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かとう あきら

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2018/09/13
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カテゴリ: 日記
2018/09/12

涼しい。朝は肌寒い。
午前、病院。リハビリ。
今日は実習さんが触ってくれたが、
実習さんは触り方が「恐る恐る」でくすぐったい。

長野ロキシー
ミケランジェロ・アントニオーニ監督
「​ 太陽はひとりぼっち ​」(1962)観た。
観てよかった。


まあまあ入ってましたな。
決してわかりやすい映画ではないけれど、
アランドロン目当てで観に来て、
こーゆーのを事故みたいに観てしまうってのは
非常に良い体験だ。
素晴らし。
80年代の日本ではこーゆーことがよくあった。
薬師丸ひろ子ちゃんや原田知世ちゃん斉藤由貴ちゃんを観に来たのに、異常に作家性のきつい変な作品を見せられちゃったり。今はそーゆーことはほとんど起こらない。
つまらん。

アントニオーニは物語を懇切丁寧に語らないし、
わかりやすい「解」も示さない。
わかりやすい物語以外のもっと微妙なところを
異常に懇切丁寧に撮る。
解釈の手がかりもはっきりと提示しない。
ヴィスコンティやフェリーニよりずっと難解だ。
ゴダールより難解だと思う人もいるかも。
実際おれ自身もよくわからないところが多い。

物語はちゃんとある。
しかも普遍的な感情についてのお話。
普遍的な話なのに、異常にわかりにくいってところが
おもろい。
物語はひたすら観客に向けて開かれて行くだけ。
何も決着させないし、何も回収しない。

株式市場の騒々しい喧騒が本当に効果的だ。
それと愛の物語が同時に語られるのがすごい。
そして愛の物語の方がエネルギッシュな株式市場よりも、
どう見ても気怠く停滞してる。

この作品を観るのは初。

おれはアントニオーニはそんなに観てない。
「​ 赤い砂漠 ​」と
ヴェンダースと一緒に撮った「​ 愛のめぐりあい ​ 」
その程度。貧弱だ。
今回やっとアントニオーニを劇場で観た。
「愛のめぐりあい」のメイキングのアントニオーニの悲しげな表情が、
おれは忘れられない。

最高に輝いてた時期のアラン・ドロン
問答無用で魅力的。

モニカ・ヴィッティ、​美しい。
不機嫌さや軽蔑の表情が魅力と美しさになる女優は素晴らしい。

午後、実家。レッスン。

夕食。手抜き。
ちゃんと作ったのは厚揚げ煮だけ
魚フライは角上さんだし、カキフライはローソン。
こんな日もある





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Last updated  2018/11/06 05:50:12 PM


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