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かとう あきら

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2019/03/13
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カテゴリ: 日記


午前、 フロイデ の準備。
献堂式序曲ベト8ブラ1。
ベト8、おもろい。
思想的にも音楽的にもひたすら未来志向で過激。
ベト8については「古典回帰」みたいな風に単純に捉えられがちだけれども、おれはこの交響曲についてそうやって単純に捉えるのは危険だと思ってる。
例えばシェーンベルクがグレの歌からピエロや室内交響曲まで一気にダウンサイジングしたのと似た感じなんだろうとおれは思ってる。
だからベト8の内容が豊かだから「大交響曲」のように考えるのも違うし、逆に小柄だからベト1やハイドンのように演奏するのも違うと思う。外見に騙されてはいけないし、作品の内容に惑されるのも危険。
おもろい。



クリント・イーストウッド監督「​ 運び屋 ​」(2018)観る
心待ちにしていた作品。おれは「 ジャージーボーイズ 」(2014)のあたりから、イーストウッド監督の次回作を<「祈るような気持ち」で待つようになっている。
今回も本当に祈るように公開を待っていた。



素晴らしかった。
素晴らしすぎて、言葉もない。
基本的にコメディで超楽しい。めっちゃ笑える。
おれは笑いまくりだった。
そしてほろっとさせる。
その上ひたすらかっこいい。
裸のお姉ちゃんと絡むシーンすらある。
元気で素晴らしい。

終盤のブラッドリークーパーとのやりとりの場面は本当にシブい。


映画は必要最低限しか語らないが、
それなのにめっちゃわかりやすいエンタテインメントになってる。すげえ。

力みがなく素直で、透明感も増してる。
悲しくなるほど透き通ってる。
肩の力を抜くことについては、台詞でもダイレクトに語られる。
音楽でも天才作曲家の晩年の作品はそーゆー傾向がある。この作品も同様。
そーゆー点で真のマスターピースだといえると思う。

役者イーストウッドの演技を久々に観ることができてうれしい。すごい演技だ。飄々とした頑固じじいだけど、どこか憎めず、周囲の人間を魅了してゆく。犯罪組織の若い衆と打ち解けていく様子は最高に楽しい。それなのに家族とはうまくやっていけない不器用な男。イーストウッド監督自身の実人生がダイレクトに反映されている(実の娘が娘の役を演じてるし)。そーゆー点でも「総決算感」があって、ちょっと複雑な気持ちになるが、考えないことにする。今までと同様祈るように次回作を待ち、公開されたらいそいそと観に行こう。

デイリリー
タタ










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