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かとう あきら

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2015/01/21
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カテゴリ: 日記


週末の フロイデ とレクチャーの準備。



権堂へ。
昼食。よく行く麺華。
DSC_1109h.JPG
醤油ラーメン。
どーってことのないシンプルなラーメン。うまい。
おれはけっこう好き。


ヨーカドー5階シネマポイントでブニュエルの「 この庭に死す 」(1956)観る。


おもしろい◎。フランスとメキシコの合作。
役者がミシェル・ピコリ、シャルル・ヴァネル、シモーヌ・シニョレだったりするので、テイストはほぼフランス映画。
ブニュエルらしい寓意に満ちた不条理劇。
後年の「皆殺しの天使」のジャングル版といったところか。
(「皆殺しの天使」は、どうしても屋敷から出られない、とゆー設定)
後年の作品に比べると前衛的で難解なところが少ないので、
特に後半はサバイバル映画として楽しく観られるのがこの作品のミソ。
リマスタリングされたのであろう映像はとてもきれい。
ちょっと1956年の映画とは思えない美しさだ。
シモーヌ・シニョレが美しい。
おれ、初めてシモーヌ・シニョレが美しいと思ったかも。
(怖いと思っていた)
神父、野性的な山師、老人、口のきけない少女、娼婦の5人の男女が南米のジャングルを彷徨う(この5人の組み合わせも明らかに宗教的意味があるだろう)。
どうしてもジャングルの外に出られない5人。
圧倒的な緑。緑の迷宮。緑の地獄。
緑、緑、緑...
その未開のジャングルに現れる墜落した飛行機の残骸(文明の象徴)
宗教的な寓意を表すモチーフも随所に意味深げに現れるが、後年の作品よりずっとふつうに物語の自然な流れの中で現れる。
例えば「蛇」。
明らかに「罪」の暗喩なのだろうが、
ジャングルで蛇が現れるのはふつうのことだし、
飢えた人間が蛇を捕まえて皮を剥いで食おうとするのもごく自然なことだ。
「​
皆殺しの天使【Blu-ray】 [ シルヴィア・ピナル ] ​」
「皆殺しの天使」で唐突に現れる羊(贖罪)の登場の仕方の方が
ずっと前衛的で過激だった。

墜落した飛行機からでてきた宝石を盗み独り占めしようとする神父。
「蛇」を焼いて食うために聖書のページを破って火を起こそうとする神父。
ほとんどあらゆることがアナロジーに満ちて
いちいち考えさせられるのだが、
「意味」だらけでうるさくならないのが凄いと思う。


スーパーで買い物して帰宅。夕食の準備。
家内帰ってきて夕食
DSCN1025f.JPG
ハッシュドビーフ。おれの作品。市販のルーを使ったのでちょー簡単。ほかに味噌汁、野菜各種。
ノンアルコールビール飲む。





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Last updated  2018/04/24 06:11:34 AM


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