飛んで火に入る夏の虫（その１）

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2012/07/28

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テーマ：社交ダンス(8724)

カテゴリ：旅行記

ホームに降り立った瞬間、焼け焦げそうな熱波に息が止まりました。

午後２時半、京都はこの日，最高気温37.5度。

『明らかに体温より高いよね。』

大将は持って来た扇子でバサバサ扇いでましたけど、暑い空気は動かすとよけい暑い。

駅前の新都ホテルまでほんの数十メートル歩くだけで、炎天下のソフトクリームの様に身体が溶けてしまいそうです。

まさに飛んで火に入る夏の虫とはこのことでしょう。

ホテルは今回初めて泊まってみたんですが、とても気に入りました。

受付の女性はみんな浴衣を美しく着こなして国内外からの宿泊客に対応されています。

浴衣の貸し出しもしてくれるみたいでしたね。

大将に言わせると

『海外のホテルに比べたら日本のホテルはどれも５つ星やな。』

だそうです。

ホテルの部屋に落ち着いて、窓から熱波の中を泳ぐ人々を見ているとまた出かけて行く気分が萎えて行くのを感じました。

『夏は川床やろ。』

大将は妙なこだわりを見せてテンション高めです。

そして相変わらず、関西に来ると突然関西弁に戻ります。

こんな暑いのに川床なんて逆に熱中症になりに行くような気がしますよ。

個人的には冷房の利いたファミレスの方がありがたいです。

それでも懲りずに予約の電話を入れてましたが、もうだいたい人気店は予約で埋まっていてダメだったみたい。内心ホッとしました。

大将の実家が京都だったのでもう何度も京都には来ているんですが、これまで見たことない建物がホテルのすぐ隣に見えてちょっと探検してみることに。

２年前にオープンしたらしいんですが駅の裏側なので知りませんでした。

ここで時間を使うのも勿体ないのであとで来ることにして案内図だけもらい、地下鉄に乗って烏丸御池で降ります。

京都文化博物館でこの日から開催されている企画展『ヴェネツィア展』を見るためです。

絵画だけでなく工芸品や衣類、ヴェネツィアの繁栄を支えた艦隊や海上交通の要とも言えるゴンドラなど世界遺産の歴史と芸術を様々な角度から紹介していました。

ゴンドラにも乗ってきましたよ。（なんてね）