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煽り:青空教室!

見開きで公園の絵。
公園の看板が「本部流実戦英会話教室」と手書きで上書きされてる。
ジャングルジムの上で腕組みして立つ本部。
ジャングルジムの下には烈、加藤、末堂、花田、シコルが体操座りしてる。
本部「実戦の英会話」
   「俺が求めるのはこの一点だ」
   「遵って教科書は一切使わねェ…」
   「全て発声練習のみで行う」
キモイ顔で口パクしてみせる本部と、その顔を真剣に見つめる烈達。
本部「何か質問があったら先に言え」
すかさず烈が手を挙げる。
烈「本部老子!」
  「それでは手紙を書く時はどうすれば…」
その瞬間、物凄い剣幕で怒り出す本部。ジャングルジムを大の字で飛び降り、烈の頭を殴り始める。
本部「このヤロウ!」
   「先生に楯突きやがって!」
   「このヤロウ!このヤロウ!」
烈「阿ッッ」
  「救命阿!」
何度も殴られ、涙目で耐える烈。見かねた加藤が止めに入る。
加藤「本部先生」
   「悪ィが早くアンタの授業を聞かせてくれねェかい?」
本部「へっ、なかなかカワイイこと言うじゃねぇか…」
機嫌良くなったのか、笑顔でジャングルジムに登る本部。烈が加藤に小声で「謝謝」と言ってる。
本部「言うまでもないが」
   「バレンタイン・ディに代表されるように」
   「チョコレートは愛の象徴だ」
   「そこで英語圏では挨拶にチョコレートという名詞を入れる」
驚愕の表情を浮かべるシコル。烈は口をあんぐり開けてる。
加藤と末堂は驚きながら顔を見合わせている。
本部「Please give me Chocolate」
   「言ってみろ」
シコル「Please give me Chocolate…」
余裕の笑みを浮かべてシコルが発声する。加藤が小声で「すっげ」とつぶやいてる。
末堂&加藤「Please give me Chocolateッッ」
花田「Please give me Chocolate」
生徒達の発声を満足げに見守る本部。
ドアップで滝汗の烈。
烈「…プリ…墳…me Chocolate阿ッッ」
ギリギリの表情で発声する烈。
その瞬間、またしても物凄い剣幕で怒り出す本部。ジャングルジムを大の字で飛び降り、烈の頭を殴り始める。
本部「このヤロウ!」
   「英語を舐めやがってッッ」
   「このヤロウ!このヤロウ!」
烈「阿~~~!!」
本部の鬼神の如き体罰に、寂の護身開眼ポーズで耐える烈。
苦しそうな烈の表情のドアップ。
何かに期待するようなシコルの表情で引き。

煽り:本部流の道は険しい!
コメント:チェ・ゲバラのTシャツが欲しい。

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