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2007.07.07
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マリネラのコンクールといえば毎年一月にペルー北部のトルヒージョで開かれるリベルタド・クラブ(Club Libertad)主催のがもっとも権威が高い。全国のダンサーは日夜この大会を目指して練習しているのだ。

でもペルー全国で一年を通じて毎月、いやほぼ毎週のようにどこかしらで小さいコンクールが行われているのだ・・。マリネラのアカデミー主催とか、市役所、区役所主催とか、ライオンズクラブのような団体とか文化団体主催とか・・。

大会では年齢別に試合が行われる。

幼児の部(Pre-Infantes) 6歳以下
児童の部(Infantes) 7歳、8歳
子どもの部(Infantiles)9歳から12歳
ジュニアの部(Juniors)13歳から16歳
青年の部(Juveniles)17歳から20歳
大人の部(Adultos)21歳から34歳

マスターの部(Mayores)50歳以上


このうち、大人の部、シニアの部、マスターの部に関しては小さな大会では大人の部として行われることが多い。

さらに一つの大会中、過去に大会優勝経験のない参加者の出場する新人戦(noveles)と全国大会(nacionales)のようにレベルが分けられる。

参加者が少ないことが予想される場合、新人戦では大人の部と青年の部が合同で行われる。

試合は一度に4人もしくは3人のペアがバスケットコートを4等分もしくは3等分にしたスペースで踊る。音楽は通常、“すべてのマリネラの曲”がアトランダムでかけられるため、どの曲がくるかはまったくわからない(決勝に関しては3曲程度事前に発表され、そのうちの一曲がかけられる)。

もともとマリネラのリズム自体はペルーアフロ起源のサマクエッカが元になっている。
マリネラは大きく分けてリマのリメーニャ(limen~a)、北部のノルテーニャ(norten~a)、山岳部のセラーナ(Cerrana)。

しかし、その華やかさ、技術の高さ、運動量、あらゆる点でマリネラ・ノルテーニャはペルー各地のマリネラの中でもっとも難しいものである。

ペルー北部の舞踊ではあるが、近年クスコでも盛んになってきた。私が所属しているのはもうすでに3年連続コンクールを主催しているアカデミー。

常に一緒に踊っていたペアが教えていた。彼らはトゥルヒージョの大会に何度も出場していた・・。門下からは今年一月のトルヒージョの大会で決勝に進出したものが二人いる。

クスコの観光客向けのショーが見られるレストランで踊る二人の姿を見て、彼らのアカデミーに入ることを決意して2年。
ようやく衣装を揃え

しかしコンクールの日に仕事をいれないでくれと一ヶ月以上前から会社に頼んでおいたにもかかわらず仕事が入ってしまう。

それ以降も
「出たい!なんとか他のガイドに変えてくれないかな?」
と頼み続けたが
「ダメ!代えられない」



同じアカデミーの生徒、その父兄から聞かれる。
「Retamaは出るんでしょ?パートナーは?」

う~~ん、その前に仕事を変わってくれるガイドを探さないと・・。

リマから個人レッスンに来た先生がパートナーを紹介してくれるという。

そしてコンクールまで10日をきったある日。その先生の言葉・・。

「これが最初のコンクールになるけど、君はまだまだアレキパとかリマのコンクールに出ることになるんだからね」

眼が覚めた・・。
迷いは消えた・・。
絶対に私は出るんだ・・。

そしてコンクールまで一週間を切った。
パートナーが決まった。
マチュピチュ帰りに会社に翌日着くことになる彼の航空券を購入に行った。

そしてパートナーがクスコに到着したあとで会社に泣きついた。

「お願い!どうしても出場したいんです!今回が出られなかったら、もう一生コンクールに出る勇気はでないかもしれない。でも、今回出場できたら、まだ次も、その次もチャンスが訪れるから。私はお金を稼ぐためにペルーに来たんじゃない・・。何かを学ぶために来たんです!」

泣きつく私に代わりのガイドを自分で探すことを条件に会社はシブシブ承知した。
会社の命令は「優勝すること」。

なんとか代わりのガイドを見つけたが、ガイド資格のない子だったので入場料、ローカルガイド代計70ドルは自分が負担することになった。

豪華な衣装・・。しかし、これが以上に重くドレスの裾も5重のフリルがついていて、つかむのも一苦労。
ラテラル(lateral マリネラの基本的な動き、弧を描くように体をそらしながら移動する)もスピードが出ない。ターンをするとスカートに引っ張られてしまう。

そしてコンクール当日。
マリネラの曲はほぼ同じメロディを二回繰り返すのだが、その一番目のフィニッシュで右腕を振り上げてポーズをとるときに手がパートナーにあたってハンカチを落としてしまう。本来、それは男が拾って女性に渡すべきものなのに基本的なマリネラのマナーがわかっていない私は自分でそれを拾ってしまった。
結果は一回戦敗退。

あとで見たビデオぜんぜんスピードが出ていない自分の下手さに目を覆いたくなった。

febrero

ドレスの裾がぜんぜん肩の高さまであがっていなかった。

悔しさ90パーセント。満足度10パーセント。
とにかく新たな一歩を踏み出したのだ。

それから一ヶ月、私生活の問題、マリネラのアカデミーの新たな分裂問題を乗り越え、いつ訪れるともわからない次のコンクールを目指してドレスの重みに負けないように上半身を鍛えるべくダンベルを購入することになった。





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チャイコフスキー・コンクール神話の終焉


コンクールでお会いしましょう





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Last updated  2007.07.07 12:54:59
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