月浮かぶそら、輝くひかり。 -静かな夜空の小さなトモシビ。

〔第五章〕炎の魔物


いきなり魔物が襲いかかってきた。
「くっそ!!」
「いくぞ!!うぉぉぉぉぉ」
カァァァン
魔物にはあまりきかなかった。
「くっそぉ!!きかねぇじゃねぇか!!」
「もっと考えなさいよ。そんなんじゃやられるに決まってるじゃない」
「じゃあどうすれば・・・」
「アイツは炎属性の魔物なのよ。水に弱いんだから水を使えばいいのよ」
魔物は炎に包まれている。彼女のいうとおりだ。水に弱いはずだ。だが、水なんて持っていない。どうすれば・・・
「そうか!!ここはマグマで暖かいだけだ。さっきまでかなりでかい氷柱があったじゃないか!!という事は・・・さっきのところまでアイツを連れて行けば勝てるかもしれない・・・」
そう、連れて行けばいい。たしかにそれができればあいつは倒せるかもしれない。だがそう簡単にアイツを連れて行くことはできない。
「こちらにおびき寄せるのよ。走ってあそこまでいくのよ。魔物はわたし達を狙ってるわ。だからわたし達があそこに行けば、アイツもついて来るはずよ。」
確かにそうだ。この女すこしムカつくけど凄く賢い。
「グォォォォォォ」
来た。早く走らなければ・・・・
「なっ!!」
後ろからかなりでかい球が飛んできた。
「あれは魔法よ。あいつ魔法を使うみたい・・・」
それを先に言ってくれ・・・
「避けて!!」
そりゃわかってる。まともにくらったらひとたまりもない・・・
もう一度走った。やっと氷のあるところまで来た。相手の炎は次第に消えていった。
「グォォォォォォォォォ・・・・」
やっと倒した。というより勝手に死んでくれた。この場所じゃなかったら確実に死んでいた。
「さぁ帰るわよ。」
やっと街に帰ってきた。すごく久しぶりのような気がした・・・これが初任務なら、今度はどれだけ強いんだ?そう思いながらも、アジトに入っていった。

凄く長かったです。かなり長くしすぎた。まだまだ続きます。

第六章へ

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: