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ruka126053のブログ
第一話ゼロの価値
「この人でなし――」
ザクツァイトで水面に落ちながら、ネオミネルバに向かって叫んだ。
「アレン、お前」
「任務に支障はありません」
ブルーコスモスだった恋人は、いつも悲しそうに空を見上げていた。オ―ブとザフトは手を取り合い、世界は平和になりました。
―そんなわけがあるか。
「ネオミネルバは格好の英雄様というわけか」
「おい、口が過ぎるぞ」
だが、否定はしない。ジャンの言うようにあれはラクス・クラインの意志だ。安全圏に置き、女王様のつもりか。
「ベアトリ―チェ」
「お父様!」
地球連合の本会議から、娘のベアトリ―チェのもとにまっすぐ、連合軍太尉は戻ってきた。家では優しい父だった。
「なぜ彼らは反乱を起こしたのでしょう」
「居場所は与えたのに」
カインは令嬢の言葉に子供のような表情で静かに傾けた。
「なぜ?」
「もう怖い思いも日も辞意思いもしなくていいのよ」
ジャングルの中で軍用の車に乗りながら、氷のまなざしでティーアはまた、ザフト軍の駐屯兵と地元民のいさかいを見ていた。
「野蛮な・・・」
貴族趣味がよく表れるドレスのような制服に身を包みながら、オ―ブの一群、ユリカゴ島で地元の名手の一人であるシャルルの娘、ティーアは胸元に入れたブルーコスモスの制服に身を包んだ母の写真をみた。
きりり、とこんな日は痛む。誇り高く、プライドの高いお嬢様の一方でラクス・クラインとキラ・ヤマトが作った平和にティーアは感謝していた。
「お嬢様、もうすぐお兄様のいるオ―ブ軍の駐屯基地に入りますよ」
「わかったわ」
イヤホンをはずすと、プレーヤーからラクスの歌声が飛び込んできた。
「あっちぃーっ、うちの艦にもクーラー、入れましょうよ、というか、新調しましょうよ」
レンの背後では、たくさんの葉っぱやドロで偽装されていたバンドの戦艦ウィンドミルの洗浄作業が行われており、技術スタッフやブリッジを担当するザフトの関係者が仕事にまい進していた。
「駄目駄目、うちみたいな雑魚部隊なんて、上がお金出してくれるわけないって」
左右にはねた黒い髪と臙脂の真っ直ぐな熱い赤い瞳の背が高いラルク・キャンベルとタンポポ色の巻き髪とタレ目の紅桔梗のフローレンス・トートがパイロットスーツで現れた。
「・・・・そうですよね、私が足をいつも引っ張るから」
「そんな事ないぞ」
ラルクは慌てて否定し、レンがくすくすと笑う。
「レンも笑うなよな、大体、お前の作戦、いつも行き当たりばったりなんだよ」
「だったら、艦長のマブロンのジッちゃんに文句を言ってよ、作戦立案から実行まで戦術かでも雇えばいいのに、いつも俺に任せてさ」
格納庫からは、レンの搭乗機、ルナマリア・ホークも乗った第一期モデルザクウォーリアの量産型で改造版のザクウォーリア・グレイスが専用の機械で他の仲間のガザーザクウォーリアも運び込まれている。
「レンさんはいつも全員死なない結果を出すから」
控えめな口調でフローレンスが小さな唇でそういった。ちなみに現在は、緑色のザフト兵の格好をレンは着ている。
「偶然だよ、偶然、俺は自分の事しか考えない人間だもん、後は以下に合コンで可愛いお姉さまをゲットする事しか考えてないし」
小がなさそうに手をひらひらさせながら、レンはチャライ笑顔でそういった。
「・・・・なんで、いつも最後の最後で振られるんだ」
ラルクが後ろのほうを見た。
「・・・それは多分、お前の背後の男のせいだと思うな」
ババババ・・・・。
「う・・・」
レンは苦々しい声をあげた。
C.E。70に勃発した、ナチュラルとコーディネーターの地球権全土を巻き込んだ争いは、それから二年後のあの悪名高い前プラント最高評議会行ギルバート・デュランダルのデスティニープランと現在の最高評議会議長のラクス・クラインが率いるエターナル、地球連合とザフトの戦い、目サイヤでの最終決戦。二度の戦いで、二度と同じ争いは起こさない。オーブ代表、カガリ・ユラ・アスハとプラント代表の議員の停戦締結により、世界は平和となった。
特に評価すべき、代表すべきは最高のコーディネーター、キラ・ヤマトとザフトの英雄、アスラン・ザラだろう。彼らが戦争終結のために動いたのは紛れもない事実だ。ラクス達の仲間の一人であるダコスタが作戦の為に立ち寄ったコロニー・メンデル付近で、巡回していたユリウス・ナラ・アスタールは青にコーティングされた、ザフト軍のMSグフ野パイロットとして、仲間の艦隊と共に、侵入者の異変に気付いた。
ザクやグフに所属の選管から、エターナルの情報が速やかに伝わり、ユリウス達は上官から追撃命令を下される。その旨にあるのは、プラントの平和と安全だった。
ユリウスのビームの射撃杜と共に上司や先輩、後輩がプラントの敵となったエターナルへ一誠攻撃になり、エターナルは劣勢になる。
異変に気付いたのはレオン・ルブランだった。性格的には相性が悪いものの、戦闘においては、ユリウスの右腕というべき青年だった。
エターナルに未確認のMSが、接近してきたのだ。識別番号を確認すると、ザフト兵は顔を双はくさせる。地球連合のMS、最高のコーディネーター、サキの戦いでザフトを苦しめた、あのフリーダムだ。
ユリウスが叫ぶ。
「撃て、撃て」
「テロリストだ、奴は、アイツは英雄なんかじゃない」
「撃て」
次々に攻撃していくが、力の差は歴然だった。
ユリウスの追撃など、相手にするカチがないというように、フリーダムはエターナルの艦内に入りー、そしてー、
本部からの連絡が入る通信機は大分電線が混雑している。
かなり蒸し暑く、アマゾンらしいジャングルの間を流れる川には、木で作られた小さな小屋が着いた船には、釣竿で魚を釣る真っ裸の大事な所は葉っぱ一枚で隠して、ぼーっと魚を釣る無駄に顔が可愛く、格好いい美しい少年。一目見て、コーディネーターである事がわかるダークブラウンの髪と一度見たら忘れられないような、強烈な印象の宝石のような赤紫の高貴な色合いの瞳。
いわゆる痩せマッチョといった体つきの少年は外見の美しさを一度も生かそうとせず、かなりだらしない格好をしていた。
というか、古いコントか、露出狂の勢いだ。
「オイ、アレ、本当にザフト兵か・・・・」
「いや、目撃情報のザフト兵の特徴が一致してるし」
「本当にあのプラントの青い狐の息子なのか、全然上品さも感じないぞ」
と、数日前から遊撃部隊バンドを張っていた新米テロリストグループの狙撃手も困惑していた。
「生まれた時点で優秀な人間にされているはずだが、行くぞ、あいつを捕まえれば、赤い蛇野郎の尻尾がつかめるかもしれん」
「ああ・・・」
覚悟を決めて、テロリストたちは水上バイクに乗りつけて、レン・ナラ・アスタール一般兵の元に向かった。
2
目深い朱色の帽子を被り、ホテルのベルボーイか、にもつ運びのような金色のボタンと肩部に飾りがついたユニフォームを着たネービーブルーの三つ編お下げをした、アレキサンドライトという宝石を思わせる青みを帯びた優しい色合いの碧色の切れ長のツリ目の少年がヘリコプターに釣り下がったロープにつられた状態で現れる。どこか、高貴さと優雅さを感じさせる少年である。
少年は、眉一つ動かさず、硝煙と血と土の匂いを漂わせて、レン達の元にゆっくりとカバンを持って現れた。
「オオーッ、よく戻ってきた、さすがは有名な「灰色猫」だ!」
「・・・・・任務ですから、すまない、君、にもつを指定の位置まで運んでおいてくれないか」
氷の彫刻を思わせるととのいすぎた顔立ちや瞳は誰もを拒んでいた。あまりの凄みに、マブロン艦長も怯えた。
・・・・嫌な奴が帰ってきたよ、うげげ。
レンは一切振り込もうとせず、仲間たちの元から離れると、足音も立てずに誰にも気付かれずに、艦内に逃げ込もうとした。
「・・・・・・・」
灰色猫の少年はつかつかと周囲のクルーを無視して、レンの元に向かう。
「レン様、お待ち下さい」
残されたラルクが艦長の元に向かう。
「アイツ、何でレンをいつも追いかけてるんです、いくらレンの家が金持ちだからって」
「あいつとか言うな、あの方は、トップの成績でネオミネルバの新規の赤服になったお方だぞ、名前をアレン・エミヤといわれる」
「エミヤって、じゃあ、あいつはヴァネティエールとかいう小国の・・・」
「・・・そう、ニケという神を信仰していた暗殺を得意にした名家の次期当主になるはずだった少年だ」
沈黙に包まれた長い廊下をレンはしばらく歩くと、後ろに振り返った。
「レン様・・・」
子供っぽい、若干年相応の表情にアレンはなった。
「・・・アレン、お前さ、いい加減家を外に持ち出すの止めてくれないか?ここでは、事実上、お前が俺達やこの周辺の部隊のトップなんだから」
ス・・ッ、とゆっくりと頭を下げて膝を曲げて、アレンはレンに挨拶をした。
「約束のお時間より、帰宅時間が遅れてしまい、すみませんでした、レン様」
「止めろって、・・・ええと、だから、君は男だろうが、恥ずかしくないのかね!!同い年の奴に頭を下げるなんてみっともない事だぞ!」
レンは混乱した。
「―そうだよ、それこそ、そんなにうちが好きなら親父やあのナルシストクソ兄貴の所に行けよ!俺はな、俺より顔が良くて、気味の悪い主従ごっこするお前が嫌いなんだよ!!」
思わず、声を荒げた。
沈黙が走る。
「・・・・」
「・・・・・」
沈黙が続く。
「―レン様、貴方は何を苛立っている?朝から何も食べていないんだろう、貴方はいつも夢中になると、他の事をおろそかにするからな。さあ、お手を、食堂まで案内します」
戦場でのブルーコスモスの旧強硬派とバンドの決戦は、エーゲ海クレタ村付近でぶつかる事となった。マップ上に並べられた敵の機体の数は百単位に対し、バンドに送られるのは、アレンが指揮する地上勤務の前線の経験が少ない艦隊だった。
「ザクウォーリア・グレイスは今回、最後の切り札にすべきです」
中間の成績であるザフト軍の戦艦プロスペローのブリッジには赤い軍服を着たアレンの姿がある。
ちなみに同じ映像をレンたちもコクピットの中で見ていた。
「というと」
「相手は、ザフト軍のMSの改良型まで戦場に持ってくる、なりふり構わない執着型のものを上に立たせる者達の集まりで、恐らく私が来ていることも掴んでいるでしょう。私のキャリバンガンダムの砲撃の威力も知っているはず、それなら、相手がどういう攻撃で仕掛けてくるか・・・」
マブロン艦長はくわえタバコをきつくかんだ。愛煙家なのである。
「まさか・・・」
「恐らく、まずは足場である私の指揮下の戦艦二艦を落とし、ウィンドミルを落とす。短絡的に考えていけば、そのルートが最良だと考える、周辺にブルーコスモスの根をゆっくり張り、こちらの情報を掴んでいたならば、長期的な計画でウィンドミルを当初から狙っていた事がわかる」
「動機は私達がコーディネーターだからですか」
さすがに憂鬱そうな表情を浮かべた。
『違う、クライン議長の他国に対する過剰な干渉とこの国の長年の不況が原因だ』
コクピットの中のレンは精神統一でもしているのか、目を閉じ、静まり返っている。
「止めなさい、君の軽はずみな発言でもし上にその事が報告されれば、君のアニウエが・・・」
「アスタール大尉は、自分を血縁者だと思っておりませんので、あの人が干渉することはありません」
「・・・・・」
それきり、干渉するのを止めて、マブロンは他のクルーと共に作戦に頭を戻した。
「アスタール、君の意見を聞こう、君は今回の戦闘をどう読む?」
「奴らの習性から考えるなら、最も目立つえさに注目させ、食らえ付かせ、無人島群周辺の海域に誘い込み、俺たちが襲撃し、戦力を削り落として言った同時刻に奴らの本部をつぶすのが常套かと思います」
いつものぼんやりした瞳にレンは戻る。
「まあ、ぶっちゃけ、エミヤ少尉が自爆なり、最初にでかいアクション起こしてくれれば、俺たちは楽できるんですけどね」
「・・・・賄賂や降伏は駄目だぞ」
「えーっ、やな感じ~」
そのちゃらい態度にはぁぁ、とブリッジのクルーはため息をついた。
「それでは、網でもつくりますかぁ、大嫌いなコーディネーターで今のプラントなら、平和の為に武力も辞さない事は相手も知っていますから、多分あっちも網をそこら中張ってきますし、お、黒髪のそこのお姉様、かわいいねぇ」
「はぁ・・・」
ブリッジクルーの中には、レンの好みのタイプの清楚なお姉様系がいた。
「でも、でも、自然大好きなブルーコスモスがこの美しいエーゲ海の環境を積極的に壊しますかねぇ?」
多島海でもあるエーゲ海水域はそれぞれの島による海域があり、境界線がある。境界を許可なく超えれば、それは国際法に違反した事になる。すでに、強硬派「青い薔薇」はそのために面倒な手続きや多額の金を行い、海底に本拠地である戦艦レパードを構えている。
―戦闘が始まる。
4
ドカァァァ・・・ン。
「全く、ねえさんったら」
大陸を縦断する豪華な列車の中で、「黒の虎」と名乗るブルーコスモスの過激派が上流階級が多くいる特別車を占拠している。一般者では、乗員が駅員などに励まされている。
いつも無茶ばかりさせられている。
「はぁ・・・」
列車が目指す先は、中立国オーブだ。青みを帯びたすみれ色の瞳は、純粋な少年の性格を現し、濡羽色の黒の髪は風で揺らされ、機関室に少年の足は向かう。
「何者だ、小僧!?」
体格のいい男達が少年を銃で襲いかかり、少年はどこからかナイフを数本取り出した。目立たない程度の肩章、飾り緒がついた燕尾服を思わせる灰青色のラインが入った漆黒の袖がついた紺色の制服を着込んだ少年は獣のような瞳で相手をロックして、ナイフを投げた!ネクタイやリボンを止める飾りにはシルバーの校章入りの止め具がある。
「・・・くくくっ」
格納庫のMSの技術スタッフ主任であるヴィーノは、嘆きの表情をしていた。艦内共通の大画面での巨大なパネルの映像の中では、ガザーザクウォーリアが豪快に破壊、いや、決められたコースからぶれて、敵のMSを切りかかっていた。ラルクの得意分野は剣術で、突進あるのみだ。
二刀流であるラルクは鋭い眼光で目の前のMSを睨みつける。
「ラルク・キャンベル、参る!!」
ガザーザクウォーリアが突進した!!蟷螂のカッターのような鋭い刃が、がザーザクウォーリアの機体を掴みかかる。ピンク色の機械の目がエモノの姿を捕らえる様に揺らめき、背中には、たくさんの目のような突出したミサイルが装備されていた。その姿を見て、ラルクは気付く。
「UMF/SSOー3、アッシュか!!」
作戦内容は、敵の主要MSや艦隊をガザーザクウォーリアやフローレンスの砲撃戦に有利な機体、レーヴザクファントムが引き寄せ、ザフト軍の主要の部隊や艦隊を守り、敵に攻撃しつつ、敵の主要MSにぶつけていくというのが敵方面に与える作戦である。
アレンの狙いは、暗幕扱いで分散している、恐らくは命令一つで動くMS部隊の武力を剥いで行くことだった。
ブルーコスモスの強硬派、青い薔薇は腕の立つMS乗りを多数雇い、えさとしてのザフト軍の改造型MSや形だけの艦隊を彼らが読みやすい位置に配置させ、攻撃していた。
彼らの狙いは、バンドでも地上勤務のザフト軍ではなく、悪の議長の使いであるアレン・エミヤを殺す事だった。
「・・・神よ、勝利を我らにお与え下さい」
コクピットの中で、パイロットスーツに身を包んだアレンが十字架を頭に当てた。
6
レパードの正面へとレンの機体、ザクウォーリアグレイスが水の中でも適応できる装備を着せられ、他の上官クラスのMSによって投げ飛ばされた。
「うぉぉぉぉ・・・・・!!」
衝撃とくらくらする感覚がハンドルを握るレンを襲う!
何だって、俺がこんな目に・・・!!
―この戦場を支配している悪意が最も高まり、力を発揮している所はどこか。
エモノはどこで隠れ、どこで牙を尖らせ、こちらの喉元を狙っている?どこで?
ど、こ、で!!
レンの目の前で黄色の種が弾け飛ぶ。
ピシィィ・・・・ン!!レンの瞳が黄金に輝く。
ザクウォーグレイスの腰部からビームナイフを取り出し、一気にブルーコスモスの青い薔薇の本部隊の潜水艦群達を目にも捉えられない動きでズサァァァッ、と激しい音を立てて、引き裂いていく!!
「やめろぉぉぉ!!」
「キラ・ヤマトの亡霊か!!」
破壊されていく戦艦から次々と悲鳴が上がっていく!
フローレンス・トートが泣き声でごめんなさい、ごめんなさいといいながら、ガァンガァンと次々にレーヴザクファントムの背中から砲弾を発射させ、MSを破壊していった!
ひぃぃぃ、という声が敵の期待から音声のみ、ブリッジに傍受される。
ギィン!!
鋭い獣の、赤い機械の瞳が揺らめき、敵を恐怖に落ちいれさせる。
ドゴォォ・・・・・・・・・・・・ン!!
次々にMSや戦艦が被弾し、吹き飛ばされていく!
「う~ん、アレは恐ろしいよな!!」
レンがまだ9歳か、10歳の頃だ。
この頃、レンは空をよく見て、人工的に作った空や碧の匂いに疑問を浮かべていた。
アスタール家の邸宅。広い敷地内には様々な人工的に作り出された、半分父親の趣味の草花がそれぞれのグループごと配置されていた。
「おい、いいか、奴が着たら一気に引くんだぞ」
「いいのかなぁ、こんな事をして」
「いいんだよ、楽しければ、ホラ、きたお下げだ」
「だよな、あいついつも一人で、大人の振りして生意気だし」
「そうだそうだ」
薄暗い草叢の中で近所の子供と共に、紐を引っ張り、苛められているといわれている擦り傷だらけの民族衣装を着たアレンを一気に落とし穴に落とした。
「うわあああああ!」
「やった、エモノがかかったぞ、どうだ、お下げ野郎!!」
レンが他の子供と出ると、穴の中のアレンが睨んできた。
「レン、虫とかトカゲとか入れようぜ」
「おお、いいね」
「貴様ら、殺す!!」
「!?」
レン達はぎょっ、となった。少年が穴から人間と思えないスピードで出てきて、ナイフ上のものを取り出して、飛び掛ってきたからだ。
「危ない、こいつ、ブルーコスモスだ!!」
「逃げるぞ!!」
「俺も行く!!」
レンも慌てて子供達の後を追いかけた。
森の中はどんどん広くなり、レンは友人達とはぐれた。
「・・・・・追いついた、・・よくもこの俺を」
かなり怒って、目が釣りあがっている。さすがのレンも顔を青ざめて、身を後ずらせた。
「殺す殺す殺す・・・」
どうしよう、マジで怒ってるよ、うむ、面倒くさい事態だ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
どうする、親父を呼ぶか?それもまた面倒くさい。
とりあえず・・・。
「いい加減、過去の事にこだわるのは止めなさい!!」
母親のまねをしてみよう。アレンはそこで動きを止めた。まあ、こいつの過去なんてマジで何も知らないが、確か家族が殺されて、家もないんだっけか?
「どこでどのように、君が生まれ、今まで何を味わってきたんだろうと、過去は戻らないんだ。もちろん、・・・お・・・僕もだ、誰も君以外に君の悲しみも背負ってるものも背負う事はできない。君の痛みに比べれば僕の痛みなんか小さいものだ。殺したければ殺せ、でもこの僕を殺したとき、君を守ってやれる、理解してやる人間がこの世からいなくなる事だけはその頭でしかと覚えておきたまえ!!」
アレンが大きく目を見開かせる。
「お前・・・」
まあ、嘘ですけどね。誰もお前を守りませんし、興味もありませんよ。他人の人生なんて背負いたくもない。冷酷無情なのだ、俺は。
「お前・・・いや、君」
?
何を身を震わせているんだ、女みたいな表情に急になって。
よし、ひるんだ、警察を呼ぼう。携帯を持っておいてよかった。
「さあ、勇気があるなら、僕を殺せ!!」
さっさとこいつを追い払おう。さっさとこいつを昨日の思い出にしよう。うん、それがいい。
「・・・大概、お前も性格悪い奴だな」
ラルクがまじめな表情で言った。
「アスタールのあの家に育てば、誰でも性格が歪むよ」
「それでその後、どうなったんだ?」
はぁ、とラルクはため息をついた。
「・・・・ああ、次の日、仕えさせてくれってかしずかれた、引いたわ、アレは。マジで気持ち悪いよね、あいつ。しかも俺より先に女子と経験してるし、マジでいらねぇ。もう、その次の日からありとあらゆる手で嫌われるために、法律に触れない限りでやったけど、あいつ諦めないんだ」
はぁぁ、と顔で手を覆って、顔を下げた。
「世の中、複雑だな・・・」
「うん」
7
一言にプラントといっても、ラクス達のような特権気球もいれば、最下層の人間もいる。
「本当にやるのか?」
暗く妖しく、薄暗い室内に少年達が数人に青年一人、中にはリーダーらしい中年の男がいる。彼らの前には漆黒に染められたデスティニーガンダムがある。
「ああ、決行はネオミネルバの観艦式がある」
「裏切り者がいた英雄様の部隊か」
「奴らは忘れたのか、第一次と第二次での悲劇を・・・」
「はっ、おおかたあの女狐にだまされたんだろう」
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