森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.02.12
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2014年2月のソチオリンピック。日本はフィギア団体戦で5位だった。
メダル候補だったのに意外な結果だった。
これは満を持して送り出した浅田真央選手が3位に終わったことも一因だったかもしれない。

浅田選手はソチオリンピックでは体調、モチュベーションとも申し分ない状態だという。
ところがオリンピックの重圧に苦しめられて、緊張感で体が思うように動かないのだという。
ソチを自分の競技人生の集大成と位置付けているために、最高の結果を残したいという
気持ちが強すぎるのかもしれない。

一瞬の迷いが競技を左右してしまうのである。無心になって淡々と今まで練習してきた
ことをそのまま出すというのはとても難しい。

重圧を抱えたまま、最後には自分の体の動きを信じる。

無意識に体が覚えていることを信頼する。途中で「もしうまくゆかなかったらどう
しよう」という気持ちは沸き起こらないのではないかと思うが、意識を捨てて無意識の
演技に身を任せることができるのか。これが勝敗を分ける大きな分岐点ではないのか。

日本人は大きな大会に普段の力を出せずに涙を呑むことが多い。
特に短期決戦、瞬発力を要求させる競技に弱いような気がする。
これは意識を封印し、無意識の感覚に身を任せることができないことからくるの
かもしれない。

そうだとすると、ただ単に練習だけを繰り返すのではなく、たとえばイチロー選手
など無意識の大切さを認識しているアスリートを臨時コーチに招いて、
無意識を信頼する方法を伝授してもらうことではないだろうか。


金メダル候補だといわれている。浅田選手は大きな大会で修羅場を何度も経験している。
いつものように平常心になって、無意識の演技ができることを期待している。





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Last updated  2014.02.12 07:06:32
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