ違った街でいろんな怪奇現象を解決していくんですが、大体は過去の怨念がらみで何人かが犠牲になり、可愛い女性といたいけな子供が助けを求めてくるのがパターンのようでした。水戸黄門もそうですけど、長寿番組ってある程度予想できる物語の型がありますよね。黒い霧のような姿で人に乗り移って悪事を働く悪霊とか、山中に住みキャンプに来た人々を襲うウェンディゴという怪獣とか、いろんな魔物や妖怪が登場します。ブラッディメアリーの話では、バスルームの鏡に向かって『ブラッディメアリー』と3回唱えるとメアリーに目をつぶされるという言い伝えがらみでした。トイレのお花子さんみたいな都市伝説がアメリカにもあるんですね。鏡から鏡へと謎の霊が移動して、それを見たも人は目から血を流して命を落とし、最後は貞子みたいに鏡から出てきてホラーでした。『スーパーナチュラル』(英: Supernatural)は、アメリカのテレビドラマです。この兄弟がイケメンのせいか、魔物や妖怪が興味深いからか、大ヒットとなって2005年から2020年までシーズン15(全327話)が放送されました。そんなにいっぱい悪霊とか妖怪っているんですか?うちでは最初の5話くらい見て、結構ホラーだからもう見なくていいかなという話になりました。軟弱者です。
2023/06/14
コメント(0)
全438件 (438件中 1-50件目)