元代表の穴

元代表の穴

PR

Calendar

Profile

かとう あきら

かとう あきら

Freepage List

Archives

2025/12
2025/11
2025/10
2025/09
2025/08
2025/07
2025/06
2025/05
2025/04
2025/03

Category

日記

(7211)

入院中

(29)

号外

(82)

Keyword Search

▼キーワード検索

2019/01/16
XML
カテゴリ: 日記


前日の中学の疲れ残りまくりでぐったりな一日。

田村志津枝「非情城市の人びと 台湾と日本のうた」読。


昨年ロキシーで田村志津枝さんのレクチャー ​を聞いたのがきっかけで読んだ。
あのレクチャーは興奮したなー。
この本は傑作映画「 非情城市 」のことについてのルポだけど
単なる「映画本」とはかなり異なる。
ものすごく重層的なノンフィクション。
ドキュメンタリー映画的な雰囲気。
ぐいぐい読まされた。
レクチャーでもそうだったが、
田村さんはものすごく音楽にこだわる。
歌が広がっていって、そこから歴史や映画が物語られる。
「珈琲時光」の江文也の音楽は もちろんそうだったけれど、
この本も副題に「台湾と日本のうた」とある通り、音楽がものすごく重要。
侯孝賢監督の「非情城市」で使われる「​ 幌馬車の歌 ​」を徹底的に追いかけてゆく。 幌馬車の歌はこの場面ですな 。非常にスリリングだ。
楽譜もちゃんと載っていて、とても丁寧な作り。
歌を追いかけながら「​ 非情城市 ​」をめぐるあれこれが浮き彫りにされてゆく。
【中古】洋画DVD 非情城市(’89台湾)
当時の台湾の状況が自然に浮かび上がってくるようになってる。
いかに非情城市​がすごい作品なのか、
なぜすごいのかってことがこれを読むとよくわかる。
おれは音楽系の人間なので一層楽しめるってのもあると思うけれど、
これはいろんな人がいろんな方向から楽しめるし、理解が深まる。
おれは今後、
この本と以前お聞きしたレクチャーを前提に侯孝賢監督やエドワード・ヤンといった台湾の監督の傑作を観直すことができるのがうれしいし、楽しみです。
非常に複雑な台湾の歴史の知識が前提にあるかどうかで、
随分と見方もかなり変わるだろう。

夕食、カレイの煮付けなど





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019/07/18 07:42:35 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: