そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

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2009年03月23日
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去る18日夜のこと、春は弥生の落語会は演芸研究家の大友浩さんプロデュースの第 2

さて、トップバッターは、談四楼師匠。ネタは講談でお馴染み名人噺の名作「浜野矩随」。名人の父親を持った彫物師矩随(のりゆき)、お店の主人に父親の名を汚さぬよう仕事を替えたらどうかと言われ死のうと思う。母親に死ぬ気で観音様を彫ってくれと頼まれ心血を注ぐが。。。凄みの利いた談四楼師匠の芸が光る一品に仕上がりました。

続く小柳枝師匠は、お馴染み人情噺の傑作「井戸の茶碗」。浪人父娘と若侍、取り持つ屑屋、善人ばかりが出てくるメルヘンのような噺を、今や貴重になった生粋の江戸弁で語る。これこそホンモノの落語です。泣かせる噺をさらりと粋に演じて爽やかな風を残してくれました。

トリは春輔師匠で、ネタは先代林家正蔵(彦六)が演じた長谷川伸の新作「旅の里扶持」。 林屋( 四代目までは「 林屋」で五代目から「林家」に )正喬のちの三代目林屋正蔵が、上州前橋でお駒という貧しい子連れ女と知り合う。亭主がいたが逃げてしまい、ふたりは 新内で稼ぐが、お駒が病の床につく。 正喬はひとりで仕事に行くが三日後に帰ってくると 。故彦六師匠が帰ってきたような語り口に観客は聴き入る。 長谷川伸ものに相応しい 印象的な作品に仕上がりました。

いやー落語って、ほんと~に奥が深いですねえ。






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最終更新日  2009年03月24日 16時20分26秒コメント(0) | コメントを書く


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