BONDS~絆~

BONDS~絆~

太陽の笑顔

ハート(白)


樹胡 可也 二人は切っても切れない存在。だって、結婚してるんだもん♪
婚約したのは今から10年前で二人がまだ小学3年生の時だった。
初めて同じクラスになって、幼くとも恋をし始め両思いになり、たまたま二人きりになった時可也が告白した。告白の言葉は今でも覚えている。
「俺ら気合うから、この先も一緒にいたい」
とろけそうだった。
可也のことを好きかもしれないと思い始めた矢先に告われたから即座に私もっと強く震えた声で言った。
私が答えた後の可也の顔はとても可愛い満円の笑みで、よっしゃと胸のあたりで小さくガッツポーズをしていた。あの光景は今でも忘れられない。

「樹胡!!行くぞ!」
可也の一声で私は急ぎ始める。結婚したとは言え、まだ学生の私達はお互いに自宅で生活をしている。
「待って!」いつもの会話。
「早くしろよ~またお前のせいで遅刻したら、今度こそ結婚破棄になるぞ」
「そんなの嫌だぁ~」
ハンベソをかきながら、私は可也の服に捕まる。
「重い・・・」
「つーか、お前進路決めたの?」
「ん?まだだよ」
「まだって・・・高3だぞ?」
「そういう可也は決めたの?」
「決めたけど言わないよ」
「何で!?」
「お前泣くから。行くぞ!」
校舎の玄関が見えると可也は走り始めた。
走りながら今まで話さなかった進路や、教えてくれない可也への苛立ちから教室へと向かう足をいつもより速めた。
「おっ、今日は速いじゃん!真面目になったのか?」
何も解っていない可也に私は苛立ちを隠せなかった。
「ばっかじゃないの!」
「はっ!?」
ふんっと言い放ち私は可也から遠ざかった。
その日は違うクラスということもあり、可也と顔を合わせたのは、体育だけだった。可也はシカトし続けた私の態度に逆切れしていた。
「どっちが悪いの?」
「え?」
「喧嘩したんでしょ?」
放課後の教室掃除中、弓子が聞いてきた。
「可也が悪いんだもん・・・進路内緒にしてるから」
「就職じゃないの?」
「何で知ってるの?」
「結婚する時話さなかったの?!」
「可也がウチのパパと話してた時は『学生なんだから無理に就職せずに大学行っても良いんだよ』ってパパが言った時の可也の顔凄い嬉しそうだったよ・・・?」
「ふ~ん・・・早く仲直りしなさいよ!でないと浮気されっぞ!」
「・・・うん」
可也に謝ろうと思って玄関に靴を見に行くと、曲がり角から可也の猫背が見えた。
「可也!」
私は明るく気分爽快な声で話し掛けた。が、可也と話していた相手を見て笑顔が消えた。
「何?」
まだ怒ってる様子の可也がぶっきらぼうに背を向けながら言った。
しばらくの間沈黙が流れた。
可也と話していた目の前の女の子は困惑の表情でその場から離れられずにいた。
「あの・・・私帰りますね」
私達の沈黙に耐えられず彼女は走るように逃げ去った。
「・・・今の子誰?」
まだ背を向けたままの可也。
「関係ねぇじゃん」
「関係・・・大有りじゃん!!」
可也の態度にキレた。謝るつもりだったのに・・・。
「何・・・また怒りに来たの?」
溜息混じりに背を向けて言う可也に私はついに耐え切れず声を殺して涙を流した。
誰もいない。部活をやってる人すらいない。今、私達はひとつだから。
「お前に進路話さなかったのは悪いと思ってるよ・・・感づくと思ったんだけどなぁ」
抱き締めてくれる可也の腕は柔らかく、耳元で囁く声は優しかった。
「感付く?」
「俺ら結婚してて学生だからって甘い理由つけて自立してないから、ケジメつけなきゃいけないと思うんだ」
「ん?」
イマイチ理解できなかった。
「お前の親父さんが俺に言ったこと忘れてる訳じゃないんだ。そりゃ大学だって行けりゃ楽しいだろうけど」
「じゃぁ行こうよ!」
「俺は早く自立して、お前だけじゃなくて親を安心させてやりてぇんだ」
そんな言葉を吐いた可也を大人だと感じた。
何も考えてなかったのは私だけなのかと思うと置いてかれている気がした。
「まぁ、でもお前は大学行けよ。夢あるんだろ?俺は1番の夢叶ったから今度は、それを続けられるように頑張るんだ」
「可也・・・」
「ん?惚れ直した?(笑)」
可也はそう言い抱き締めていた腕を離し、代わりに手を引いてくれた。
「可也」
「ん?」
「好きだよ」
「うん、俺も」
俺も と言った可也の照れた口調が好き。
照れた時握ってる手が汗ばむのが好き。
隣を歩いていて、まっすぐ前を向いてる横顔を見るのが好き。
私が横顔を見てるのに気が付いて優しく微笑んでくれる可也が好き・・・。
涙が出る程好き・・・・。
私はふと思った。
「ねぇ、さっきの女の子誰?」
「浮気相手」
「えっ」
「嘘だよ。やぁ~少し本当かな」
「えっえっ」
「だってお前クラスの男子との方が笑ってんだもん、俺といるより」
「そうかなぁ?ヤキモチ?」
「別に」
「ふぅ~ん」
戻った。昨日の私達に。
翌日弓子にこのことを話すと抱き締めて喜んでくれた。
「良かったね!ホント良かった!」
「有難う」
その日のHRは卒業式の話だった。
もうそんな話を始める時なのかと思うと、進路を真面目に考えようと微かに思った。
「卒業の思い出にクラス会みたいなのやろうと思うんですけど、意見ある人何か言って下さい」
一斉にクラス内がざわめき、あちこちで旅行や遊園地などのレジャーものの意見ばかり出てた。皆の意見を聞いている時、いきなり指名された。
「樹胡何かある~?」
「えっ、私?」
「うん!一応評議会のメンバーだしさ」
「・・・旅行は良いと思うわ、皆最後だし・・・でも問題が色々出てくるよ?グループ分けとか旅館。1番は交通かな。学校の行事ならバス借りれるだろうけど個人だと・・・」
「さすが評議会メンバー!言う事違うねー!」
「それなら何とか出来るかもしれないわよ」
担任の珠樹先生が教室にやってきた。
「どういうことですか?」
私はクラスのことと言うより、学年全体のことを決めてるような気分になった。
「クラス個人にしないで学年にしたら?勿論、自由参加で」
「でも自由だったら当日バス何台借りるとかの話が揉めるんじゃ・・・席だって」
「一週間前とかにアンケート取ってみたら?」
「成程。・・・・その前に行き先は?」
「あ」
クラス全員が忘れていたと言う顔をしていた。
そして、またクラス内がざわめいた。
「大阪は?」「いいかも~」「修旅でもいってないしね~」
私はざわめいた中に委員長に一言いった。
「ねぇ、委員長。明日にでも評議会集めて話してみていいかな?やるなら本気でやりたいじゃない?」
「そうだね。じゃぁ各クラスの委員長とかに声かけてみるね」
大事になってきた。
「さすが評議会のメンバーだよな、お前」
帰りに可也がそんなことを言った。
「小旅行の話俺らのクラスまで聞こえてたぜ」
「あぁ~ドア開いてたもんね」
「俺らは賛成かつ反対」
「何それ」
「何か企画作ろうぜ?修旅みたいに。そうだ、最後だし、告白とかは?皆ノリそうでね?」
「あ~良いかもね。評議会に降ろしてみるね」
「こういうイベント事になるとお前頼もしくなるよな」
「え?そう?」
「格好良いよ」
「今頃気付いたの~?」
「改めてだよ」
静かな秋の夕暮れ。私達いつからこんなに自然にキス出来るようになったんだろう。
日が経つにつれ私達3年のクラスは皆雰囲気が卒業と進路で一杯になっていた。
そんなある日に、私は可也と本気で進路の話をすることにした。
「可也」
「ん?」
「私大学目指す」
「そうか」
可也がうつむきながらマフラーの上から白い息を吐いた。
「でも可也の仕事先の近くにしたいの」
「・・・無理だろ」
「だって淋しいじゃない」
「あのなぁ・・・・」
「解ってるよ!!ワガママだって・・・」
涙声が誰もいない放課後の廊下に響いた。
「俺もお前が側にいてくれたら凄く心強いと思うけど、それは単なる甘えに過ぎないと思わないか?」
「私達結婚してるんだよ?甘え合っても良いじゃない・・・」
「『甘え合う』のと『支え合う』のは違うんだよ」
「解ってるよ」
「解ってない。俺は自分だけの力で自分自身の本当の力を試してみたいんだ」
可也が今までにないくらい正直に素直に本音を語ってくれている。
「・・・私も可也に頼らないで生きていけたらどんなに楽かと思うよ。私だって、どのくらい自分の力があるのか試してみたいもの」
「・・・成立だな」「・・・」
この時は可也の「成立」の意味が理解できた。
「別れよう」
小学校から高校3年の長いようで終れば短い私達の恋。
「あぁ、でも仕事や大学決まるまでは今まで通りな?」
「うん」
今まで通り・・・今まで通りの恋人は無理だろうけど、恋人より深い関係になれた気がするよ。別れ話をしていた時はテスト期間だったので、それを終えた翌週に私は可也の実家でお互いに離婚届を親に見守られながら判を押した。
判を押すと何だか気持ちがスーっと晴れた気がして、私達は可也の部屋で最後の話をした。
「お互い良い経験にはなったよな」
「うん」
しばしの沈黙を破ったのは可也だった。
「卒業旅行の案とか考えたのか?」
「結構ね」
「さすがだな」
「うん・・・私そろそろ帰るね」
「あぁ、明日学校でな」
「・・・うん」
そっか、もう一緒に登校しないんだ。
「泣くなよ・・・」
涙目の私を見て可也がそう言った。
「嫌いで別れたわけじゃないんだから」
「うん・・・」
嫌いで別れたわけじゃなくても私達が再びひとつになることはないのだろうとこの時はっきりと確信した。
「じゃぁね」
「あぁ」
サヨナラ私の恋。サヨナラ可也。
翌日私達3学年が卒業旅行のことで盛り上がっていた。
私は評議会メンバーと可也の出してくれた案を含む色々な話し合いをして、話し合った結果を各クラスに降ろし、賛否両論ある中内容はどんどん進んでいった。
ほとぼりが段々冷めてきた所で私は弓子に可也と別れたことを話した。
「何で!?好きなら何で別れるの!?そんなぁ~ラブラブな二人見れないの淋しいよ~」
こんなことを言ってくれる友達がいることを誇りに思う。こんな風にしみじみなっちゃうのは卒業が近いせいかな?それとも・・・。
そして、ついに卒業前の旅行日がやってきた。
行き先は大阪になり、交通は先生が色々話し合ってくれてどうにかなった。
「わぁ~~大阪だぁ!修旅でもこなかったもんねぇ~」
「そぉだねぇ」
私は大阪の道頓堀を弓子と歩いて色々眺めていた。
食い倒れ人形の側で本場のたこ焼きを食べたり、川を見たり、グリコなどの大きなビルを眺めたりもした。
そんな観光をしていた時、クラスメイトに会った。
「あれ?旦那と歩いてないんだ?」
「たまには離れていたいわ~」
「倦怠期?(笑)」
「失礼な!(笑)そしたら8時までにホテルねぇ~」
「うん、バイバイ」
彼女らが通り過ぎた後。弓子が小声で囁いた。
「あんた強いよ、マジで」
「そう?嫌いで別れたわけじゃないからかなぁ。まだ実感湧かないのかもね」
「そっかぁ・・・やり直せないのかな?」
「・・・無理だよ」
「そう・・・」
「うん・・・まぁ今は可也に会っても普通に話せる自信あるよ」
「へえ」
なんて、言い聞かせかもしれない。普段よりも右側が寒いのが気のせいじゃないのなら。
「噂をすれば何とやら」
弓子がそう言うと目の前には可也とその友達数人がいた。
「あれっ?お前ら桜と歩いてなかったの?」男友達の一人がそう言った。
「え?私らは二人で歩いてるよ?」弓子が答えた。
「だってさっき桜が一人でいて、何やってんのかきいたらお前らと逸れたって」
そのセリフを聞いて私が口をはさんだ。
「まさかそのまま放って置いてきたの?」
「え・・・や・・・ぅん」
「不味いわ、知らない土地で一人なんて。ましてや桜なら何処かで泣いてるかもしれないわ」
「別れて探そう」可也が言った。
「そうね、弓子と剣はアッチらへん探して?可也と太一はソッチらへん。じゃぁね!」
「待てよ!樹胡は誰と探すんだ?」
「私は大丈夫よ!1度大阪来たことあるから!見つかったら電話して!」
弓子が何か言いたげそうだったが私はそれを遮った。
「本当に大丈夫だから。急がないと桜どっか行っちゃうよ!」
念を押して、弓子の目を見て説得した。
そして私達は3方向に別れた。
「なぁ何で樹胡と可也一緒じゃないだ?」
「一人で大丈夫だからだろ」
可也がぶっきらぼうに太一の質問に答えた。
「そうじゃねぇよ!お前ら付き合ってんだろ?何かよそよそしくねぇか!?」
「先月別れたよ」
当り前のように答えて可也は探すぞと続けた。
一方私は私で桜を探した。ひとつ失敗したのは桜の服装を男子に聞いとけば良かったとのことだった。私はさっき歩いた道を何度も繰り返し歩き、探し回った。
「いないなぁ・・・・」
一方弓子と剣のペアでは、
「何で私らがペアになったんだろうね」
「そりゃぁ・・・・知らない」
「後で樹胡に聞いてみるかなっ」
「教えてくれないと思うよ」
「何でわかるのよ」
「何となく・・・」などと言う恋愛トークをしていた。
探して30分もすると私は可也と太一のペアに会った。
「いた?」「そっちは?」「だめか・・・」
「つぅか、桜携帯持ってないの?」
「あ」
太一のセリフに可也と私は唖然とした。
「私番号も何も知らないわ。」
「俺も、お前は?」
「つか持ってんのかよ」
「弓子やクラスの子に聞いてみよう」
数分して結果が出た。真昼の大阪という都会に一人残されている桜を探す為、私達は再び別れた。私は皆と一緒にいた所からさっきより奥の方へ探しに行った。これが間違いだった。夕方になり、皆と連絡を取ろうと携帯を見ると充電が切れていた。
「どーしよ」
後ろや左右を見ても知らない場所。いつの間にか大丈夫大丈夫と言い聞かせ奥に進みすぎたのだ。
「どぉ~しよ・・・・」
途方に暮れてとりあえず後ろを向いて進んでみた。歩いても歩いても知らない土地ばかりが広がって私はついに何も出来なくなり、近くの公園にあるベンチに座り込んでしまった。
(1度来たくらいで生意気なこと言っちゃったな・・・・)そんな風にマイナス思考に考えて涙目になった。すると、
「何電源切ってんの?」
「可也・・・可也・・・」
「すっっっっげぇ探したんだからな!今だって総出で・・・」
「桜は?」
「見つかったよ。道頓堀の川にいたわ」
「そっか・・・良かった」
「よかねーよ!!探しに行ったヤツが探されんな!」
「ごめんなさ・・・」
可也が探しに来てくれた。可也が見付けてくれた。
「ほら行くぞ」
今冷たい、凍りつきそうな手で私の手を引いてくれている。
あぁ・・・良いや。付き合ってなくてもこういう関係なら良いや。
「俺さ」
手を引っ張りながら可也が背中を向けて話し出した。
「左側が淋しいんだ」
え?・・・可也・・・?
「私も右側が淋しいよ」
見つけ出してくれた感動から来る涙に加えて、可也が言った言葉への感動とで私が言ったセリフは殆ど何を言ってるのかわからない状態だったのに、可也にはわかったらしい。
「何で俺が別れようって言ったか覚えてる?」
「お互いの進路の都合・・・」
それを思い出すと今でも泣けてくる。
「うん、それは今も変わらないんだけど・・・お前に対する愛情が前より増えてるんだ」
そう言い可也は繋いでいた手を強く握り締め私の方を振り返った。
「私もそうだよ・・・」
振り向いた可也の顔が切なすぎて私の心にあった可也に対する今までの気持ちが吐き出された。
「私だって、可也と別れてから毎朝来ない可也と待ってたり、昼休み教室のドアを見続けてたり・・・私だって可也のこと凄く好きなんだからぁ!!」
顔は真っ赤で涙を流して、きっと最高潮に今の私は不細工だと思う。なのに可也は「ははっ、今の樹胡の顔最高潮に可愛いよ」
逆光であまり見えなかったけど、可也の口元と目元が笑ってるように見えた。
私達最初に付き合い始めた時よりお互い必要としてるよね。
これからもそうなっていけたらいいな・・・・。
その日のイベントは可也の思いついた告白大会にした。
告白大会は、旅館の大広間にある舞台にマイクを置いて好きな相手に告白するという形式にした。
トップバッターの剣は弓子に告白したのは誰からも剣良く頑張った!と言われていて、想われていたことを知らなかったのは弓子だけだった。弓子は照れくさそうにOKした。その後も次々と告白をしたり、カミングアウトをしたりで最高の卒業前の旅行だった。
ラストバッターで可也が私に呟くように言った。
「俺が告白したい人は樹胡です」
そう言っただけで大広間は盛り上がった。
「俺らはお互いの進路で1度別れました。」
一気に大広間がシンとなった。何処かではマジ?嘘!?などとの囁きが聞こえた。
「だけど、別れてお互いの存在の大きさがわかりました。樹胡、俺やっぱお前のこと好きなんだ。好きだけど、進路のことは変えられない」
一部はブーブーと文句を言っていた。私はもう目が熱くて開けていられなかった。
「だから、お互いに・・・つぅかお前が大学卒業したら俺もう1回親父さんの所いって申し込みたい。改めて言いたい。お前が欲しいって。」
大広間が最初の時より盛り上がった。
「こんなヤツで・・・凄い自己中な俺と・・・もっかいやり直せないかな・・・?なぁ、樹胡」
可也は今までにないくらい緊張していたんだと思う。最後の言葉が震えていた。
樹胡は何処にいんだ?などとざわめき始め、「樹胡!いきな!」と、弓子に後押しされて私は、とりあえずその場に立った。すると、大広間が私が泣いていたこともありざわめいた。
「私も・・・ずぅっと可也の左側にいたいよぉ!!」
消えるような叫び声で私はそれだけを言い、座り込んだ。
「有難う・・・樹胡。有難う」
そういう可也の顔は今までにないくらい、小学校3年の時のような笑顔だった。
私は今でもそれを「太陽の笑顔」と呼んでいる。





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