森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2017.02.19
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カテゴリ: 森田番外編
先ほど、男子フィギアスケートのフリーの演技を見た。
結果は優勝がアメリカのネーサン・チェン選手だった。総合得点は307.46点だった
惜しかったのは羽生結弦選手だった。ショートプログラムでは3位と出遅れたが、フリーはまさに圧巻であった。
別次元の演技を見た思いだった。フリーの得点は206.67点だった。総合得点は303.71点だった。
羽生結弦選手はショートプログラムとフリーの4回サルコーが2回転になった。これが惜しかった。

フィギアスケートで優勝するような人も、得点経過を見ていると、必ずしも申請通りの演技ができているわけではなかった。
優勝したネーサン・チェン選手は素晴らしい演技であったが、 1回だけ失敗をしていた。
羽生選手も4回転サルコーで失敗をした。
3位に入ったのは宇野昌麿選手であったが、転倒があった。パトリックチャン選手も転倒があった。


それでも選手たちは果敢に4回転ジャンプに挑戦している。
また、すべての演技を正確にこなす人はほとんどいない。
それは金メダル、銀メダル、銅メダルをもらう人でも技術点が減点になっている場合がほとんどだ。
つまり、完全な演技を狙ってはいるが、思い通りの演技ができている訳ではないということだ。
でもたとえ失敗をしても、次の演技に引きずらないように、次の演技で練習した通りの演技をすることに集中している。ここが1番大切なのではないかと感じた。感動すら覚える。

私は今日の男子のフィギアスケートを別の視点から見ていた。
私は昨日、今日とアルトサックスの演奏で出かけていた。
私は演奏の前にはできるだけ100%の演奏ができるように練習を積み重ねている。
ところが、練習で間違いなく吹くことができたとしても、本番で間違いなく吹けるとは限らない。
100%完璧に吹くことができる方が珍しい。大体80%から90%の出来に終わってしまうことが多い。
昨日と今日の演奏を振り返ってみても、小さいミスが何箇所かあった。

でも、先程のフィギアスケートを見ていて、世界最高峰の舞台で演技をする人たちも完璧という事は有り得ないのである。
私の場合は、失敗したことに対して自分の能力の無さを嘆いたり、もう演奏活動から手を引いてしまおうか、などと短絡的に考えてしまうことがある。
フィギアスケートの選手たちの演技を見ていて目が覚めた。
たとえ本番で失敗しても、さりげなく、次の入りやすいところから演奏を再開する。
そしてさらに、次の演奏予定に向かってまた100%の演奏ができるように努力を重ねる。

でも、できるだけ失敗を少なくし、演奏仲間にあまり迷惑をかけないようにする。
つまり、失敗にとらわれて、投げやりにならないようにして、最後まで丁寧に演奏する。
失敗しても命まで取られるわけではないので、気分を入れ替えて、精進していくようにしたい。
考えてみれば、演奏仲間も何らかの間違いを犯していることがある。そんな時は私がホローしてあげている。

そういえば、「心の健康セミナー」で20分程度の演奏を頼まれているので、そろそろ曲目を選定して練習に取り組みたい。
今回はエルガー作曲の「愛の挨拶」と谷村新司の「すばる」は候補曲としたいと思っている。
とにかく100%の準備だけは怠りなくしてゆきたい。あとは当たって砕けろだ。





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Last updated  2017.02.19 21:55:43
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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