独り言日記

独り言日記

ワンコの介護 1


日記で思わず出会いを書いてしまったがミドルネームは『ジージ』
つまり、12、3歳になっても、1日30~40分の散歩を
2回こなすジーさん、食欲も相変わらず旺盛だったし、
まだ自転車くらい引っ張れそうにジージはグイグイ歩いていた。

それが、ある日突然、ご飯を吐いた。
尻尾も垂れ下がり、散歩に連れ出しても道端の臭いも嗅がないで
ノタノタと歩くだけ。
即、動物病院へ。血液検査の結果、フィラリアに感染している事が分かり
ショック!
ジージはずっと外犬生活だったから、フィラリアの薬は飲んでいたのに。
油断したかな。感染した虫を殺す薬をもらって、闘病だ!

ところが、この薬が老体にはキツかったらしい。
食欲をすっかり無くし、日に日に痩せていく。
大好きな鶏肉もビーフジャーキーも食べなくなり
ついに臥せってしまった。
この時よりジージは外犬から室内犬になった訳です。

流動食になった頃には、痩せこけて骨と皮が分離しそうな顔が
動くたびに可哀想でなりませんでした。
お次は床ずれ、何だか毛が固まっているぞ?とほぐしていくと
後ろ足の付け根にポッカリ穴が開いていた。
何コレ!?まさか!そんな!?カルチャーショックだった。

獣医さんに往診してもらい、床ずれの手当を教えて頂いたが
しばらくすると、反対側の足にも穴を発見・・・。
2~3時間おきに体位を変えなければならないので
近くに床を取り、物音でふと夜中に目が覚め、おーよしよし、ナンテ
赤ん坊の授乳期のような生活だった。

子どもが妬くほど、ピッタリと寄り添い看護した甲斐あってか
いや、雑種の生命力の強さか、寝たきりだったジージが
自分で寝返りをうつようになり、喜んでいたある日。
尻尾を振ったのだ、本当に久しぶりに!
ただこちらを見詰め、前足で身体を起こし、尻尾を左右に振っただけ。
それが!どんなに嬉しかったか!

そして、散歩の再開。
ダンナが作った車椅子(?)でしばらくブリに地面の上を歩き
まだ床ずれの傷は治りきっていなかったけど
電信柱の臭いを嗅いでから、メキメキ回復していった。

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