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May 15, 2006
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カテゴリ: 年金



過去の確定拠出年金の記事はこちら。
まとめ1  http://plaza.rakuten.co.jp/exp999/diary/?PageId=1&ctgy=6
まとめ2  http://plaza.rakuten.co.jp/exp999/diary/?PageId=0&ctgy=6

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MU’さん

はじめまして。
お若いのにしっかり将来計画を考えておられて、
頼もしくもうらやましいです。


さて、利回りだけで比較すると自分でうまく運用した方が良さそうに思います。しかし、確定拠出年金には自己運用では得られない税制の優遇措置があります。

・掛金が所得から控除されること
・運用益に税金がかからないこと
・受取時の税優遇

これを考えると、かなり有利と思うのですが、いかがでしょう。(May 13, 2006 10:05:25)
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 会社が拠出する年金原資を企業年金として運用せず、個人で受け取った場合、収入とみなされてしまいます。したがって、所得税だけでなく、年収に対して課せられる住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険等も年収が増えた分だけ余分に徴収されてしまいます。

 勤めている会社・住んでいる地域・配偶者・税制等の変化によって大分試算結果は変わってくると思います。これらを考慮した一般的なモデルは作れないものと判断しました。

 そこで、会社が拠出する年金原資を給与として受け取った場合、どの程度、税金・年金・保険料で持っていかれてしまうのか代表的な条件を設定して試算してみます。


1.拠出年金額は私が勤めている会社の総合職4級(30代中盤~40歳代後半の標準クラス)のものとする。(月額25000円/年額30万円)

2.夫・妻・子供の3人家族を想定し、夫は民間企業に勤め、年収は600万円。妻は専業主婦、子供は小学生とする。




以上の条件で、試算してみました。



税1
税2

税3


 給与所得600万円の人が30万円の年金原資を受け取ると、30万円のうち残ったのは17.1万円。原資に対して57.3%が手元に残ることになります。42.7%は税金等で徴収されてしまいます。

444.4 - 427.2 = 17.2

17.2 / 30 = 0.573




 それにしても42.7%もとられてしまうとは。過去の日記では所得税として20%しか考慮していませんでした。
 次回は何%で運用したら税金等で取られた分を取り返せるか試算してみます。




*備考*
 配偶者が障害者であったり、妻に収入がある場合など、配偶者控除・配偶者特別控除は条件によって変わります。
 生命保険料・損害保険料控除はここでは考慮しませんでした。
その他、医療費控除・寄付金控除等こまかな控除がありますがそれらは考慮していません。しかし、これらは小額であるため試算結果に大きな影響はないと思います。

 この記事の著者は税務等にはまったくの素人であるため、大きな間違いを含んでいる可能性は否定できません。間違いがあった場合は笑って許してください。そして、こっそり指摘してくださると助かります。






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Last updated  May 15, 2006 06:25:29 PM
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Mr.Ryu @ この映画 気になっていました。想像どおりの内容み…
むまこ@ 本年度も宜しくお願い申し上げます お久しぶりです。 こちらのHPを自分のHP…
MU’ @ Re:ここでうめぇ株(01/04) fuka弟さん 100分割とかはありますね。 …
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