2005年11月22日
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今、あらためて読み返してみると、本当によく書かれている本だと思う。
子どもにわかりやすい言葉で書きながら、かなり専門的で本質的なことまで解説している。

写真や図解、わかりやすい例えなどを駆使しながら、歴史、都市について、構造、法規、経済などにも深入りしすぎない程度の知識を与えている。
地震や台風などについても、具体的な数値をあげながら、さらにその数値がどれくらいのものなのか身近な例で示し、「固有周期」や「共鳴」「共振」「風洞実験」からカーテンウォールの「層間変位」までざっとではあるが解説している。

更にはどのように工程を組んでそれを工程表に落とし込み、また、現場の状況にあわせて変更していくか、ということまでが無理なく描かれている。

実際の構造図や設備図も載せ、新しい工法の説明もしながらその一方で、鳶の歴史からこの最先端の現場で活躍する鳶職人さんの紹介もしている。
季節の移り変わりを織り込みながら、工事の進み具合の時間経過を実感として感じさせ、同時に建物が顔の見えない組織によって作られていくのではなく、工事に携わっているのは生身の人間の集合体であることを描いている。

技術の解説だけでなく、ここまで全てを網羅して包括的に建築を捉えて見せることができたなら、子どもたちにとって建築はかなり魅力的で興味を惹くものになると思う。

興味や関心を持つ、ということが大切なのだ。






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最終更新日  2005年11月26日 04時04分15秒
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