元代表の穴

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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2016/12/08

飲食可

カテゴリ：日記

2016/12/05

病院。リハビリと定例の診察。

権堂イーストプラザでSchubertの準備。
将棋指してるおっちゃんたちは真剣そのもので、
お勉強の若者たちも超静か。
集中するにはいい環境です。
飲食可なのが良い。
おれはよく利用させてもらってます。

権堂イトーヨーカドー地下フードコートこすげ亭で昼食。

たぬきそば。350円。
ここで食べると死んだ親父を思い出す。
立ち食いと同じような価格。
それを考えるとちょっと信じられないほど旨い。
ノスタルジーなしで、客観的にそう思う。
名物富士山盛りはおれはまだ未経験。
みんなけっこう富士山盛り元気よく食ってて、
その恐ろしいビジュアルを見ただけでおれはビビってしまう。
まだチャレンジできてません（いやあ、実物はマジすごいんですよ）。
長野の男としては恥ずかしい限りです。
近々食ってみよう。食うよ。長野っ子だもん。

山戸結希監督「溺れるナイフ」観る
二回目
すごい！山戸監督、天才だ。
初回より更に心動かされた。
これは本当に傑作...。

菜奈ちゃんと菅田くんは
初回見た時から圧倒されっぱなしだった。
最高の小松菜奈ちゃんが観られる。必見。
確かに尖った映画だが、
ちゃんとアイドル映画としても成立してるのが
すごい。
前衛性が少女漫画的なポエムな雰囲気に
うまく置き換えられてる部分が多い。
少女漫画にはまってるような女の子たちは、
この作品を前衛的とは思わずに自然に受け入れるはずだ。

「女の子の気持ちを繊細に描くのが上手い」
みたいな謳い文句で語られることの多い山戸監督。
確かにめちゃ上手いけれど、
そうやって簡単に括ってしまっていいのかなとも思う。
この人は乙女な方向だけに向かってる人ではない。
暴力もセックスもちゃんと描ける。
心の中に闇を抱えて、その闇と向き合える人。

山戸監督、にっかつのロマンポルノのリブートプロジェクトなんかで撮ってほしいな。だめか...

今回は大友（重岡大毅）とカナちゃん（上白石萌音）に、更にやられた。
ナツメの見舞いに来た大友のナツメの部屋のシーン。
ナツメの着替えを待つ大友の演技の見事なこと！
「まゆげ」でじゃれ合う二人。ここの二人の演技は、
アドリブも入っているのだろうか。
そしてやっぱりおれはバッティングセンターのシーンが好きだ。
バッティングセンターは原作には出てこない映画オリジナルの場面だが、
これが本当に素晴らしい。
原作では高校に進学して変貌するカナちゃんを細かく描いてるが、
映画ではそこを大きく省いて、
上白石萌音ちゃんの見事な演技でカバーしてる。
演技力だなー。
萌音ちゃんすげー。
大友（重岡大毅）の吉幾三の熱唱は何度見ても泣ける。
「俺ら東京さ行ぐだ」でこんなに切ない気持ちになるなんて...
細かいこと書くとキリがない
いくらでもかけるがここまでにしておく。
とにかく、観れば観るほど傑作。
監督がどんな風に演出してるのか、メイキングが見たい。
井土氏との共同脚本はどんな風に共同作業がされたのか知りたい。
山戸監督の過去作を観よう。年内に観ます。観るよ。

これからは刈谷に行くたびに山戸監督のことをちょっと思いうかべるだろう。

実家で家内と合流。
薬局で薬ゲットして、帰宅。
薬代、高い！種類多いし、1ヶ月分だし、仕方ない。
クスリ浸け。

夕食。
焼きそば。おれが作った。