Kausachun Qosqo

Kausachun Qosqo

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

retama

retama

Favorite Blog

ラブ New! ゆうちゃん5702さん

Peaceful Light Shantia Luciさん
旅好き人の日々放浪記 旅好き人さん
インド洋に浮かぶフ… natsuki.kawさん
まーどれ そりてーら Esperanza Alegriaさん

Comments

スカウトチーム@ 【海外情報メディアとの相互協力・記事執筆依頼】 ブログ運営者様 先日連絡したTripPartner…
Trip-Partner 範國@ Re:フジモリ、ペルー身柄引き渡しへ(09/22) "ブログ運営者様 平素より楽しくブロ…
http://buycialisky.com/@ Re:RE: 1日の日記(04/01) cialis vs viagra dosageeffetti del cial…
http://cialisvu.com/@ Re:RE: 1日の日記(04/01) is there generic cialiscialis equivalen…
主婦が携帯スマホで月収100万を稼ぐ方法@ 主婦が携帯スマホで月収100万を稼ぐ方法 主婦が携帯スマホで月収100万を稼ぐ方法 …
2007.07.22
XML
テーマ: ニュース(95637)
ホントは書きたくなかったこの話題。
ストは終了して(levantarse)、観光業界はホッとしているけどね・・。

現在のガルシア政権が公立小中学校の教員に対して能力試験を科し(1月に実施済み)、つねに啓発をつづけることを義務付けたのだ。
また新しく専門学校の教職課程の入学試験にも一定点数以上を要求している。

教員たちの不満があふれてきた。

そして公立校教員課程法(la ley de la carrera publica magisterial)が成立。


”教員に能力試験を科し、2回続けて合格しなかった場合は、研修を義務付け、それでも試験に合格しなれば、退職させる。ただし、補助教員の道は残す”


コレに対して、ペルー教組は、雇用が不安定になる、組合活動を消滅させるものとして抗議、無期限ストライキ(huelga indefinida)を開始。デモ行進が頻発することになった。

いくつかのツアーがプーノ、アレキパ方面での道路封鎖で日程の変更を余儀なくされ、また新たにやってこようと言うツアーもキャンセルになっているという・・。

paro 001.jpg


この教職員組合のストが他のセクターにも影響し、7月11日、ペルー南部ではゼネラルストライキにまで発展した。




公共の陸上運輸機関はストップ。タクシーですら、投石を恐れて営業をしない(午後からは一部タクシー営業がある)。

28
車のない7月28日通。歩くしか方法がない

タクシーがないので、徒歩で40分かけて空港に到着した。

市内旅行も普段より少し遅い時間にはじめることになり(クスコのストはいつも午後に平静になる)、ホテル-コリカンチャ間も歩いていくことになった。

教員組合のデモでペルー全国で死傷者が出始め、組合指導者の中にも逮捕者が出てきた。

政府は公立校教員課程法の有益性をテレビCMで流し始めた。

パッケージツアーのキャンセルが相次いでいると言う報道が耳に入ってきた。

クスコにとって観光は重要な産業、観光客が減れば、ホテル、レストランに食料を供給する市場の販売も減る。タクシーの収入も減る・・。さまざまなところに直接、間接的に影響が出てくるのだ。

プーノ、アレキパ方面での道路封鎖の影響も深刻だった。一部の物資の到着が遅れてきたのだ。

鶏肉卸販売店の前での立ち話を小耳にはさんだ・・
「道がなくってね。肉が入ってこないんだよ。商売あがったりだ・・」

観光だけではない・・すべてのセクターに影響が及び始めてる。



そして19日午前、自宅アパートの部屋から外の風景を見ると、東の方向から煙が上がっているのが見えた。
火事?

ちょうど空港方面、サン・パウロじゃないけど航空機事故でもあったのだろうか?
でもまったく爆発音はきかなかったし・・。

引越し先求め、アパートの見学に行くため、タクシーに乗る。空港に近づいていくと、多くの住民が避難するかのように空港とは反対側に歩いていった。

incendio



「Sutep(ペルー教職員組合)が草に火をつけたんだよ!」

その日見学したアパートのテラスからはちょうど空港内が見えた。滑走路を消防車が走っていた。ただもう消火は終わったようで、スター・ペルー機は離陸をすべく、ブリッジから離れようとしていた。アエロ・コンドルはまだ動こうとしていなかった。

そのアパートのオーナーが訝しがった。
「どうして、先生連中が空港への道路封鎖をするの?」

「クスコにとって、観光は重要な産業なの。観光客がつかなかったら経済全体に大きな影響がでるの」

同じ時間帯にクスコに入っているはずのラン・ペルーの飛行機の姿はまったくなかった(キャンセルになった)。
そのアパートはあきらめて空港へ向かうとおりにあるアパートを見にいこうとしたが、警戒する警官によって通行止めになっていた。

火は消し止められたあとも、あたりには煙が残っていて眼がチカチカし、鼻がむずむずしてきた。

後で耳にした報道で
教職員組合クスコ支部の過激グループが空港内に自家製爆弾を投げ、敷地内の草に火がついたのだという。テレビ局の通信員の一人がカメラを取り上げられた上、殴る、蹴るの暴行を受け、入院したという。

野蛮人め!
お前らのせいで、クスコのイメージが悪くなるんだ。
道路封鎖で物資や観光客の流れが滞って、自分の生徒の親たちの生活に影響が出るのがわからないのか!

放火、暴行、器物損壊・・。

ストの権利には入らない。
明らかな犯罪だ・・

こういう暴力的な人間に子どもたちを導く資格はない・
「人を傷つけないようにしましょう」
なんて言うことができるのか!

今まで子どもたちを教えてきたのか!

その夜になってもデモ行進を続ける教職員が叫ぶ。

「今日は空港!明日はマチュピチュ!」


マチュピチュを占拠しようという脅しだ・・。
自分たちの雇用が心配だからといって、他人に迷惑をかけていいのか?!

その夜、私はガイド組合から暴力行為に対する集会の召集のメールを受け取った。

一方、教員組合は翌日に政府との話し合いを控えながらも一方的にストの解除を発表した。
放火を最後っ屁のような感じがした。

観光業界は21日夜、教職員組合のストが業界に甚大な悪影響を及ぼしているとして、アルマス広場で「破壊行為に反対する集会」を行い、ろうそくに火を点し、静かに教職員組合に抗議する態度を示した。
私の怒りとはうらはらにストが明けたと言うことで人の集まりはそうでもなかった。

集会が終わっても私の心は晴れなかった。

とりあえず社会に平穏がもどった。子どもたちも学校に戻ることになる。

しかしこの暴力的な教師たちはクビになることもなく、ずっと子どもたちを教育しつづけるのだ・・。
ペルーの将来が少々不安になってきた。

にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ



二十四の瞳 デジタルリマスター2007(DVD) ◆20%OFF!







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.07.22 11:49:05
コメント(0) | コメントを書く
[ペルーその日、その日] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: