とりあえず今は映画製作モード中

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宇宙公園(仮)(2/1更新)




あらすじ

ユウタはキョウコが好きだ。でもキョウコはユウタの親友のジュンが好きだ。そんな彼らの遊び場所は近所の
「宇宙公園」という普通の公園だ。三人の約束が大人になった今、再び甦る。

#1  ユウタの部屋・夜


   雑然とした部屋、壁にはSF映画のポスター、床には宇宙関係の雑誌が散らばっている。
   ベットの上でメールを打っているユウタ
メール画面「ところで、最近ジュンとはうまくやっているの?」
   しばらくたった後
携帯画面「キョウコから新着メール」
   メールを開くユウタ
メール「全然付き合っているよー、ごめんねー、ユウタの番はまだだわー」
   複雑な顔をするユウタ、メールを打ち返して
メール「残念!んじゃ、次の機会を待ってるよー」
   送信ボタンを押して仰向けになるユウタ
ユウタ「次の機会、か・・・」
   携帯の着信が鳴っている。


#2  電車の中・朝


   混んでいる電車、席に座って携帯でメールをしているユウタ

#3   駅前・朝


   自転車に乗るユウタ、自転車をこぐユウタ。



            タイトルイン

#4  日本宇宙開発事業有人飛行研究所前・朝


   関係者を確認するゲートに車が何台かが、確認をとって通っている。
   自転車でゲートの前に出るユウタ
警備員「お、今日も自転車かい、健康的だねぇ」
   通行証を出しながら
ユウタ「いや、車ってどうも苦手で。はい通行証」
   通行証を受け取り確認する警備員、
警備員「(通行証を見ながら)ロケットのエンジニアが車が苦手なんてねぇ、はい通っていいよ」
   通行書を受け取り
ユウタ「ありがとう」

#5  同玄関・朝


   通行証を機械に通して、玄関を歩いているユウタ
受付嬢「おはようございます」 
ユウタ「おはよう」
   ユウタの目線の先に自衛隊の格好のジュンと親谷三佐がいる。ジュンがユウタに気づいて
ジュン「お、ユウタ!」
ユウタ「ジュン!」
   抱き合う二人
ジュン「そうか、お前ここで働いていたんだもな」
ユウタ「てか、なんでジュンがこんな所にいるの・・・まさか」
ジュン「そうよ、そのまさかよ あそこにいる親谷さんの口利きで、ここのEVAスペシャリスト候補生よ!」
ユウタ「すげー!やったじゃん!これで夢にまた一歩すすんだじゃん」
   また抱き合う二人
親谷 「おい坪井そろそろ行くぞ」
ジュン「あ、はい!わかりました!それじゃまた後で」
ユウタ「こんどお祝いやんなきゃな、キョウコも入れて・・・なあジュン」
   ジュン振り向いて
ジュン「ん、なに?」
ユウタ「キョウコとはうまくやっているのか」 
ジュン「バリバリうまくやってるよ!お前の番はまだだな」
親谷 「おい」
ジュン「すみません!んじゃな」
ユウタ「おう、また後で」
   去っていくジュンと立ち尽くすユウタ

#6  同廊下・朝


   ジュンと親谷が一緒に歩いている
親谷 「おい、坪井」
ジュン「はい」
親谷 「俺はお前を口利きしたんじゃなくて、推薦したんだからな」
ジュン「あ、はい、すみません」
親谷 「それと・・・お前を推薦したのは・・・その・・俺の夢をお前に託したい・・からだからな!」
ジュン「・・はい」
親谷 「だから、さっきのような行動は慎むように」
ジュン「はい」

#7  同エンジン開発室・朝


   開発室での会議をしている。正面で熱弁している開発室長
開発室長「前回の実験でJSEA-07SEのメインノズル接続部の溶接面ついて・・・」
ユウタ「宇宙飛行士か・・・・・」   
   過去を思い出すユウタ

#8  宇宙公園(小学生時代)・夕方

   夕方、公園で遊んでいるユウタ、ジュン、キョウコ アスレチックの上に
   いるユウタとジュン、その下にいるキョウコ
ジュン「なあ、ユウタ」
ユウタ「ん、なにジュン」
ジュン「俺たち絶対宇宙飛行士になろうな」
ユウタ「うん」
キョウコ「なに二人で秘密話してるのよ」
ジュン「うるせーお前には関係ねー!」
   キョウコアスレチックの上に上ってきて
キョウコ「何が関係ないよー!」
ジュン「おい、押すな!落ちる!」
ユウタ「ははは・・・ジュン!それじゃーさ・・・」

#9  エンジン開発室・夕

   モニターで設計図を打ち込んでいるユウタ
研究員「んじゃ、お疲れさん」
ユウタ「お疲れ様です」
   パソコンを打ち込んでいると携帯がなる
メール「お仕事中でしたらすみません、朝メールしたことなんですけど今週
    の日曜日に会いませんか?会ってお話してみたいんですよ」
ユウタメール「いいですよ。んじゃ日曜日どこがいいですか?僕は暇なので
       場所と時間はそちらの時間に合わせますよ」
メール「本当ですか!私は午後からしか空いてないので、夕方に会いましょう
    どんな所がいいですか?新宿町なら私いい所知ってるんですよ」
ユウタメール「それじゃ、ちずるさんにおまかせします。あまり上品な所だけは(笑)」
メール「全然大丈夫ですよ。穴場見たいところで予約なしで入れますんで!」
ユウタメール「よろしくお願いします。詳しく決まったらまたメールください」
メール「わかりましたー。後でメールしますねー」

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