ruka126053のブログ

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小話集(コードギアス、他アニメなど)



222:彼がピエロになる前
全てうまくいく。ブリタニアを負かすことができる。黒の騎士団であの男を負かすことができる。ルル―シュはそう確信していた。

223:ただ今発情期を迎えました

224:夕方が似合わないあなた

225:夢を見ておりました



226:愛が死んだ日
そんなことのために。そんなことのためにあの主を、あの少女を殺したというのか。信じられない。だがスザクの頭の中でそう信じれば、今までのゼロの不可解な行動の意味が理解できた。だが同時に悲しかった。

227:レプリカに恋をした

228:助けるための嘘(これも、嘘)

229:世界が彼を置いてった

230:あなたは時をくれた



231:寂しいと死んでしまうんですよ

232:全てを受け入れてくれる人はいない。それでも僕は愛を求める

233:世界を愛していたのです。

234:愛してると言ってごらん

235:愛し合えはしない



236:あなたを嫌う理由が見当たらない

237:嫌いになれたら、
「最後まで嘘をつきとおしなさいよ」
「甘えるな、ルル―シュ」

238:お願いだから謝らないでよ。

239:私の汚さが目立つじゃない

240:どうして笑ってるの361:呼吸が出来ない

362:そして破り捨てて、

363:明日また笑って会えるならそれでいい。

364:王子様は私が見つける!

365:素直でいられない世界



366:マスカラと共に洗い流す

367:そんなの愛じゃない

368:ガラスの靴は叩き割る!

369:パンドラの箱を2人で開けようよ

370:意気地なしの狼さん



371:あの絵本はどこに置いてきてしまったの

372:溺れ合いましょう。

373:過ちを犯そう。

374:「さあ、鍵をお寄こしなさい!」

375:戦闘態勢なアリス



376:許されたから生まれてきた。

377:好きって叫んでやろうか?

378:とりあえずハートをかいてみた。

379:所詮 交わらない者同士

380:流星になり損ねた僕たち541:何世紀越しの恋

542:既成事実から始めましょう。

543:君はこんなにも頼りないから

544:朝になったら君がいないなんて、

545:これがあなたの望んだ結果



546:それはとても簡単なこと

547:泣くことを望まないだろうから。

548:あなたを惑わすだけの存在だった。

549:この世界で終わらせて
配布元メイドインアリス神様のなみだ / 君にだけは伝えたい / どうか夢のために生きて / 午前零時の秘め事 / ジャック・ザ・リッパーが愛した命 / 夏風の溜め息 / 記憶の海でたゆたう / 溺れるほどの衝動 /
刹那、美しい名を呼ぶ(ジュレルル)
「ああ、ルル―シュ様」
「よくやった、ジュレミア」
/ 彼の優しさがひどく尊いものであったように
「変な奴だな」
「いいだろう、別に」
だがリヴァルは楽しそうだ。
/ 君の最奥を孕ませたい / 廃れた言葉が僕を救う / 快楽だけならいらないの / 恋か罠か、それすら愛しい /
こんなにも綺麗な殺意があるなんて
「イレヴンを騎士に選ばれたユーフェミア様は」
テレビの報道を見ながら、幸せそうなスザクの声にナナリ―は聞きいる。
/ 脳髄まで食べちゃいたい / 爪先も余すことなく掬いとる / 乾いた声が響く夜に、 / ひとりで逝っちゃってよ / 死?愛の間違いでしょう / 唇に絶望を落とす / 狂おしい果実 / 悲哀の香りに満ちている / まるで虚無 / 忘却に酔いしれて 配布元タイだ【はなびらのあめ】


は:春の面影
な:懐かしい夢を見た
び:微熱注意報
ら:ララバイで騙されて
の:軒下の子猫(雨に濡れてないていた)
あ:暁に憧れた籠の鳥
め:巡る季節に花を添えて


配布元夢に見る、無限の蝶
541:何世紀越しの恋
サヤは何度も同じ夢をみる。綺麗な屋敷に大きな庭。そして背の高い東洋人の男性。ハジ。自分の従者の姿を。

542:既成事実から始めましょう。

543:君はこんなにも頼りないから
ガラン。支えていた小さい王子の肩はあまりに小さかった。
「スザク、大丈夫か」
「うん、何とか」
「そうか」
ルル―シュはほっと胸をなでおろした。

544:朝になったら君がいないなんて、

545:これがあなたの望んだ結果



546:それはとても簡単なこと

547:泣くことを望まないだろうから。

548:あなたを惑わすだけの存在だった。

549:この世界で終わらせて

550:未完だから美しい



551:ただ「ごめんなさい」と伝えたい

552:私が死ぬまでは愛して

553:ワンダーランドに別れを告げる

554:もうあの想いは死んだのです。

555:無知は恐ろしいものなのです。



556:ここにないの知らないから

557:とんだ喜劇だわ

558:生きにくい世界

559:たくさんたくさん謝りたいのに

560:どんな事があってもそんな君が好き
821:手が触れ会うだけ、涙が出る幸福

822:いつか笑い合えるときがくるのだろうか。

823:戦いの果てに君はいるのか。

824:ライオンの牙は甘い毒を帯びたまま

825:生き残った者が勝者である

826:笑い合えないのなら、その牙を折る刃でも構わない

827:屋根の上、1人泣く狐

828:天才のふりをしている

829:乱世で生きる術を得た日

830:逃げる気もないんで

831:涙で滲む君の日記と

832:小さい箱庭は壊さなければいけない

833:新しいヒロインの登場なんて聞いてない

834:近すぎる距離に麻痺してたんだ

835:こんなことになるって分かってたら、愛してるなんて言わなかったのに

836:君を忘れた僕を、戻って罵ってくれればいいのに

837:会うたび、醜くなる私

838:本当に明日はやってくるのだろうか

839:脆弱と知っていて、望んだ私

840:その微笑みより清らかで美しいものはなく、その微笑みより痛く切ないものはない。



配布元夢見ウサギの大脱走21 出会いは偶然?それとも運命?



● それはきっと去り行く『運命』。
● 二度目の『偶然』を思い出す。
● 物語のような『運命』を感じた日。
● 一部、不自然な『偶然』に気付いて。
● 時間制限付きの『運命』って何。
● 呪文は『偶然』、ってこと。
● 「それは誰の『運命』なんだ!」
● 三度目の『偶然』が訪れた。
● 『運命』に摩り替わった言葉。
● どうか嬉しい『偶然』でありますように。
 26 何も見てない、何も知らない、ふり



● 私は何も知りません。
● (首を振って小さな抵抗をする)
● 私は何も見ていません。
● (目を閉じて小さな抵抗をする)
● 私は何も言えません。
● (口に手を当て小さな抵抗をする)
● 私は何も覚えていません。
● (頭に手をやり小さな抵抗をする)
● 私は何も、何も、何も。
● (だからお願い、怖いことをしないで下さい)

配布元神威111-120
ただひたすらに君を求めるような
「もういいかい?」
最後にキスをした場所
悪魔が愛した聖職者
アキト。お前は生きるがいい。苦痛しかないこの世界で。シンは死の淵に立ちながら弟の今後を祈った。それは自滅を望んだ彼の最後の上だったのかもしれない。

間違った幸せ
フラスコの中の愛児
「ホ―エンハイム」
「エンヴィー」
「何故、置いて行った」
「すまない」
「俺が邪魔だったのか」
おかえりなさい、
彼はそれを愛情だとうそぶいた
甘い独占欲
A or B

121-130
ヨリミチ
coffee terrace
サイテーな君を僕は愛してる
薬箱の中にも恋はある
あめのひに。
メッセージが一件あります
差し出された手に
サヨナラと言えなかったあなたへ
私と君と切ないバラード
普通でフツウじゃないあなたが欲しい
「シ―ツ―とまた」
カレンの胸の奥が痛む。彼女は特別なのだ、自分よりも、わかっていた。それでもゼロへの恋は消えない。

141-150
カクテルを傾けたら
World is Yours!
幸せになろうよ。
少しだけの優しいこと
Time is money.
ブルースカイライン
「よう」
「お前から話しかけてくるなんて珍しいな」
「まあ、時間が空いたんだな」
「そうか」

カンテラの中の悪魔
キスをするなら薬指に
エンジェル・ヒーロー
ナマエノナイカミサマ。151-160
私の代わりはいないけど、
ああ、そうか私は不幸なのだ
戻れなくても構わない
エンドロールが終わるまで
終末理論
少女Aの成れの果て
できるだけ綺麗に、そのままで
「コ―ネリア、そのままで」
「しかし・・・」
「君の手を傷つけたくないのだよ」
「有難うございます」
コ―ネリアは手をひそめた。

無作為という罪
薬指がずっとずっと細い
ブルータリズム(残忍主義)
エリア24は今、恐怖の中にいた。尊敬の対象だったマリーベルは今同じブリタニア人からも恐れられていた。
「オール・ハイル・マリーベル」
「イエスマイロード」
毎日、血が流れていた。

「何故、国民を巻き込むような咲くばかり選ぶ?」
「国民ではないわ、彼らはナンバーズよ」
「同じ人間だ」
「いいえ、ナンバーズはテロリストになる」

「今日はマリーと呼んでくれないのね」

埋葬された欲情の片割れ
隠滅ごっこ、いんべっどるーむ
「スザク?」
ルル―シュのまつげや首筋、仕草に見とれていたスザクは自分の欲望を押さえた。自分は何を考えている。
「何でもないよ、片付けようか」
「ああ」
気のせいか、スザクの頬が赤い。

第七の日に完成した
初めて人間になれた気がする
黙れ
進めというから後ろに進んだのですが何か
「君が助けてくれたのか」
「ええ・・」
「驚いた、まだ学生じゃないか」
「ブリタニア人の君がどうしてこんな真似を」

神が愛した裸はいずこ
白じゃなくて、例えるならそう無だ
もしもし、地球ですか(はや鉢)
「おかえり・・・」
「・・・」
「どうしたんだよ、比企がや、そんなところでうずくまって、気分でも悪いのか?」
「いや、よの不公平とこの世の不思議さが混じり合って」
これが毎日か、きついなぁ。
「俺も不思議を感じるよ、比企が屋だけじゃない」
「はぁ?」
話を合わせられる男だがその言葉が正しくわからなかった。学校の憧れの美人、またはイケメンが恋人というのはあこがれのシチュエーションだが、いや俺もそこは美少女とか想像していましたけどね。葉山は葉山でたぶん三浦屋誰かとつきあうんだろうなと思っていました。
なぜか、頬を染めてほほ笑んでいる。
「君が毎日可愛くて困る」
いや、お坊ちゃん、君頭おかしいの?それとも毎日お花畑ですか。端的にいえば、照れるというより困る。正さないといけないな、どうもは山は雪の下に言わせると俺に夢を見ているらしい。
「さすが持て男だな、お前他の女子にいってやれよ」
「君以外にモテる必要ないだろう」
あ、だめだ。これループする会話だ。よし、逃げよう。
「あー、俺シャワー浴びてくるわ」
「そっか、じゃあいつも通り、食事の用意してるよ、せっけんの場所わかる」
「わかる、じゃあな」
「比企がや」
「んだよ」
「おかえり」
「・・・ああ、はい」

死の儀礼
聞こえるか、貴様の愚かなその足掻き
消しゴムに委ねたせい
いま見たことは全て忘れて
僕の血と君の骨を繋ぐ
思い出の湖に沈んだ小舟に、確かに僕は乗っていた
阻まれる3秒前
無口に溶けゆく薄い唇の隙間から、まったく無意味な生を聞いたお誕生日席の憂鬱
控えめなつまみ食いの犯人探し
ピーターパン・シンドローム
林檎二つ分の殺意
或いはつい見栄を張った無知な白い頬のように
精神年齢、6歳
妹よ、この世はいらないもので溢れているのだよ(スザユフィ)
「何か、スザク、イライラしてないか」
「ええ、先週から、理由を聞いても教えてくれなくて」
「スザクが珍しいな」
剥き出し
卑屈な三日月型の笑みを見せたのは、何よりも愚かしいかみさまを揶揄したから
すいません珈琲、ああミルクたっぷりで
マザーグースの戒め
大人の嘘と揺れた蝋燭
お兄ちゃんが変わってしまう。比企が夜小町はいい知れぬ不安を感じていた。恋は人を変えるものだが、こうも体型まで帰るものだろうか。兄を見るたびに小町はそう思ってしまう。
「小町、フロアいたぞ」
ピンク色の空気が。いやっ、ぷりんとした柔らかな薄い胸がシャツ越しに見える。

浮かび上がる血潮に拙い情愛が芽吹いた
満たされない胃
ポラリスは落っこちないよ
きみがため
いつか僕らも離れて、結局大人になって、答えなんて見つからないまま、静かに独りでほどけてゆく
極寒の厳しさは一人分しかいらない
君はそこでおやすみなさい
子供の嘘は、すぐばれる
配布元花唇恋の名前を知っていますか
はじめまして、愛しい人 / 目を閉じたら何をくれますか / 今なら、君が望む全てをかなえられる、そんな気がする / なんて甘ったるい世界 / 夢の続きで待っていて / 夜から朝にかけて、君に出会うでしょう / 単純な奇跡でいい / この一瞬は永久保存版 / 要するに、君が好き


眠らない25時
午前0時の鐘が鳴るまでに / 夜明けの歌を届けます / 真夜中のモーニングコール / 夢の始まり今日の終わり / 月明かりミッドナイト / まよなかのつまさき / 長い夜に飲み込まれてく / 夜の波に溺れる / 宵のワルツに祝福を


永遠からの逃避行、君を連れて
恋は時に愚かだけれど / おやすみなさいは最後まで / 壊れる前に拾い上げて / 甘酸っぱくて、ほろ苦い / 君を思い路頭に迷う旅人 / ラブソングには程遠くても / 流れない星を数えきる前に / 午前二時の着信音 / 嘘みたいな本音だけど(君だけは、どうか信じて)
gerogeboy灰色の焼却炉に夢が溢れる
鏡に映った時間に吐き気
きこえない
綺麗事ばかり繕ってきました
ロックンロールは泣かない
夏が弾けて飛んだ
どっちが本物か
ぼくになれない
陽炎みたいに歪んだ視界
配布元さよなら天使の灯さよならばかり見つめて
いてもいなくてもいいのはお互い様(スザルル)
同居人との生活にも飽きていたころだ。なれというのは恐ろしい。だが、だからこそ価値観や小さいことでぶつかりあいもある。たとえ、それが居心地のいい、親友という関係でもだ。
「最初に男が料理をするのは気もいといったのはお前だぞ」
「でもいつもナナリ―やロロばかり連れてこないでよ」

きっといつかそのうち
春の夜のゆめのごとし、きみ

愛想の申し子
過食気味のぬくもり(ヤマタケ)
兄は昔から優しかった。きっと弱いところも自分を憎んだ日もあったことだろう。それでも一番に自分を選んでくれた。
「空さん・・・」
「あ・・・」
「タケル・・・」

ロンリーサンデーナイト
見間違いじゃないんだね

瞑目する昨日
忘れたって笑えるよ
僕を見ない君なんて死んだらいい
過去も未来も遠い
配布元均整13:文字の書き方を忘れたら
14:手がもう二本生えてきたら

16:翼を授かったら
17:尻尾が生えたら
「可愛いだろうな」
「うちの妹を変な目で見るな」
「わかってるよ、兄さん」
「誰が兄さんだ」

18:動物と会話できたら
19:愛するという感情が欠落していたら
20:痛覚がなかったら
21:血の色が青だったら
22:自分の自然治癒力が高すぎたら
「スザク、お前」
「スザク君」
恐る恐るとした目でルル―シュとシャーリーが自分をみる。
23:不死になったら
24:死んでしまったら
25:あの人(家族/幼馴染/恋人/友人/兄弟etc)がいなかったら
26:親友になったのが違う人だったら
「やあ」
マリーベルが振り返ると、親友の柩木スザクがいた。名誉ブリタニア人でもとユーフェミアの騎士の。

27:恋に落ちたのが違う人だったら
配布元腹をすかせたゆめくい全ては世界のため

全ては世界のため
「俺一人で十分だ」
いっちゃんはそういって、空へと出ていった。

貴方のためならなんでもしてあげる
戻れない、帰れない
「本当にいいのか、ルル―シュ」
「僕と完全に決しても」
「それで結果が出るならな」

Ladyは気高い
溶けた愛と、それに便乗する君
嗚呼、と言った君は酷く儚かった
「仕方ないさ」
「シ―ツ―お前・・・」

この美しさを殺せと言うのか
大好きだよ。だからおいで
こんなにも呼吸が苦しいのは

なんて甘いのだろう
この匂いに焦がれて
なあ、知っている?
「スザク」
息を吸いながら。目の前の親友を呼ぶ。振り返るとうれしそうにスザクはほほ笑んだ。
「もうやめないか」
「だめだよ」
いいきった。
「無意味なことだとわかっているだろう」

この痛みは引かない
血の臭いに恍惚
お前は狂っている
だから、なに?
御免なさい。私、貴方を殺さないといけないの。
蝶は留まることを知らない
こうしていると、ルル―シュの妹であることが思い出される。総督となるとカラレスやコ―ネリアを思い出すが、雰囲気が柔らかい。
「綺麗でしょう」
「ああ」
彼女に見とれていたなんて、本人には言えないな。

例えば、なんて存在しない
私の武器
俺の凶器
存在意義ってなあに?
なんて冷たいのだろう(スザルル)
「お前は馬鹿か」
こんなときでさえうれしいと思う僕は馬鹿に違いない。

この手は人を殺める
貴方が言ったこと
小動物が泣いた
泣き顔を汚す
なんで雨が降っているのだろう
騎士と武士配布元じょうか人魚姫になりたい
ハッピーエンドだ
ゆるしてほしいの

きみのあぶくはうつくしい
「可愛いね、ルル―シュは」
「お兄様」
「ルル―シュ」
「ルル―シュお兄様」
遠くの方で三人の妹がルル―シュを呼ぶ。

うろこがはがれた壁の絵
水面に花束
だいじょうぶだよ
ぼくが食べるから
未来だと思ってた
ただのおとぎ話
失ったいろいろのため
配布元さよなら天使の灯祝福と憎悪の祈り
「ザガ―ト、ザガ―ト」
エメロードは悲しみに暮れる。
今、秩序がエメロードの中で壊れた。

僕の声すら聞けないように
地球は僕を追い出す
「おぬしは悪くない・・」
「何も悪くないのだ」
「桐原こう」

殺気の消えた刃
生者の沈黙

ノイズの中に隠した感情
瓶に詰めた真夜中三時
狂ってるのは君か世界か(二期ねつ造)
「お久しぶりですね、ルル―シュお兄様」
「やあ、マリ―」
マリ―がくすりと笑う。ユーフェミアに似ている、とスザクは思った。神の色のせいか。だが中身はむしろ異母兄弟のルル―シュに似ている気がした。
「エリア24の様子はどうだい?」

昨日を捜して生きている
海の青さを教えてあげる

ヒールの下で息をする
涙色に染まる滑り台
ずっとずっと永遠に
「私、知っていました」
「ナナリ―」
ルル―シュが驚いたようにナナリ―をみる。
「お兄様がゼロだったんですね」

涙がなければ花は咲かない
君を混ぜた微糖コーヒー

愚かな君にキスを
求められたのはこれっきり
「しっかりしろ、ルル―シュ」
「だますなら最後までだまし切りなさいよ」

いくじなしの僕らの嘘
「そうか」
「告白を断るのか」

心臓の中に時限爆弾(ジノにょたスザ)
「デート?」
「ああ、行かないか」
困ったようにスザクは見る。
「言っておくけど、俺じゃないから」
「ああ、会長か」
あの人は本当に。

鳩時計は喋り出す

涙を運ぶ海鳥
充満する愛とガスマスク
教科書通りのラブレター
君を想って金縛り
あたたかな笑い声が抉る(ジノにょたスザ)
「それでねぇ」
「聞いてるの、スザク」
「うん」
前までほほえましい光景だったのに。

有給取っても逃げられない音
こいつ、しつこい・・・。怒り混じりに葉山をにらむが、葉山はほほ笑んで楽しそうにおれをみる。大体俺を女装させて何の意味があるのか。それとも今まで見ていたいい奴の葉山はこういう性癖の隠れ蓑だったのか。
柔らかい桃のような弾力のある八幡のヒップをワンピース越しに葉山は楽しんでもんでいる。
「気づいてる」
「何が」
あんっという甘えた声を出すのを何とか止めるが、それに気づいた葉山は速度を速め、八幡を高めるようにもみあげていく。足ががくがくと震え、なんだか胸の先もむずむずする。
「さっきからとろついた表情してるの」
葉山が抱きしめた状態でガラスを指差す。
「?」
指差された先に移っていたのは、肩を出した胸をちらちらさせた超ミニのワンピースに葉山に好き放題されている自分の姿だった。

血に滲む黒い愛
愛してなくてもアイしてた
消えてなくなる両足と声
宝物の名前を知らない
暗き森のエチュード
眠りにつけほらさんにいいち(スザルル)
スザクに片思いしていた。中学高校と。
けれど思いをスザクに伝えることはしなかった、居心地のいい関係を自分の手で壊したくなかったからだ。
それなのに社会人になって、あいつは。
「僕さ、高校のころ好きな子がいたんだよね」
「あんなにとっかえひっかえしてたくせに」
くすくすと笑う。

紅を引く幼子の手
風鈴に棲む赤い金魚
チリン。綺麗な音。ナナリ―は土蔵の中で涼やかな音色を聞いた。お兄様が持ってきてくれたのだ。日本に住む赤い綺麗な魚が書かれているらしい。

ペットボトルの中のお城

叩けば割れる落とせば消える
夜空の真似事をする金平糖
祈りは山に置いてきた
エメロード姫・・。
何なんだ、柱というシステムは。誰もが幸せになるのだと聞いた。
けれど、彼女は?

錯覚は確信を呼んでくる
イガグリが食道を通り抜けていくまでの3秒間

冬眠で地球の終わりをやり過ごす
甘えん坊のかくれんぼ
眠りを誘う木の実
星たちだけの夜道
宝はラクダのコブの中
茶番劇を演じて見せて
ちぎり捨てる言の葉(はやはち)
日常はいきなり姿を変える。某アニメでそういっていた。
姿があるものは消えていく。自然の摂理だ。
だが果たして今これは背ゼンなことなんだろうか。

朝の陽を撃ち殺した
知らない知れない
愛を嘯くカナリア

壊せれば満足なのでしょう?
マリーベルはゼロの復活に怯える。この男が、ゼロが現れてから世界はおかしくなった。しかし一度廃嫡されたとはいえ、階級社会のブリタニアでは皇女であるということは強みだ。カリーヌの嫌味も真実である。
脳裏に浮かぶのは、冷たい父。

バラバラバラリ
知れなかった言の葉
いつまでも木霊してた嗤い声
そもそもがおかしい

ありがとうございました、また来世
三原色の世界で踊る
ひび割れたガラスの靴と腐ったりんご
「ヴォルフリート・・・」
見上げてぎくりとなった。夕やみに包まれたその姿。世界を飲み込んでいくような赤い闇の中、王座に輝く覇者のように鋭い眼光で見据えていた。まるで一国の王のように佇んでいた。冷たい底のない闇のような、ただのものをみる氷のまなざし。

融けた世界を君にあげる
死に損ないが見た夢
奈落の花嫁
いばらに埋もれた純潔
お前の一部になって私はお前の世界になる
「君は」
「ああっ、ごめん、俺出ていくから」
本当にこの扇とかいう男の詰めを飲ませたい。あのシスコン近親男に。
「別にいい」
「でも」
「構わん」

綺麗なだけの愛がまるで真実で
ユーフェミアの語る世界は、マリーベルにはおとぎ話にしか聞こえなかった。マリーベルは家族をテロで亡くし、それだけではない。
ブリタニアは今も各国に狙われている。
「聞いているの?マリー」

楽園の覇者
金色の涙
泣き顔は冷たい、笑顔はまだ温かい
「泣くな・・・」
「アロイス」
「お前に泣かれるとつらい」

太陽伯爵
まぼろしはひとつだけ
涙はどうかそのままに
とろけた瞼ああ、ごめん君には心臓がなかったね
憂鬱な猫
あなたの℃
最果てより愛の言葉
「君さ、まさかと思うけど、自分やゼロが初めてと思っている?」
「いきなり、何の話です」
「テロはよくない、だから自分は正しい道を、スザク君、君が言うセリフだね。じゃあ、君が守るのはブリタニア人?それともナンバーズかい」

掌に純情
純愛もどき
君の鼓動で生きてる
それで世界が完成するならば
僕が汚れても世界は美しいまま
息をするより簡単なこと配布元夜途溢れた愛が眼球からこぼれ落ちていく
コ―ネリアは頭を抱えたくなった。この妹姫は何も現実が見えていない。日本とブリタニアの共存?
同じ考えのものが出てくる打と。
経験から言わせれば、それは何もユーフェミアが初めてではない。いつの世も主義者や改革者は生まれる。
だが結果が友罠ズ、朽ちていく。消えていく。

おもちゃの使い方を誤った
頭蓋骨の中で飼い馴らしたコウモリ
「貴方達は現実が何も変わっていないことに気づいていないんですね」
「合衆国日本、超合衆国はこのたびの剣を破棄します」
扇は言葉をなくした。
「ゼロ様を連れ戻し、あなた達はしかるべき場所で罪を裁き、私達はブリタニアとの戦争を続けます」

願わくば君よ安らかに
お月様がみたウサギたちの夢

泣き声の賛美歌
秋空に弔う愛の言葉
無意味の意味を求めていた
ぽかんとした表情になった。
「は?」
「誰が誰を好きだって?」

涙じゃ奇跡を起こせない
夜明けを忌むキツネ

太陽が夜を照らす頃
痛かったら泣いてください
耳寄り耳寄り耳障り
見兼ねた悲恋のキューピット
壁を壊し山を崩し川を飲み干し会いにいく

ガラス細工の心臓が溶け出す
愛してるとは言えないけれど
紛い物の正解を叩きつけて(グレ優)
「じゃあ、キスしてみろよ」
「なっ」
「そうしたら、許してやる」
面白いな、こいつ。

君の鼓動が子守唄
おもちゃ箱の底で眠る
ふんふんと鼻歌を歌いながら、スザクは機嫌よく双六を持ちながら神社の階段を上っていくと見なれた黒髪が見えた。
「あ、ルル―シュ」
声をかけようとした瞬間、言葉が詰まった。藤堂と何か渡し合っている現場を目撃したからだ。それも2人きりで。

魔法の杖を折った
口先だけが進化した生物
悪夢から覚めても悪夢
・・・ルル―シュ。
そこでルル―シュは目を覚ます。熱い。
「大丈夫ですか、お兄様」

人のカタチを保っていただけ
痛みを伴う愛を咀嚼した

絡まったサンゴ礁が息をつまらせる
アリが惑星を踏み潰す
夢にたかったハゲタカ
夢の食い残し
赦されないおわり
心臓に刻まれた傷の数だけ君が好き
鎖を絶っても逃げ出せない二足(ジノにょたスザ)
「王妃・・・」
振り返るとナイトオブラウンズのジノの姿があった。
「まさか忍んできたの」
「お前に会いたくて」

君の喜怒哀楽を吸い込んだ鏡
こわければ目をつむればいい(スザユフィ」
「怖い?」
踏み出してしまえば、ユフィはきっと戻れない。瞳をぎゅっと閉じた。
「平気です」
しかし声は震えている。

その銃口が狙うのは心臓じゃない

ひしゃげた鉛玉を飲み込む
城の水槽に囚われの人魚姫
照れ隠しで血を見た
宝石箱の中で僕ら生きてる(スザユフィ)
「あれがイレヴンの」
しろい舞踏会で上流貴族がユーフェミアの肩を抱く。
「きゃっ」
「カールス卿」
思わずスザクは声を荒げる。

不幸を舌の上転がして味わう

嘘の皮を全部剥いてやる
僕の風邪は君から
天地の操り方を忘れたカミサマ配布元腹をすかせたゆめくい君に黒と白をあげよう
指先に花を咲かせ
あたたかな夢だった
夢でしかない
一週間前からよく仕込んだ愛です(スザルル)
「甘い卵焼き」
「おいしい」
「これ、シャーリーに?」
「ああ、明日デートだからな」
「ふうん」
ルル―シュは不思議そうにうなだれるスザクをみる。

夢の向こうに君をみた
そんなわがままは通用しないさ
覚えているなら言ってごらん(スザルル)
「スザクお前からかったのか」
「まさか」

間違いだらけの模範回答
いつまでも追ってたのは君の影じゃなかった

意外と君はわがままでした
理解した振りをしていた
スザクとユーフェミアの恋など、超大国のブリタニアからしたら子供遊びのいいところだ。だが彼らは叶うと思っている。
今の体制を変えられると思っている。自分が世界の中心と思っている。
シュナイゼルからしたらそれは積み木遊びみたいなものだ。

こどものあそび
結び目が甘かった赤色
羽一枚であなたの元へ

エイエンに君と眠りたい(一二)
「輝二は泉と付き合わないの」
「いきなりだな」
くすくすと笑う。
「拓也も気づくくらいだからね」
「あー」
あいつ、兄さんとそんな話をしてるのか。

心臓に体温計を刺す(計測不能)
「葉山、この体制どうにかならないか」
「うーん、ごめん」
「そうか」
これは何のいやがらせか。

痛くて痒い方がお好み?
右手と左手でできること
振り向かないで。僕はきっといる
肌を撫でるどろりとした温度
愛に焦がれて真っ黒
不埒な心臓を潰してくれ
ディーターは、恋する表情のアリスを見て胸が潰れそうになった。何だ、これ。
アンナに嫌いなのに、好みのタイプじゃないのに。

どうかどうか
カラスが啄ばむ夢の欠片

温めすぎて破裂しました
腐り落ちてなくなる
「あんたのせいで・・・っ」
バシッと、練習場の前でマリアンヌをエリスが頬を叩く。
「何とかいいなさいよ」
「エリス」
きりっとした表情のアリスが、歩み寄ってくる。

叩いて三拍子
嘘つきに口と声を与えた
夢の人よ

陰鬱な言葉に酔う被害妄想
鍵のない牢獄にて
幸せの不協和音
もういらないから、苦しいから、
終身刑の愛
配布元腹をすかせたゆめくい0301 ブローチの寝台ですみれは眠る
0302 瑠璃の羽は重くて飛べないわ

0307 昨日けものだったひと
0308 とろけた卵のアラベスク
「いてて、大丈夫か、ディートリヒ」
次の瞬間、エルネストはわが目を疑った。腕の中にディートリヒの姿があったからだ。柔らかいディートリヒの体の感触が。
うわわわ。

0309 口づけて金平糖
「あら、ごめんなさい」
ドン。
え。
「あ」
ヴォルフリートがとぼけた表情を浮かべた。ディートリヒがあわてて離れる。

0310 歌姫の歯並びは汚い
0311 いろんな世界でつま先立ち
0312 力強くなれるかもしれないクッキー
0313 気ままなエデンのおままごと
0314 ところによりかなしい雨
0315 めくらましワンダーランド配布元otunionそれが消えた後も続くということですか
僕に何回言っても同じ結果にしかならない
花が枯れ、雨がやみ、虫がつぶされ、そしてまた花が咲く瞬間
青色なのは理由がある
口を開けて寝てほしくないならば、私の鼻づまりをどうにかしてくれ。切実に
壊れる寸前
真っ暗な最下点
瞼の重さ
君と僕の状況把握
嫌々っていうのは照れ隠し


笑ってるけど泣きたいのは分かってる
「姉さん」
「何?」
「僕だけだからいいんだよ」
「・・・」
「僕は姉さんの血のつながった弟だからみっともなくても」
「何言ってるのかな」

お返しは2倍にしてほしいという願望
春より秋の方が鼻が詰まりやすい人
夢中になって喋るのは俺の時だけにしてほしい
涙色ネオン
アイスの食べすぎ
夕方がかける魔法
「はぁ?」
「いや、何でもない」
「俺、帰るわ」
スザクはそういって去って行った。

薬は甘いもの
君を笑わせ隊配布元飛び降りレディ531-540
一度きりだから面白いのだ
フッとシ―ツ―は笑う。
「子供だな、ルル―シュ」

何時が最後で何時か始まり
君は永遠のヒーロー
「ゼロはその友達と仲直りしたの」
「どうかな」
ふっと笑う。

登りきれなかったら飛び降りなさい
動けないよ、僕も君も
貴方だけを残して私はいきません
命令ゲームで遊びましょう
「何ですか、それ」
「よく思いつくなぁ」
「はぁ」
「ルル―シュ、悪いな」

そろそろ新しい関係に進みませんか
正直、この関係には飽きていた頃です
初めは何時誰とでも喜んで
561-570
産み落とされた言葉の意味
ほら、私を誰も見もしない
「本当に人間はね、自分以外は意外と意識に入れないものよ」
「マリーベル」
「いいのよ、アーディアディト」

笑い死にさせるつもりか
さあ、涙なんて流さないで
鍵は開ける為に在り、扉は閉める為に
私など消えてなくなればいいのだ
包丁研いで、お茶会の準備。
おかしいね、本当におかしいね
とてもじゃないけれど耐えられない
君が望むなら世界をあげよう
配布元それでは、これに手君は本当に変わらないね

君は本当に変わらないね
妖しげに彼は嗤った
化け猫三つ巴
死んだ君には椿がよく似合う
この世には見えないものが多い
サバンナの少女は食べられた
倫理に逆らえばいいのに(スザルル)
「ナナリ―が待っているからな」
「そっか」
ルル―シュを見送った後、しばらく笑みを浮かべ硬い表情に変えた。
「きついなぁ」

苦しい、苦しいよ
そのまま扼殺されてしまえ!
変わらないということは、
雨が降ってまた人が死んだ
すまないと思うなら死んでからにしろ
はじめまして、君とは初めて出会ったね
人間は簡単には変わらない
配布元じょうか不覚にも輝いていた
君の世界が果てるまで
結局僕らの未来が悪いのです
皮肉なものだなと思う。素直になれないこういったところばかり似ている。嘘をついていることも。
「あのさ、ルル―シュ」

奏でる空の透き間から
君の体温で殺されたい
不透明なガラスの中で
喜ぶ心が痛むたび、
それでも君は笑うでしょう
僕らに潜む存在価値
「行こう、エウリア」
「オルフェウス・・」
「教団を出るんだ」

君の笑顔の理由になりたい
君だけに嘘をついたのは、
生きているだけで価値だった
「いいんだよ、カレン」
「でも私も戦いたい」
「このままじゃ誰も浮かばれない」
ふっとな音は笑う。

さよならを前に立ち尽くす
無力な手のひらで愛するよ
容易く笑顔をつくるひと
君が上手に隠した本音
今、世界は静かに沈んでいくように見えた。
平穏はいつ割の仮面を脱いだ。
「ナナリ―・ヴィ・ブリタニア!」
扉が乱暴に開く。無礼なと衛兵が扇の体を押さえようとする。
「彼の体をはなしなさい」
「しかし・・・」
「お願いします」

いつかのラブソング
きっといつまでも君は知らない
キスをするたび遠くなる
ある小さなさよならについて
配布元たとえば僕が21-30
結末は残酷さを愛するか?
「どうして、君がゼロ何だ」
「スザク・・」
気遣うようにユーフェミアがスザクをみる。だがルル―シュは目をそらさなかった。

恋募る思いの果ての
爪先で愛撫
鏡の裏のアリス
シェスカ、なぜ泣いているんだい
アレクシスは街のはずれで鳴いている金髪の綺麗な少女と出会う。あまりに悲嘆で哀しげで目をそらすことができなかった。

箱詰めの夢
お好みのセットでどうぞ
仮面の裏を切る
アイソトープ・シンドローム
乱反射する心臓
11-20
ティモシーの手紙
あなたが肯くならば、或いは
あなたに背くならば、或いは
水色レベッカのリボン
「ななっ」
扉を開けた瞬間、ジ―クヴァルトは後悔した。吸い込まれるような透明な色合いの青い瞳の少女がキョトンとした表情でスカートの裾をつかんでいた。

赤色ジェシカのパンプス
カリーヌの赤い靴をルル―シュがゆっくりはかせる。
そうじゃない、そうじゃない。

藤色エリーゼのカチューシャ
「ななっ、何してるの、あなた達」
「姉さん、何って靴をはかせているだけだけど」
「いきなり叫ぶなんて変わった人ね」
黒いタイツが紫色のドレスの間から現れる。

褐色ドロシーのハイヒール
白色アニエスのエプロン
お口にチャック、それとガムテープ
バスルーム・イン・ザ・へヴン
61-70
望んでいるはずの愛が見たい(ジノにょたスザ)
駅のビルでスザクが楽しそうに知らない男と服を見せあっている現場を目撃した。胸の仲がざわついた。
「ジノ?」
「俺、帰る」
「はあ?」
チームメイトたちは不思議そうにジノをみる。その場にいられなかった。

心が狂人で卑猥で
アトマイザーに座って
それ以上を頂戴
愛されたい自分に似た子
聡明のアイボリー
コケティッシュ・フェティッシュ(スザルル)
どきりとなった。
不思議そうにジュリアスはスザクをみた。
「悪いな、スザク」
「え、ああ」
「そこの君、悪いが吹くものと着替えるものを」
「はい!」
恍惚の温度差
スキャンダルはお熱いうちに
熟したリンゴの色をした薔薇を一輪
111-120
縋り付くように乞うては、猫のように鳴き。【スザルル】
「やあ」
「スザクか?」
「下に降りて着ないか」

夜風はまだ寒い。スザクはさっきから黙り込んでいる。

騙し誘うように恋うては、魚のように揺れ。
抱き縛るように請うては、犬のように傅き。
この行為を、止めることなど出来ぬ。
この好意を、留めることさえ出来ぬ。
やがてこの躰さえも突き破るだろう。
言うなれば、奔り出した衝動は凶器。
きみの心を貫き穿つための槍。
先端が鈍く光るのを見たか。
きみの為の、牡丹色の。
配布元ゼッカ【年の差恋愛に5のお題】


01:いつかきっと届く
02:子供だと思っていた
03:優しい嘘に騙されてあげられるほどに大人ではない
04:眠る焦躁のままに動けるほど子供ではない
05:ゆっくりと近づこう
恋に恋する5のお題】


01:いつか王子様が
02:運命の出会い
03:赤い糸の行方
04:信じていたい
05:夢を見なきゃ


配布元夢に見る、無限の蝶「ま、世の中ハッタリ力が重要ってことで」 /
「大事なものなんて何もないよ」
アリスにヴィヴィはいう。
「ないよ、何も」
「俺に国はない」
/ 「俺のいうことが聞けないっていうのか」

   「繰り返せば嘘になる」 /
「正直に言うよ。君が欲しい」
「はぁ?」
「ああ、誤解しないでくれ」
隼人はにこりと笑う。

/ 「人生において大事なものって、何よ」 / 「カス同然だな」

   「死に絶えたら綺麗になるんじゃない? 地球ごとね」
そう言った瞬間、ゴットヴァルトは驚いたような表情をしていた。それはそうだろう、彼には都合のいい部分しか見せてこなかったのだから。

/ 「世界征服なんて笑い話だよ」 / 「復讐か。いい響きだね」

   「言葉でも人は殺せるんだぜ」 / 「これは貴方がかけた愛の呪いかしら」 /
「いいじゃん、夢物語。俺好きだよ」
そう、二コルはアマ―リエにそう言った。
「馬鹿ね」
「ひでえ」

   「奇麗事ばかり並べるな」 / 「口説く相手を間違えた」 /
「素晴らしくいい男、だろ?」
ライ名はうぇーっとした表情になった。
「酷いな」
/ 「本当の事なんて言えるわけないよ」

   「貴方が好きだから、貴方と離れたいの」 / 「もう誰も傷つけたくない」 /
「血が流れない日なんてないさ。この腐った国では」
「はぁ・・・」
ダークブラウンの髪の少年はひいた表情でホウジョウの横顔をみる。
「テーマがでかいっすね」


復讐を心得て
龍神とヨルムンガンド
さようならとも呟けない
「千草・・」
「そうか、記憶が戻って」

変わらない非日常
代わり映えのしない世界を頂戴
お兄様を止めなければ。
ナナリ―ハそう心に誓った。

世界に退屈した少女の行方
少女に憧れたおんな
悪意しか知らなかった
「なんだよ、それ」
こんな優しい世界は知らない。味わったこともない。
「い公」
「エンヴィー」

悪魔の膿みをすする
暗闇の中の灯籠を壊す
かまきりでしょう?
このまま踊ればいい
サフランみたいな彼女
餞別をくれてやろう
殺害するのは簡単だ
人生が終わるなんて、大層なこと考えているじゃないの?
快楽を追求した果てにはなにも残らない配布元じょうか 地上最後の心臓時計
屋根からヴォルフリートは顔をのぞきこませた。
「やあ、伯爵」
「兄上、気でも違えたんですか」
「失礼だな、君が来ると言うから屋根の手入れしてただけだろう」

地下より掘し原初の夜明け
封印はあけたのか
太腿に刺れよ宝の鍵
神と君の名のアナグラム
非俗或る少女の麗しい踵がねじふせてきた道理について

非処女預言
腐敗地
宝石製クラクション
「本当に馬鹿な子」
ラストは暗闇の中、ほかの二人を連れて暗闇の中怪しげな笑みを浮かべ去っていく。

異国の猟銃を持て
亡者の行進
あるいは君というオーロラ
ストロベリー・フィールドで生け捕りに
消し炭に化けた暖炉の中の破滅
淫らないいなり娘
死煙踊る
地獄は二時間もすれば去るよ
胎動のひづめがけたたましく鳴り響き、この背を向けるのを待っている
血管に砂金

配布元ウイーン始原で彼は待っている
凍れる森に眠る夢
孔雀の羽根より絢爛に
「ギネヴィア姉上」
「聞いたぞ、黒の騎士団の残党に襲われたそうだね」
「ええ、随分早いですね」
「お前の下の騎士に聞いた」
「ああ、ギルフォードですか」

はじまりの蛇
虹よりもきっとひかりに満ちて
あなたを理解したいと恋い患い
さよなら人魚姫
どうかかみさまこの声誰にも届けないで
ユーフェミアはぎゅっと目を閉じる。
大丈夫、誰にも知られていない。

嘆きの天使にラリアット
「ん・・・」
「兄さん、眠い?」
「すこし・・」

絞め殺すようにしてキス
アルカトラズの死の夜に
雨降る憂鬱な水曜日
見上げた空は祈るにも遠く
敗者が描く幸福
「・・・美しい」
いやいや。
ジ―クヴァルトは頭を振る。

彼岸に産まれる親なき鬼子
もう愛したりしないから
ストロベリーフィールドできみを待つ
海の彼方へ渡る鳥
ボトル・グリーン・アイランド
ルードヴィッヒの腕の中で早鐘のようにヘルミ―ネの心臓は震えていた。主人と騎士、上司と部下。今、騎士であるルードヴィッヒにうち震えさせられている。
甘い蜜みたいな心臓
ねえ境界線を踏み越えてよ
えいえんが欲しいと泣いた子供
配布元羊が李
英雄は消えねばならぬ
なんてことない裏切り
踊り場の海が泣いてる
にっ、とアンネミ―ケが笑う。
「帰らせないわ」
「ちょっと」
アリスはそのまま腕を引っ張られて走る。

犬の碧眼を知ってる
十一月の霞に立ってる
青い泡の人魚が言ってる
岩檜葉の群れを飛び越える
泥の中で死ぬ幸福のカーニバル
「お兄様待ってください」
「ナナリ―はルル―シュ好きねェ」
くすくすとマリアンヌが笑う。
「だって、コ―ネリア姉上がまっているんだろう」

夏のいとまの底
皮膚の下の夏がひとりずつさよなら
月のあわだち草
秘密基地はせみのぬけがら
「何だよ、それ」
「俺がせっかく用意したのに」
ルル―シュと喧嘩してしまった。

時という存在の信憑性について
イエスの虚像配布元化粧着あなたが息をしている間、ずっと変わらないことがある
致死の瞳
永遠を捧げる時間がない
夜は来ずとも遠からず
足跡だらけの白昼夢
「スイカですか」
「ああ、斬るぞ」
「ちゃんと包丁で切れ」
「えー、せっかく先生から日本刀貰ってきたのに」

しながらの愛
輝くもののない空を願う
「随分勝手な話だな」
「何がです」
「つまりお前はルル―シュにゼロにならずにいればいいと」
「当たり前です、そうでなければクロヴィスお兄様やユーフェミアお姉さまも、多くの人も死なずに済んだ」

手放すまでの長い話
たぶん、おそらく、そのように
どうしようもないことを手探りで引き寄せる
「お前には関係ない話だろう」
「君はっ」
思わず声を荒げた。
「あ・・」
かぁあとスザクは頬を赤らめる。

始まりません終わるまでは
あとは擦り減るだけの言葉
「あんたは・・・!!」
エレクははっとなった。
「・・・・ごめんなさい」
「・・・こっちこそ悪かった」

星が落ちても大丈夫
眠りにつく瞬間にいつも思い出せないこと配布元エナメルレガートトリビュート
ハイヒールは脱ぎ捨てて
合衆国ブリタニアの代表にはミレイがついた。
もちろん旧皇族のシュナイゼルのサポートもあるが、周りの人間がナナリ―を押した人間を退けたのだ。かつての皇帝やルル―シュの身内以上に、催眠術などにかかり、周囲の人間に流されるままの少女に、そもそも自分の統治するエリアさえ見捨てた人間にそんな新時代のリーダーは務まらない。
そんな人間が多く締めた。
これに異を唱えたのは、ナナリ―やゼロである。

月蝕プレリュード
遮断スクリーン
脱線メタファー
不夜城メガロポリス
鳩時計が怒り狂う
メアリーはあからさまにカイザーを拒絶した。
「誰にどう聞いたか知らないですけど、どこでその名前を私で呼べと言われたんです?」
穏やかな優しい少女が見せた敵意にカイザーは反応できず、言葉を詰まらせた。

空想恋物語 配布元不完全燃焼中無音の世界に響く唄

あの日、震える君を抱きしめる事しか出来なかった僕は

存在を否定された片割れ/神様なんて、いやしないんだ/生まれたことが罪だと言うなら(どうして産んだの)/この手は何も掴めやしないんだ/見つけた、居場所/「――まもってみせるから」

まるで取り憑かれたように、我武者羅に走り続けた

踏み出した先に待ち受けるものは/手に入れたかった、強さを/キミのためになんて傲慢な理由で偽って/約束よ、そう言ったのに/弾き出した解が故に/「ねえ、どこにいるの」
例え何があろうと、此処に在りたいと望んだから

朽散る場所は昔、決めた/この手をすべり、落ちていく/蹴落したものを振り返るな/奪ったのは、奪われたのは/僕をお側に置いてください/「会いたい、よ」

知らないで済めばよかったのに、とただひたすら後悔をした

別れを告げた始まりの場所にて/分け隔てられた白と黒/どうして、は通用しないんです/ボクの居場所を返してください/総てを棄てても捨て切れなかった/「何よりも大切なんだ、だから」
配布元フェアリーテラ―終わらない結末もあるのね
どんなに後悔したって、現実は変わらない
ヴィヴィはずっとその弱虫と言われた劣等生の背中を見続けた。家柄と七光だけの落ちこぼれ。だから無視され、いじめられ、あるいは恐れて近づかなかった。
誰も彼が世界を変えるなど信じてさえいなかった。使われるだけのくずだと。
だが、急きょ、その現実は姿を変える。

現実逃避の果ての果てに見えたもの
夜行列車の音色に合わせて
貴方の死体だけが重い
このような終幕でも宜しいでしょうか?(スザルル)
「おい」
「行こう」
「だがまだ舞台の進行が」
「他の人に任せればいいよ」
スザクはにっこりとほほ笑む。

歪んだ欲望がきっといつか君を殺す
「だがそれが私達がしてきたことだ」
「兄上までルル―シュに毒されたのですか」
「そうですよ」
「いいや」
シュナイゼルは首を振った。
「ずっと前から思っていたことだよ、彼は関係ない」

大罪を犯した聖女の哀れな成れの果て
私は誰にも成れなかった
仮面を被ったとしても暴かれる
お前の有罪の理由を教えてやろうか?
貴方に溺れて、そして死んで行くのだろうお前を裏切ることしか出来ないのだ、わたしは。
はじめからすべて解っていたら良かったのにね
神様になったつもりかい?
千里眼の乙女はことほぐ
孤島の探偵様は安楽椅子に居座る(はやはち)
「いやだ」
「葉山」
「いやだ、こんなの」
「好きだ、比企がや」

「君が好きなんだ」

神隠しの神様と巫女様
平成二十八年の魑魅魍魎
わたしは貴方を断罪する
ギロチンの乙女
死神と呼ばれた可憐な少女
さあ、わたしを捕まえてごらんなさい?
代償に捕らわれた青年
貴方に相応しい人間になれたでしょうか
人間になりたかった化け物
ああ、こんなに崩れるものなのか。一年もともにいて、こんなに簡単に。シ―ツ―はカレンにグレンで押されながらそう思った。人間になったつもり、か。
何度とも会ったことだ。

この腕が貴方の首を絞めるのだ
苦しいよ、貴方に会えなくて
わたしには殺めることが出来ない
「藤堂将軍、扇事務総長の捕縛を」
星国にいわれた時、扇は何を言われたのか意味がわからなかった。
「俺たちはゼロに騙されていたんだ、聞いてなかったのか」
「―それが、戦争中にトップを追放する理由か?現実的ではないな。話は聞いていたが、君のしていることは超合衆国への立派な反逆罪でアリ越権行為だ」

真綿のように貴方を愛す
全てを知り尽くすことなど皆無だった全て変えられる訳がない
ルービックキューブの表の裏
きみがからくり、ぼくもからくり
ワールド・オン・ザ・エンド
役立たずの神様
神様を殺した聖女の慟哭
飾り気のない嘲笑でお仕舞いにしてあげよう
自分で自分を殺したあの夜(はやはち)
ぞくりとなった。比企がやの苦しそうな顔も、あのまとわりつく様な肌の感触も何もかも覚えている。
「・・・やめ」
「比企がや」
もっと欲しい、もっと。
「いやだ」
何もかもほしい。比企がやの全てを食らいつくしたい。

なにも要らない、(それは詭弁)
慰めなんか必要ない
独りでも生きて逝けるのだ
最期に呟いた言の葉と言霊
魂の宿らない人間
貴女に憧れていたつもりだった
共犯者の睦血に染まった身体で赦しを乞う
誰もが平等ではあったはずの世界
行政特区内で、争いが起きた。
その報告をユーフェミアではなく、コ―ネリア本人から聞いた時、スザクは耳を疑った。コ―ネリアに厳しく一方的に問い詰められると思ったが、コ―ネリアはスザクをどこか物悲しく見ていた。
「犯人は参加できなかったゲットーの学生だ、なぜそんなことをそのイレヴンがしたと思う?」

苦しみから解放されたのは君だけだよ
「シャルル」
ブいつ―は混乱する。
「マリアンヌよ、助かった」
「陛下は意外とまぬけなんですね」

お前は特別なのだ
強要されたか弱い女学生
殺し合うことしか知らない幼子は笑った
サイダーのように苦い関係に終止符を打つ
まだまだ冷たい夜とあなた
噛みちぎった肉と人間関係
どす黒い人間関係にさようなら
「さようなら、シュナイゼルお兄様」
マリーベルはそうしてシュナイゼルの元から去る。

芝居のように陳腐な恋愛感情
誰も愛することの出来なかったひとりの男
舐めたケーキは苦かった
お前を犯したらなにかが変わるだろうか
世界は簡単には変わらない
正しさなんて解らない
ローマイヤはナナリ―に何度忠告しただろう。日本人の理想や待遇の前に足元を見てほしいと思った。相性が悪いと思ったが、これでは成長の人間が聞き分けのない子供のわがままに付き合わされているようなものではないか。
「お疲れかな、ローマイヤ」
「ヴァいんベルグ卿」
「ナナリ―総督は厳しいか」

この世に正義も正解も存在しない
あなたの心を盗みましょう
魔女と蔑まれたひとりの女
このまま心臓を潰したらきっと貴方は死ぬだろう
人間は脆くてか弱いけど、どんなに嘆いてもそれが戻ることはなかった
「優しいのね、シ―ツ―は」
「マリアンヌ・・」
「泣いているの?」

花咲く頃に舞い戻る
刻みこんだ疵(きず)にふるえた朝は
大切にするのは存外難しい
優しくしないでって簡単に言えるなら苦労しない 配布元そにどりヒトのふりして笑わないで
あなたの面影だけ瞼の裏に溶かして
スザクは頭を振って、よこしまなその考えを振り払う。抱いてはいけない感情だ。主君で僕は彼女を守る騎士だ。
ありえない。

いまだけ特別な口づけ
彼の物語は此処まで
アウト・オブ・ノクターン
死んでなお愛してみせて
ありったけの罵倒で愛を語れ
「俺を殺せるのか?」
一年前と同じセリフだが、確認のようにも聞こえた。

ぜんぶいまは足元の残骸
何時も何時までも優しいだけの
やがてきみは雨の彼方へ
きみとの狭間を愛している
「何だ」
「ううん、何でも」
「変な奴だな」

冴えきった街
遠い明日のことだから
まぼろしが凡(すべ)て
青い星がほしい

愛だけご立派 配布元そにどり言葉のそばには君がいて
優しさを知らないまま大人になった
大丈夫、きっとわかってくれる。
皆いつか。
「殺しません」
「僕は彼を」

君のトクベツに触れたい
ただ僕らは相変わらずの距離にいて
「やぁ」
「どうも」
それだけ言って、ゴットヴァルトは去っていく。

心細さは笑ってごまかした
わがままな雰囲気を装って
配布元たとえば僕が嘘つきのロマンチックさん
泣きすぎた
たとえば君が彼に言ったりして
奇怪な告白
その愛は私のもの
見えない星
秘密兵器パーカーの裏側
呆れた泣き顔
歩き疲れた私に水を与えるのはキミ
そう、それしかないでしょう

このへんで恋は終わり
愛を頂戴します
ですます口調は止めにしよう
都合のいい人でよかった
ジャムはお嫌いで?
フラミンゴ体操
パンチ受け取ってください
答えないと、あなたを人質にするわ
満面の笑みを浮かべながら軽い唇でこう伝えるんだ

星が転がる三秒前
ダリアの住む世界
「何よ、その猫」
「ああ、アンネローゼに預けられたんだ」
「アンネローゼ・・」
「何、まだ喧嘩してるの?」
「そういうわけじゃないけど・・」
はぁとため息をついた。
「意地っ張り」
「ううっ、わかってるわよ」

ジャスミンティーのおかわりはいかが?
合鍵失くしました、ごめんなさい。
困ったちゃん
掻き乱されたの、どう思う?
片寄り弁当

入道雲の甘い匂い
アポストロフィー(スザユフィ)
気のせいですかね、スザクから殺意を感じるのは。
「どうかしたんですか、ジノ」
きょとんとユフィは首を傾けている。くそ、可愛い。
「いや、何でも」

優しい声の殺し方
炭酸水で溺れたと思っていた
蜻蛉の学生時代
はらはらり
電車が放つ光の残像
ひび割れ唇
速効性を求める
曲線で結ぶサーカス団所属のピエロ

配布元飛び降りレディうつくしい言葉を吐き出したかった声帯のない獣
錬金術を解く魔法
「ディートリヒ、気持ちよかったんだね」
「え?」
ダミアンが指をさすと、胸の頂が服の上から見えていた。

さみしさの二律背反
まばゆさにくちづけを(スザルル)
気のせいだ、気のせい。
ルル―シュがいじらしく、可愛く見えるのは。
「スザク?」

透明な背骨をなぞる
咲くには永遠が必要です
なにかを望むのは終わってから
絶望の淵で触れあっただけ
君の影が見える場所
おいてゆくこともできないらしい
永遠性を持つ小指(スザルル)
「約束」
ルル―シュの細い肩が大きく揺れる。
「それじゃ」
駄目だ、スザク。

花の名は隠しなさい
君と歩むただ一つの永遠
抱擁の刹那、彼女はまだ海を知らない
なにもないのは海だから
ここに花は咲くのですか
つまさきから眠っていく
月は盗まれました
最果てはぼくのものだった


ただひとつの境界線
君の左目に集う
夜になりきらない愛
君があまりに光っているから
野ばらの傷はかくしてね
もし君がほかの星のもとにいってしまったとして
海の中に沈むおはなし
遠くで涙を流したら
それらはすべてまやかしです
配布元hingeエンドロール、その先に
日常を踏みにじる
「ブリタニア軍のナイトメア」
「どうして、こんなところに」
「ひっ」

文学に恋する
野薔薇に埋もれる
世界で五番目の女
星に溺れる
「守る?」
シンはほっと胸をなでおろした。
「ああ、守る」

火葬される夢
ヒロインのアタシが、ヒーローに憧れた
第一演目
弱気なマトリョーシカに願いを込めて
夕焼けの広さに自分の青臭さを恥じた
雪の降る世に死体の流るる
星座の上に座る
芳しき百合
爛れた花
間違えたのは誰
繭を破る息吹
瞳に落ちた春
孤独を嫌う鷹

至高の接吻を誰が奪った?
ライラック色の丘
オカリナにさよならを乗せて
背後のわたし
「あ、ローザリンデちゃん」
くすり、とローザリンデが笑う。
「ローザでいいわよ」
「でも・・・」
「私とヴォルフリートの中じゃない」
俺はあいつの交友関係を知らない。

リトマス試験紙の純情
変わりゆくのは貴方だけではない
弱気なカニバリズム
ヒーローはどこへ行った
「それで何の用なの、アレクシス」
「ローザリンデ・・・」
「気安く呼ばないで」

劇薬に愛を込めて!
淡く濁るシンボル
夢見るサンクチュアリ
薫る眼差しは何処へ

描く心臓
編集されるまどろみ
涙目の行進
手繰りよせられたこころ
心の警鐘を鳴らせ!
あなたの評価方法を教えて
純粋なるマルグリットへ

褪せる横顔
歓喜の右脳、嘆く左脳
腐敗する欺瞞
乳房の真珠
母よ誉れたまへ
和音の飴玉
群青を食す
飾られるマゼンタ
最後にふさわしいわたしへ
行方不明のキャンディドロップ
配布元ドロシーかごめ七夜

 元ネタはかごめうたなんだけど、たぶん信じてもらえないだろうなと思う。

01 囚われの姫君は檻を探すのか?
いけない妄想ばかりに取りつかれている。いかん、集中、集中。もややん。
相手はキリリとして、素直じゃない生意気なディートリヒで。でも、くすぐったりなんだよな。特にわきの下なんて。

02 翼の在り処を知る者はいるのか?
・・・・・兄上に女性だと気付かれたらどうしよう。そう思うと体に冷たい汗が走る。

エルネスト、緊張しているのか。

03 拾い集めた羽は鍵となるのか?
「ん・・・」
舞踏会の会場で寝ているディートリヒに柔らかい感触が走る。
「ミカエル?」
・・・・気のせい?

04 光を失った空洞は満たされるのか?
「お父様、何を」
「可愛いなヘルミ―ネは」

05 星を数えるのは何故なのか?
06 さかしまの巡りは絶えるのか?
07 私は真実を手に入れたのか?
キスの仕方は十通り

01 ゲーム
02 ごほうび
03 夢の中
04 奪う
「なっ」
エルネストの突然のキスにディートリヒは目を見開かせる。

05 魔法
06 泣かないで
07 掠める
08 背伸び
09 いたずら
10 誓い
配布元霜花落書 パパばっかりずるい
きまりをひとつよういして
美しさの叩き売り
穿つならば鮮烈であれ
心拍の数だけ恋におちる(スザユフィ)
スザクとデートしたい。
第3皇女ユーフェミアは大きくため息をつく。

唾するローズマリー
対価の選定
シクラメンの横顔
うわばみが呑込める世界にて
デリバリー怨霊
闇ばかりあいてにしているもので
「君はネガティブだな」
「そんなことはない」
くすりとスザクは笑う。

つめたいてで心臓にふれないで
燐光をまとってあなた妖精みたい
いいこのなみだ
キラキラと下涙をアリスはヴォルフリートの前で浮かべる。
「泣き虫だなぁ」
何だ、この兄弟。エレクは肩を抱くヴォルフリートにその肩に頭を預けるアリスに当たり前の光景なのに違和感を覚えた。

あまねく温情にキスを捧ぐ
君が最後と決めた晩餐
掌ばかりに感情をためていたので
「え・・・」
「こっちの方がいいでしょう」
恥ずかしそうにアリスがカイザーの手を握る。

いますぐにあいせない
流刑地からのラブレター
天井の汚れを全部数え終わったら夢から覚めるの
いわなくてもいいこと
愛情は不在
意志と在れ
涙も嘘
くちびるからいただきますの儀式
「冗談だよ」
「お前ナぁ」
ルル―シュは深くため息をついた。

輝石を胸に
それは探し求める者に与えられる
「そうかすっかり見抜かれていたか」
「そうだよ、だって僕は兄さんの」

胸の内の隠せぬ光
嵐の中の小さな叫び
世界で一番醜いものを教えて
「エウリア」
「ねえ、綺麗でしょう?」
「君はすごいな」

きみをせめたあの日のぼくはきえない
水たまりと、わたしの偽善
藍色の宇宙から生まれた
君のために薔薇はさかない
醜い男ですが

やさしいのばら、心ない羊
酸素に憎まれたあなた世界の終わりが雨ならば
水たまりで死んだ魚
肥やしの思想
シンデレラ・シンドローム
しゃくどう色の軽薄に
意味を考える人々
聖職者の逃亡劇
うまないせかい
それはたえがたい癒しになろう配布元氏エロ01 soldout (売り切れ)
02 Freeze! (動くな!)
03 phantom pain (幻痛)
ベルダンディーは遠い過去の夢をみる。自分の人格のモデルとなった少女の夢だ。蒼い、青い美しい星。村娘と騎士の切ない恋物語。
少女は祈りと平和にため、呪われた勇者の実験のための道具になった。

04 cross road (十字路)
05 go straight (まっすぐ行こう)
07 TurningPoint (分岐点)
08 keepout (立ち入り禁止)
「スバル寝ているのか?」
「・・・・ああ」
「またあの悪夢だよ」
小学生と思えないその大人びた横顔。

09 Come on! (おいでよ!)
10 parallel world (平行世界)
11 dogear (しおり・栞)
12 Unidentified Flying Object (未確認飛行物体・UFO)
13 time over (時間切れ)
14 countdown (秒読み・カウントダウン)
15 firewall (防火壁)配布元霜花落処ピリオドの向こう側には

面倒ですよ、なにもかも
君は本当に愚かだね
愛し子に絶望を
叫んで罵って踏みにじった
共依存症な僕ら
素直に慣れない言い訳
君に手向けるセレナーデ
首輪はお気に召しましたか
COLORS

身を包む赤-Blood-に安堵するのは狂気故か
アヴィスの中でアリスは目を覚ました。
私は美―ラビットのアリス。

拡がりゆく青-Sky-への恐怖を拭う事無く
「何を言っているんだ、ジャック」
「言っただろうただのこれはおとぎ話だって」

ただただ零れ堕ちる緑-Heart-に涙を流した

静かに揺蕩う黒-Night-に遠き地の君を想う

退廃的な透明-World-の中で僕は独りぼっち

眩い白-Light-の鮮烈な痛みに嗚咽を堪えた配布元faieytallerきみはわらって手をふった
「そんな」
「お前が選んだことだ」
「それじゃ、ルル―シュは」
「式が始めるぞ」
/ 忘れようとしないで。

The chocolate rate is hated. (チョコレートのレートが嫌い) /
Do you like ××?(貴方は××が好きですか?)
「遠いわね」
「ああ」
白い主従。だが理想の先に未来はない。
/ なんて、ぼやいてみたの。 / チョコレートロボット /
アイスクリームジェットあっという間に終わってしまったね
「会長、あの」
「いいでしょう。ポッキーくらい」
「ちょっと」
/ ショートケーキ戦争 / 女ってのは甘いのが好きなんだよ。 / ゴシックロリータロリポップ / 私と貴方の黙示録

予言してあげるわ、貴方は私にメロメロになるって! / 妖精が囁くように笑ったら / 依存し合って舐め合って / 止めて、止めてと喘ぐ猫を / 毎日変わらないような数字を目で舐める

あとひとつのぴーすが見つからないの / 青のグラデーション / きっと言うから / 怪しい瞳が陰る /
不協和音のデザートはお嫌いで?
ラウンズになっていたせいか、ルル―シュとスザク君の雰囲気が悪い。居心地が悪い。2人とも緊張しているんだろうか。


配布元jolie

やっとケリをつけられそうです
路地一本違えることを恐れてる
流れ星通過
嘘でも笑っていられたら良かったのに
百万本の薔薇よりも一輪の手摘みの花を
主観的事実1と主観的事実2
逃げたかった消えたかった
存在理由を問うなど野暮
泣き叫ぶことが出来たなら、少しは晴れたのだろうか
纏わりついているのかしがみついているのか 配布元不完全燃焼中爆発した感情と、その後に 配布元不完全燃焼中
20 悪意に塗れたこの世界は
「まさか、見てこなかったとでもいうつもりか?」
皮肉めいた笑みがジュリアスに浮かぶ。貴様とスザクは拳を握る。

21 或る可能性の示唆
結はある日、友人の葉山の八幡に向ける視線の意味に気付いた。
八幡は彼とは嫌いな中だと言っていた。
だが、本人はそうでも葉山隼人の方は違うのではないか?

22 そう、何度も裏切られたじゃないか
23 この痛みこそが生きている証
お兄ちゃん。
過去にカレンは想いを馳せる。

24 幻影を追いかけて
25 わたしを突き落とす希望ならいらない
26 見えないふり、聞こえないふり
「簡単なことなのよ」
雪の下陽のがいう。
「気づかないふりをするというのは」

27 冷たくなった手にキスを
28 過去に追いすがる
29 きれいな嘘ならよかったのに
マリアベルはいまだに新しい実の兄を受け入れていない。エレナもフリーデリ―ケも。
ただ正式の子ではない、異能者。
それだけが理由ではなく、彼女にとって最愛の兄から居場所を奪った罪人、それがもっともな理由だろう。彼はただほほ笑んで、受け入れている。

30 子供のような残酷さで
31 きみの翼をもいでしまえば
32 ああ、また赤い花が咲く
34 どうかわたしを忘れないで
35 まぼろしでもよかったんだよ、だってぼくらにはわからないんだ
36 鬼さんこちら、手の鳴る方へ
37 時計は止まったまま
38 狂ってしまえば、壊してしまえば
配布元オセロ
幻と踊り狂う

侯爵夫人の手鏡

おいしくもないストロベリーパイ

満月ボールを飲み込んだ



幻想は逃げる事だけが上手い
「久しぶりね」
視界の隅で侯爵家の華麗なる一族の会話が流れている時、オルフェウス友人エステル嬢が声をかけてきた。
「ラクウェル伯爵の」
「ああそういうのはいいのよ」
「出戻りだしね」

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