中年事務職サラリーマンのつぶやき

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2008年08月25日
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カテゴリ: 小説


で「Beijing」と書いてあるのを見て、おお小説のタイトルそのままだ~
と思ったら、コレ北京(ぺきん)と言う意味なんですね。え?ふりがなは
要らないって?

と言っても、この小説はオリンピックの小説では無く、「原発」の小説で
した。真山仁の小説は、「ハゲタカ」シリーズでおなじみです。企業小説
の作家さんと言うイメージが勝手に僕の中では定着してますが、出てくる
登場人物がハゲタカもそうでしたがとても個性的で、男気と人間味にあふ
れた人達を作るのが上手い作家さんですね。大企業といっても、所詮はや


この小説は「中国」に「原発」を作る壮大なプロジェクトに賭ける男たち
の物語です。

中国の威信を賭けた世界最大規模の「原発」を作り上げ、運開セレモニー
を北京オリンピック開会式に間に合わす為に、日本人の技術顧問を迎えた
中でかなり無理な日程で開発していくのですが、当然紆余曲折を経てなか
なか上手く進んでいかない訳です。メンツをとても重んじる中国人と、和
を重んじる日本人がぶつかり合い、また災害等を経て絆を深めていく様は、
読んでいてやはり国が違っても「魂」と言うか仕事に賭ける「情熱」は、
変わらないものなのだなぁと思いました。

主役は日本人の技術顧問である田嶋真吾と、中国人の共産党風紀委出身の
ドン・シュエグンの2人です。この2人がとても熱く、最初は対立し、お

まさに仲間と共に仕事をしていく上で人間関係をいかに築いていくかが、
僕も普段の仕事生活で頭を悩ましているのですが、そのお手本を見てる様
でした(なかなかこう現実にはいかないものですが)。「原発」の開発を
描いているとは言え、おおよそ原発とは関係ない共産党風紀委の話が出て
くるところに、この小説の奥深さがあったりします。やはり国は違っても、


中国でビジネスをするのは大変だと、人づてにはよく聞きますが、とても
その辺りの実態が突かれていて、田嶋真吾の苦労が手に取る様に分かりま
した。原発ではちょっとしたミスや予兆の見逃しこそ命取りになる様が、
小説では克明に描かれていました。僕も、普段の事務の仕事もちょっと気
を抜いて見直しやチェックを疎かにすると、すぐにミスが起こります。
事務だから良いですが、これが原発だったらと思うとゾッとしますね。
もう少し、気合を入れなおして入念に仕事しないとなりませんね。仕事に
事務も原発も関係ないですからね。事務だから手を抜いて良い訳無いです
よね。

ラストシーン・・・結末はどうなってしまうんでしょうね、でもきっとあ
の二人なら奇跡を起こして、事故を食い止めているでしょうね!しかも、
きっと二人とも生きて帰ってきますよね!!

そういえば、「原発」は環境問題や石油に代わるエネルギー不足対応で、
最近急にクローズアップされてますね。中国・インドの原発化に始まり、
今まで開発をして来なかったアメリカが急に方針を変更して原発を開発す
ると宣言したりと・・。日本は原発の事故続きで、余り原発のイメージが
良くないせいか話題にも上りませんが、実は世界でも屈指の原発大国にな
んですよね。そういう意味では、原発事故のリスクを除くと、環境や技術
に限定すれば、かなり世界貢献しているハズなんですよね。原発のリスク
を云々かんぬん言う前に、我々の使う電気の使用量を論じるべきなんです
よね。原発はイヤだけど、電気は今以上に使い続けたいなんて・・・
ちょっとワガママすぎますもんね。






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最終更新日  2008年08月25日 21時58分03秒 コメントを書く


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