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2006年01月19日
鳥取物語 最終章 第一節●さよならみくまり●
(12)
テーマ:
連載小説を書いてみようv(10276)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
昨日の朝にみくまりの家に向かおうとしていたのも、そのことを打ち明けるためであった。
黙っては行けない。何でもいいから話さなければ。
時はもう夕刻であったが、小夜は大切な話があるからと、みくまりを‘たいこうがなる’の湧き水のところまで連れていった。
山肌から湧きだす硬水が、小さな滝をつくっているところに出ると、ふたりははっきり年輪の見える大人でも三抱えはありそうな、大きな切り株に腰を下ろした。
お互い何も言わない時間が過ぎていった。
小夜は黙って散り落ちた紅葉に綾なす滝壷を見つめていた。
今度鳥取を訪ねるなら秋にしよう──小夜はそんな淋しいことを、ひとり考えていた。
特に相生の秋は美しかった。
今は深山幽谷に入り込み、身を取り巻く眺めはひときわだった。すぐそこまで紅葉がふたりをおし包み、小夜の肩には真っ赤な蔦がかかっていた。
紅葉、それは命の炸裂だった。
紅赤、黄、黄緑、茶、どの葉とて同じ色をしているものはなかったが、それが無類の調和を生み出していた。
ふと枝から離れた一葉が、いっさいの和している風景の中から現われて、ふたりの視界を風に揺られながら横切っていった。
その時、小夜に決心が芽生えた。
小夜は傍らのみくまりに、明日横浜に帰ることを告げた。
最初にわっと泣きだした小夜は、反則だった。みくまりは最後まで驚くことも詰ることもできずにいた。みくまりは小夜の両手をとった。その仕草は小夜の心にじんと染みいった。
みくまり、みくまり、いちばんの仲良しでいてくれた。
なによりも、あなたたち友だちと離れることがいちばんつらい。だから、今まで絶対に言い出せなかった・・・・・。
小夜の手に自分の手を重ねて、みくまりは悄然と目に涙を溜めていた。
ひとたび最初の一滴がつつーっとその頬を流れ落ちると、あとは堰をきったようにあとからあとから顎を伝って手の甲に落ちていくのを、泣きじゃくる小夜は気づいていたわってやる余裕がなかった。
鳥取での最後の晩、小夜は心を分かち合ったこのいちばんの友のためだけの物語を、徹夜の勢いで書き上げた。
もう二度と小夜のことを「綴」と呼んでくれる人はいないだろう。小夜は、この相生での最後の作文に、全身全霊をこめた。
小夜はみくまりがひそかにピアノに興味を持っているのを知っていた。
みくまりの家にはピアノはなく、彼女はなぜかグランドピアノが置いてある呪方の不二屋敷から楽譜を借りてきては、紙に書いた鍵盤でひとりこっそりと指使いを練習していた。
みくまりはそのことを誰にも、小夜にも言わなかったが、しばしば思わず知らずトルコ行進曲が口をついてでるのに、小夜が気づかないわけはなかった。
選ばれし者のみがその妙なる音を奏でることができるといわれている、この気難しい老グランドピアノは、実はその昔不二屋敷に置かれていたものであり、素朴なトルコ行進曲と、みくまりのようなおおらかでひたむきな鳥取の子供が大好きだった──。
実は、私が書いたこの『みくまり物語』の後日談としては、預言書のごとくそのとおりのことが起きたのだ、とつけくわえさせていただきます。
二十歳を過ぎたおり、音大生になっていたみくまりはあるコンクールで全国五位に入賞し、東京のホールでリサイタルコンサートをひらきました。
もちろん家族で駆けつけましたが・・・・・なんというか、彼女の演奏は感動というより、とってもとってもかわいかったのです。とにかくスレてない。鳥取の大地が育んだ人間の美しさの真髄を、スポットライトの向こうに見たような気がいたしました。
・・・・・までが最初の更新だったのですが、朝一便でパソコンのキーボードが着きました! 直った! もうコックリさんのごとく50音を一字一字入れてゆくという打ち込み方から解放されました(涙)。しかも、消音機能みたいなのがバージョンアップされていて、購入して一年以内なので無料!
日立が教えてくれた交換理由は実に私らしいもので、五ヶ月で‘キーボードを壊すくらい打った’からだそうです(笑)。おそらくは番外編がその理由に当てはまるのでしょう。私はアップした文章の少なくとも二倍、だいたい三倍は準備して更新に備えるので、キーボードをつぶす勢いの連打だったのだと思います。ちなみに私のパソコンはプリウスです。
いずれにせよ、メールなどのお返事がままならなくて、たった2日間なのに、手足をもがれたような心理状態でした。皆さまにはご迷惑をおかけいたしました。
さて、これで問題はクリアしたので、ちょっと指ならしに‘知られざるやまとことば’を入れてみてもよろしいでしょうか。
【あそび】遊・楽
「あそび」の原義はいかなるものなのでしょうか。
「あそぶ」を辞書でひくと、歌舞などをして楽しむことで、直接的な目的を持つことのない行為とされていますが、本来は足を動かすこと、狩猟や収穫を楽しんで歌舞をすることをいいます。遊芸のことは、祭祀儀礼など、もと神事に起源するものでした。のち貴顕の遊楽の意となり、山川自然の風雅や酒宴を楽しむことを指すようになりました。
現在では一般に「遊ぶ」というと、勉学を怠り、楽しみにふけったり戯れることと理解されています。ところが、私などはよくこの「遊ばせ」言葉を、相生村の呪方の人々から男女を問わずに聞きました。その折りに、あそびの原義は単に遊興のことだけでない世界のあることを推測させられたものです。
これらのことから鑑みるに、遊びの語源を「あし(足)」と同源とみることもできます。神楽をはじめとする歌舞は、足の運びが大切とされ、独特の所作があります。足を動かすことにあそびの原点があったとする考え方には、個人的には魅力を感じます。
さて、古代日本社会にあって、葬儀にたずさわる人々を遊部(あそびべ)といいました。天皇が崩御すると、殯宮(もがりのみや)に供奉(ぐぶ)し、戈(ほこ)・刀・酒食をもって奉仕しました。
この遊部について『令集解』(りょうのしゅうげ)は、「幽顕の境を隔て、凶霊魂を慎むる氏なり」と説明しています。つまり、この世とあの世との境を隔てて、悪いことや流行病などの原因となる霊を鎮める職掌の氏族であるとされているのです。
さて、この遊部とは、死者の遊離魂をよび返すことを職掌とする職能集団をいいました。葬送や招魂の儀礼の際に行なうもので、古代の遊芸は概ねその儀礼から出ています。天若日子(あめのわかひこ)の喪屋(もや)で八日八夜の「遊び」が行なわれたこと、日本武(やまとたける)の葬送歌などにその古い形式がみられます。また人麻呂が遊部に属する人であったとすると、その歌に殯葬(ひんそう)を歌うものが多いことも理解されるでしょう。
「遊ばす」とは、もと神として行為すること。もと神事的な意味をもつ語でした。のち貴顕の人の行為をいい、狩猟・株・宴楽に関していうことが多くなっていきます。
先程も述べましたが、神話の中に天若日子の葬儀の様子が描かれていますが、ここでは喪屋を作り、八日八夜にわたり「遊び」をしたと伝えています。歌舞飲食をしたのです。こうして、死者の魂を鎮めたのです。あそびの原義が、霊魂に密接に関連することはこれで明らかということがいえると思います。呪方の「遊ばせ」言葉も、もとは神の行為に起源したわけです。
とすれば、遊びという行為は、神事とも密接に関わって、人が気力を充実させ生きていく上で欠かせない、大切なことであると理解されるのです。
明日は●さよならみんな●です。
分校での最後の日、すなわち小夜の鳥取での最後の日が暮れようとしています。
タイムスリップして──この最後のときにも私のそばにいて。
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最終更新日 2006年01月19日 04時49分53秒
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