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私の娘のページから・・・

子猫のフェネギー
フェネギー君
私の家には一匹猫が居ます。
名前はフェネギーです。
今日はそのフェネギー君についてお話します。
フェネギーは野良猫の子供でした。
私が六年生のゴールデンウィークにお母さんの仕事先の店で生まれました。
お母さんの仕事先は高速道路のパーキングエリアでした。

お客さんの誰かが猫を置いていったらしくそれからお店に猫が増えだしました。
お店では食品を扱うため、猫達を邪険に扱う人も多く居たそうです。

中には子猫にも容赦なく蹴ったり、棒で殴ったりする人も居たそうです。
可哀想に。猫たちが好きで其処に居る訳でも無いのに。
決して自分たちが悪いわけではないのに。

お母さんは猫たちの話を、よく私に話してくれました。
「学校で、誰か猫欲しい人居ないか聞いてみて。
 まだ子猫やから欲しい人居るかもしれないし。
 『手のひらに乗るくらいの大きさで、目ビー玉みたいやで』
 とかって言ったら誰か飼ってくれるかもしれんし」
と、言われて私はみんなに聞きました。
でも、皆可愛いねって言うだけで、
実際に飼ってくれそうな人はいませんでした。

ある日、お母さんが猫を店から遠い所に移そうという話をしました。
6月6日。猫の引越しをしました。
子猫が生まれてから一ヶ月。
引越したのは子猫のお母さん「はるみちゃん」と、その子供たち。
お母さん猫が居たら何とか生きていけるだろうって。
引越しって言うと、聞こえが良いけれど、やってる事は猫を捨てた人と一緒。
別の場所に猫を捨てるだけ。
はるみちゃんとその子供たちは
ダンボールの中に居れられました。
 ダンボールの中に入れないとあばれるし、
窓から見える外の風景を覚えると
 元の場所に戻ってきてしまうんです。野良猫って賢い。

猫たちはダンボールの中でずっと鳴いてました。
幼い声で。ミーミーって。
店から遠く離れた人里に猫たちを置いてきました。
 自分の家の周りに連れて来ようって話もあったんだけど、
 最後の最後で駄目だと言われました。
ごめんねって言いながら段ボール箱から一匹一匹出していきました。
あのときは泣いたなぁ。本当に。
一匹くらいなら飼い主が見つかるかもしれないと思って
灰色の猫を一匹つれて帰ってきました。
その猫がフェネギー君。

生まれて一ヶ月。
本来ならお母さんのお乳飲んでいる時期。
スポイトで牛乳飲まして。トイレの場所教えて。

そんなこんなで今は立派な大人猫になりました。
大人になったら毛の色とか目の色とか変わりだしました。
毛の色は濃いめのベ-ジュがベースで、顔と足の先が黒いんです。
目は青いんです。綺麗に青く染まってるのは
子猫のうちだけだって言われてましたけど
ずっと青かったんです(一時期緑っぽかったけど)。
外見がね、(ちょっと安物臭い)シャムネコなんです。
野良の子だから雑種なんですよ。
雑種だけどシャム柄。無料でシャム。
これは何?猫の恩返し?

今でもフェネギー君は元気に私の家で暮らして居ますよ。



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