森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.01.27
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あいつだけはどうしても許せない。
死ぬまで恨んで呪い続けてやると思っている人はいませんか。

それが他人だけではなく、自分自身に向いている場合もあります。

その強い執念を持ち続けるのは、大変なエネルギーが必要になります。
莫大なエネルギーを補給し続けているわけですからある意味で立派なことです。
しかし、そういう生き方はしんどくありませんか。

そういう生き方とは違う別の生き方を選択することもできます。
理不尽な仕打ちによって、大きなダメージを受けても、時の経過とともに、水に流して許容していく生き方です。
反抗や対立とは反対の、許す・許容するという生き方です。


これらを自分の生活に応用することで、許容力が身につくと考えます。
以下は、「許す練習」 杉山崇 あさ出版を参照しています。

1、感謝の気持ちを持つ。
感謝の気持ちで生活を続けていると、怒りを手離して赦すことができるようになります。その手法の一つとして、内観療法というのがあります。
一般的には内観研修所に行って一週間くらいの時間をかけて行います。
「身調べ」と言われています。
してもらったこと、してさしあげたこと、迷惑をかけたこと を調べていくのです。母親、父親、祖父母、兄弟姉妹、友達、仕事仲間・・・などに広げて、年代ごとに区切って調べていくのです。

私は大阪の内観研修所で一日内観を行いました。
1日では何の効果もありませんでした。
しかし1週間の集中内観を受けた人の話を聞くと、感謝の涙が止まらなくなるそうです。誰に聞いてもそういわれます。
しかし日常生活に戻るとその効果はしだいに薄れてくるそうです。


2、目的や目標を持って生活する。
目的や大きな目標を持って生活している人は、現実にしっかり足を着いて、下から上目線で生活している人です。
そういう人は、理不尽なことに反抗する態度は少なくなります。
目的や課題を意識している人は、結果として許容できるようになります。
森田理論の事実本位の態度を身に付けている人は、他人や自分を非難・否定することよりも、肯定、許容できる態度を身に付けた人と言えます。


3、マインドフルネスを活用する。
マインドフルネスの要諦は、過去や未来に振り回されないで、「今ここに」集中して、湧き上がってきた自分の感情に気づくということです。
感情に振り回されないで、その感情を客観的な立場から眺めることができるようになります。私はマインドフルネスに詳しい山口県の臨床心理士、刀根良則先生のWeb講座で勉強しました。
また、藤井英雄氏の「マインドフルネスの教科書」「マインドフルネス人間関係の教科書」などの本も参考になります。





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Last updated  2023.01.27 06:20:07
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