森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.01.17
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考えてみると、私の人生の大半は対人恐怖との戦いだった。

家では小さいころから親に指示、命令、強制、脅迫で育てられ、親の機嫌を悪くしない
ように気を使って育ちました。父親に叱られるということにいつもおびえていた。

学校に入ると同級生に仲間外れにされないように、いつもその場の空気を読み、仲間の
気に障るような言動は避けてきた。
クラブ活動もしないで、学校が終わると急いで家に逃げ帰っていた。
唯一大学ではクラブ活動で和気あいあいと楽しく過ごせた。

ところが社会人となると途端に対人恐怖症で悩み始めた。
上司や同僚、部下などの視線を気にして、一人浮き上がらないようにみんなに合わ


転職した後は、森田に出会ったおかげで、なんとか定年までこぎつけたが、
苦難の歴史だった。ギリギリの会社勤めだった。

自分を押し殺し、他人の思惑に合わせてばかりだったため、いつも暗い雲が垂れ込めて、
いつ雨が降り出すかわからないような心境だった。
とにかく砂を噛んで生きているような苦しさだった。

しかしそれも私の運命だったのだと思う。
苦しかったけれども、そのおかげで森田理論に出会ったということはラッキーだった。
すべて自然の流れだったように思う。

対人恐怖が無かったら森田理論に出会うことはなかったはずだ。
苦しむことがない代わりに、苦しみを乗り越えて一回り大きな人間に成長する機会も
与えられなかったのだろうと思う。

人生だと思うようになってきた。

今では対人恐怖で悩んでいる人に、私の体験を伝えたい。
参考にしてもらって早く克服してほしい。
そういう生きがいも生まれてきた。

苦しみを克服することは、ただ単に楽になるだけではない。

味わいのある人生を送る可能性が生まれるということである。
このブログもその一環として考えている。





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Last updated  2014.01.17 06:56:49
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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