森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.12.08
XML
カテゴリ: 神経症の成り立ち
同僚も私と同じようにミスをするのですが、同僚の場合は本人もあまり気にしていないようで、また上司があまり厳しく怒ることはしていないように見えるのです。
どうして自分だけがきびしく叱られるのだろうかと思いました。

ある時、あまりに腹が立って「人間は完全ではないのだから、たまにはミスをする事もあるんじゃないですか」と反発したことがあります。
その時は、眉間にしわを寄せて、むくれて、敵と戦うやくざのような形相となっていた。

相手は、自分がミスをしておきながら、開き直るとはどういう量見だ。あんな奴はやめさせてしまえと言われた事があります。

今思うと、私はミスをすると、またこっぴどく叱られるという気持ちが強かった。
相手が好意的に自分をかばってくれるという気持ちが全く持てない。
相手が敵のように見えて言動が挑発的なのだと思います。
態度も暗く、意気消沈して、けんかを売ってきているように見えるのだと思います。


自分は永遠に自分と相手を責め続けてきました。
自分自身はいらだちと怒りだけではなく、なんともいえない無力感にさいなまれて、自己否定に陥りました。
生きていくのがつらい。こんな自分を産み、育てた両親が憎い。

少しでも楽になろうとして、仕事をさぼる。病気を装って休む。人に頼る。
次の仕事をしないでやった仕事のチェックばかりしている。
自分を守るための精いっぱいの防御です。
悪循環の繰り返しですね。
胃潰瘍になり、うつ状態になり、精神科にかかるようになりました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.12.08 08:57:59
コメント(0) | コメントを書く
[神経症の成り立ち] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

森田生涯

森田生涯

Calendar

Comments

森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: