森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.02.22
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落合博満選手のバットはミズノの久保田さんが作っていた。

1995年(平成7年)シーズン終了後、40歳を超えた落合選手が岐阜の工場にやってきた。
久保田さんが作ったバットを2本持っていた。その2本を並べて一本のバットのグリップが細いという。
計測すると0.2ミリ細かったそうだ。久保田さんは落合さんに聞いた。
「私の中では、0.2ミリの誤差が許せない理由が十分に理解できません。どうしてダメなんでしょうか。」

落合選手はバッティングのメカニズムを丁寧に説明してくれた。
バットは強く握ってはいけない。ボールがバットに触れた瞬間に、ギュッと握りしめる。
その時バットのグリップが細いと手の中でグリップが遊んでしまう。ゆるんでしまう。だからダメなんだ。
落合選手はバットは棒のように使っていけない。鞭のように使うのだ。


また落合選手はその工場内で木目が乱れて、見た目のよくない素材に「なんでこんなにいい顔をしたのが
だめなの」といったそうだ。
このヒントは1978年に来日したピート・ローズ選手が語っている。
彼は、みんなが喜んで使っている3ミリの木目で固い材料のバットではなく、10ミリの幅の木目で柔ら
かいバットを使っていた。

ローズ曰く。広い木目のバットを使うのは、ボールとの接触時間が非常に長いからである。
ミート時の一瞬の判断でボールを左右に打ち分けるためにはボールのツキが長い柔らかいバットを使う
必要があるのだ。落合選手も同じだ。
落合選手は、長い選手生活の中で自分の感性、感覚を大切にしてこられたのがよく分かる。
理屈や理性ではない。自分の五感である。
こうゆう人が森田理論でいう感じから出発するというのである。見習いたいものである。






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Last updated  2014.02.22 07:05:54
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