元代表の穴

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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2022/07/31

昼セブンのメンチパン
相生座ロキシー
東盛あいか監督「ばちらぬん」(2022)舞台挨拶回観る。
とてもおもしろい。
東盛監督が主演も兼ねる。あっぱれ。役者としてもめっちゃ魅力的だ。
フィクションとドキュメンタリーが融合したような独特な作品。その融合がいい塩梅。ファンタジックで息苦しさのないのびやかな空気感。カラフルな感覚。ドキュメンタリーとファンタジーが融合していく感覚がおれは好きだ。
ドキュメンタリー部分はもちろんリアルなのだが、そもそも与那国のリアルってのが我々から見ると既にして相当にファンタジーなので、思い切った表現も自然に溶けあうのかもしれない。火の周りで踊るシーンなんか、おれはすごく心動かされた。音楽も。おれはこーゆー感じ、好きだな。ちょっとシャガールっぽい？
与那国の言葉の美しいこと！舞台挨拶で監督が与那国の言葉で挨拶した時はあまりのわからなさに愕然とする。ほぼ外国語だね....凄い。

浜に打ち上げられた竹が台湾のものだったりして、
台湾と与那国の距離感を改めて感じさせる。アミ族の人と一緒に筏を作ったなんて話も出てくる。地政学的な与那国の存在の独特さ・特殊さを思う。今の政界情勢の中では、こののんびりした空気感を裏切るように「最前線」で超ホットな場所（実際、自衛隊の基地もある）なのだ。　

手の刺青も興味深かった。これは台湾の先住民族の風習に近い（地理的には遠いがおれはアイヌ刺青の風習とも近い）。おれはここんとこずっとアイヌのことを考えていたので、尚更興味深かかったのかも。

そーゆー流れの中で水の中の青い郵便ポストが出現すると、
ハッと胸をつかれた。