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2023.12.20
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カテゴリ: 日々の所作 



なぜないのだろう・・?」

中東に位置し世界で現存する中で
最も古い都とも言われる
「ダマスカス」のスーク(市場)のそばにある
茶屋で旅の安息を取っているときのこと、
ふと壁に貼ってある地図に目を向けると、
そこには僕の中で認識していた
「イスラエル」という名はなく

書かれていた

当時、僕は20代の後半
それが「その場で通りすがりの異邦人が
決して質問するべきではない」
質のものである事は分別として
かろうじて兼ね備えてはいたものの、
(そもそもアラビア語が判らないのですが・・)
少なからず考え込むことになった。

自分が疑いなく「知識」あるいは
「基準」「常識」として思い込んでいたことは
ある一方が定めたものでもあり、

それらは異なってくるということ、
そのうえで「自分の眼差し」というものを、
一旦ニュートラルにするために
どう学び、育むべきかについて・・
そして、

教師として成田から旅立った
小学生時代の恩師である担任の先生から
学んだ授業の事をふと思い出していた

当時、絶対的な存在であるものと
思い込んでいた「教科書」を
尊重しながらも、そこに疑問を感じ
必要があると判断すれば
それを一旦、脇に置いて
自らで新たなメソッドを再構築する。
その労力を厭わず手書きで記された
プリントで受けていた授業の
確かな手応えと、
一度、自分自身の頭で
考え直してみることを
真摯に伝える先生のあり様、
そしてそれこそが僕にとっての
「気付きの種」であったことを


先月、札幌でそんな小学生時代の恩師と
同級生に逢う貴重な機会に恵まれた。

もちろんアラブの旅の話はしませんでしたが,
北の恵みの幸と談笑を交えつつ
今も変わらず学ぶ姿勢を
自然な形で継続する現役の恩師と、
当時、その時間と空間
そして「種」を
共有した同級生たちとの会話から
気づかされることは本当に多い!
(鋭く飛んでくる容赦のないツッコミも
何かしら記憶を揺さぶるみたいです‥笑)

僕は、教員にはならなかったけれども、
「フラメンコギターを教える」という
生業の中で、自然に当時の授業の影響を
受けながら自分で内容を再変換している事に
気づかされます

時を経て、
それぞれの生活、
あるいはそれぞれのステージで、
それぞれが受け取り
様々な形で育まれてきた種たち・・
そんな過去と現在を共有できる場が
あることに心から感謝したい

そして決して忘れてはいけないのは、
僕自身が怠ってきたであろう
目立たないところでの
細やかな心ある配慮と
そして行動されてきた方の
恩恵に預かってきての
現在のつながりであるということを・・

感謝を込めて

渕崎昭彦

※ その後、先生のメソッドは札幌市(北海道)教育委員会に
認められスタンダードになったと知らされました。
また当時手探りだったのかもしれませんが、
「性教育」の分野でもモデルケースとして、
関係者を交えての公開授業等も
積極的に行われており、恐るべしパワーに
今更ながら感服です!







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最終更新日  2023.12.31 10:27:28
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