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31(エジプト編プロローグ2)


煽り:ATMを前にして烈は!?

いきなり焦りに満ちた烈の表情のドアップ。
ATMを前にして冷や汗かいてる。
烈海王「阿ッッ!?」
     (残金が1262円!)
     (仕送りが途絶えただと!?)
     (馬鹿な……ッッ)
     (来週は神心会の飲み会だというのに……!)
悔しそうに目を瞑る烈。バックでは独歩、克己、加藤、末堂と他の門下生たちが宴会してるイメージ。
烈海王 「~~~~~~~~~………ッッ!!!」(←グチャグチャの手書き)
     「フンハーッッ!」
大音響を立ててATMを粉砕する。
警報が鳴り出し、大慌てて逃走する烈。

神心会ビル。
ビルへ帰ってきた烈に、神心会の門下生が封筒を手渡す。
門下生「烈さんへ速達っス」
    「中国からで」
    「それも二通…」
笑顔の門下生に、愛想笑いで返す烈。
烈海王「うむ」
     (実家と百林寺からの封筒…)
     (仕送りのことか!?)
その場で封筒を開け、中の手紙を読む。

  息子へ
  大変なことになりました。
  高級官僚だったお父さんが汚職で逮捕されて財産を差し押さえられ、一家は離散寸前です。
  早く帰ってきてください。仕送りは無理です。
                   母より

烈海王「フンハーッッ!」
怒りに任せて手紙を破り、空中で殴って粉々にする烈。
封筒を渡した門下生が小声で「すっげ…」と言ってる。
もう一つの封筒を開ける烈。

  烈海王へ
  張洋王が範馬刃牙に為すすべもなく負け、
  ドリアン海王は精神崩壊し、烈海王は日本の寂海王に翻弄され、
  私自身も範馬勇次郎に完敗し、我が寺の求心力は潰えてしまった。
  今は張洋王と共に何とか体面を保っているが、もはや仕送りできるほどの余裕はない。
  元はといえば全て貴様のせいだし、これからは自分で資金繰りをしてほしい
                                               劉海王より

烈海王「阿~~~~~~………ッッ!!」
またしても怒りに任せて手紙を空中で粉砕する烈。
門下生「あの…?」
    「烈さん…?」
烈海王「出かけてくるッッ」
門下生「は…はひぃ!?」
神心会ビルを出る烈。

場面変わって公園。
本部と烈が並んでベンチに座ってる図で引き。

煽り:その世界はやめるんだ烈ッッ
コメント:蟷螂はもういい…!

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