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2010.07.25
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カテゴリ: 本
 現在公開中の映画「瞬」の原作を読んでみた。原作は、河原れん氏だ。映画の方は、近くでは上映していないので、DVDの発売待ちになりそうだ。

 ある恋人同士が乗るバイクが、大型トラックと衝突という事故が発生する。男性の方はほぼ即死だったのに対して、女性の方は掠り傷程度で済んだ。

 しかし、女性の心から事故直前から事故直後の記憶が欠落していた。周囲も彼女を気遣って、その事には触れないようにしていた。

 兄の薦めで、彼女は鎌倉にある神経科の病院を訪れる。そこの医師は、その欠落した記憶が戻らないように完全に忘れさせるようにしているかのように見える。

 その病院の庭で、ある女性と出会う。その女性は東京の弁護士だった。彼女も心に重荷を負っていたが、東京で神経科に通っていることが分かると拙いので、鎌倉まで来ていたのだ。

 やがて、その女性の助けで、消された記憶を取り戻すことになるのだが、そこにはまた大きな悲しみが待っている。しかし、それを乗り越えてこそ、また生きる勇気が湧いてくる。

 この小説は、女性の作家から見た人間の感情の細かさが、随所に見られる。

 主人公の女性は花屋に勤めている。事故後も、以前と同じように花たちに接していると、
以下原文を引用



 私は最後の、出雲に旅する辺りが強く印象に残っている。事故に遭う直前に、彼は今度出雲に旅行しようと言っていたのだ。

 出雲で、彼女は不思議な体験をする。そこには神話のイザナギノミコトとイザナミノミコトの死後の世界の話が、上手く折り込まれている。本当は怖い話なのだが、そのロマンチックな部分だけが引用されていた。

「瞬」の本 2010.07.25






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Last updated  2010.07.25 17:22:31
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Re:「瞬-またたき」を読む!  
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