森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.09.23
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私は以前金魚を飼っていた。優雅に泳ぐ姿になんともいえない癒しを感じたのである。
2009年10月17日のことだった。日記に書いている。
赤いリュウキン、白に頭に赤い模様のある丹頂が我が家にやってきた。
いつも見ても飽きない。リュウキンが丹頂を追いかけまわすのが気になったがそれ以外は気にならなかった。
金魚の隠れ家や水草も入れた。酸素補給の泡の出るものは入れなかった。
言われたように外付け濾過機をつけた。砂も引いた。
水も1日バケツで放置してカルキを抜いた。カルキ抜き材も使った。
濾過機のフィルターはすぐに汚れるので汚れるたびに取り換えていた。
金魚はフンをよくするので水槽内が汚れるので、半月か1カ月に1回は掃除をしていた。

そして水は今までのものを3分一ほど残してまずそれを入れた。
そして1昼夜寝かせた水を入れて、金魚を戻した。餌は金魚屋で買った浮き餌を与えた。
毎日仕事から帰って餌やりをしていた。
最初の頃は餌を与えると飛びつくように食べていたがそのうち食欲がなくなった。
食べ残った餌が濾過機の周辺でへばりつくので難儀した。
金魚は最低でも10年は生きるといわれていたので成長を楽しみにしていた。
ところが2011年に相次いで死んでしまった。我が家にやってきて2年の命だった。

仕事の出入り業者の人で金魚に詳しい人がいた。その方に飼い方をについて聞いてみた。
するといろいろと参考になるアドバイスをしてもらった。
その人が言うには、金魚はとてもデリケートで環境の変化がとてもストレスになっていること。
だからたびたび水替えをするとストレスになる。なるべく水替えをしない方がよいという。

その方が言うには、それは水槽内のバクテリアを育てて、バクテリアに分解してもらうのだという。
水質浄化のためにバクテリアの力を借りないと金魚は死んでしまうという。

金魚はとてもフンをよくする。これは砂の上に堆積するので時々とる必要がある。
その時砂をゴシゴシ洗ってはいけない。フンだけをすくいとってやる。
そういう専門のポンプを売っているという。

また餌はやり過ぎだという。金魚は10日ぐらい餌を食べなくても死なないという。

私は金魚屋の簡単な説明を聞いただけで飼い始めたのがよくなかったと思った。
今はインターネットで金魚の飼い方を根掘り葉掘り調べことができる。
飼い方の基礎を学び、くわしい人に指導してもらうという事を怠っていた。
基礎的な知識ががないままに、自分勝手に飼っていたのだ。
金魚の気持ちが分かるほど、よく学習して、観察していれば15年ぐらい長生きすることができたかもしれない。

考えてみれば森田理論学習もそうだ。
聞きかじりで森田は分かったというのはほどんど自分のプラスにならない。
いいところ取りの学習を断片的に続けただけでは、観念的になり知識だけが身についていく。
理論と実践は車の両輪といわれる。理論の車輪が大きくて実践の車輪が小さいと前進できない。
観念の空回りになってしまう。観念の空回りは益々症状を悪化させていく。
森田理論は系統立てて学ぶことが大切だと思う。
私がお勧めするのは、森田理論の基礎編、応用編、生活への応用の3段階に分けて、3年ぐらいをめどにして行う。
またのんべんだらりと学習するのではなく短期に集中して行うのがよいと思う。
3年は長いようであるが、森田を生涯にわたって生きる指針にしようと思えば、短い期間である。





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Last updated  2024.04.06 23:46:58
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
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