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かとう あきら

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2019/12/09
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カテゴリ: 日記
2019/11/26

シネマポイント。
マリア・ベーテルス監督「​ レディ・マエストロ ​」(2018)観た。
実在の指揮者アントニア・ブリコ ​の生涯を描いた作品。
おれはこの人のことを全く知らなかった。
彼女の没後30年の記念作らしい。
丁寧な良作。おれは楽しんで観ました。
オランダ語の響きも堪能した。

邦題の「レディ・マエストロ」はなんだかなあ。
「レディ」は余分でしょ。
原題は「The Conductor」
それでいいじゃん。なんでダメなのか。


メンゲルベルクのマラ4で始まるのがシブい。
そして、アントニアがメンゲルベルクの推薦でべルリンで師事するのが​ カール・ムック ​ってのがこれまたシブすぎ。いや、事実なんだろうけど、チョイスが激シブじゃん。
この作品のカール・ムックのアントニアへのレッスンがとても素晴らしい。いい先生だー。
超無愛想で男尊女卑感や差別感情を隠さないカール・ムックの方が
メンゲルベルクより結局優しくて理解があるとゆー風にこの作品では描かれる。
実際どうだったか知らんけど、実におもしろい。
(​ メンゲルベルクのマラ4はめっちゃいい音で録音が残ってる・名演奏! ​)

今でこそ女性の指揮者は増えてきたが、もちろん昔は女性の指揮者などいなかった。
アントニアはその草分けだった。
昔は女に指揮なんか無理だと思われていたから、
アントニアはもちろんめっちゃ苦労した。
オケの女性奏者についても同様。
実は音楽の世界は超絶古臭い伝統社会なので、
つい最近まで、ごく普通に男女差別が行われていた
差別は伝統と結びついて、「当たり前」のことだと捉えられてきた。
「女に指揮者なんて無理」とゆー考え方は依然として根深く存在してる。
徐々に薄まってきてるけど....

天才的な指揮の演技って難しいな。独特すぎてたぶん不可能じゃないか。
天才的なビアノの演技だったら松岡茉優ちゃん、超よかったけど、
天才的な指揮の表現は....
クライバーのような美しいダンスのような指揮も天才的だし、
マタチッチやカールベームのようなどう見ても不器用な指揮も同じように天才的なのだし...。
非常に難しい。

主演のクリスタン・デ・ブラーンが素敵。

ロビンが超よかった!

そうそう、Youtubeでアントニアブリコのモーツァルトの録音じっくり聴いてみた。
なかなか素晴らしい。


夕食、アクアパッツァ






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Last updated  2020/07/30 05:54:15 AM


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