鳥羽離宮鎮守社、源氏物語花の庭........方除の大社「城南宮」

100万ポイント山分け！1日5回検索で1ポイントもらえる

000000

ホーム | 日記 | プロフィール

2012.03.10

鳥羽離宮鎮守社、源氏物語花の庭........方除の大社「城南宮」

(80)

カテゴリ：京の見どころ

.
　平安時代、白川上皇が鴨川と桂川を望む景勝の地鳥羽に壮大な離宮（鳥羽離宮・城南離宮とも謂われる）を造営して院政を開始、のち鳥羽上皇～後白河上皇～後鳥羽上皇と四代150年に亘り政治・文化の中心として栄えましたが、この離宮の守護神として平安遷都の際国土の安泰と都の守護を願い祀られたこの「城南宮」を鎮守社とされる

jyonang-0

　城南宮　都（平安城）の南に祀られたお宮であるところから命名されたが、当時この鳥羽の地は平安京の表玄関に当り交通の要所でもあり、御堂や御殿が立ち並び賑わいを見せていたそうです。
　また熊野三山へ向う多くの人が、身を清め厄をはらって旅立つ「熊野詣の出立地」としての役割を担っていました

　写真は城南宮神苑「楽水苑」のしだれ梅です

　ここだけと謂われる朱の城南宮鳥居です　中央の金具の神紋は「三光の紋」と謂われ太陽・月・星を組み合わせ広大なご神徳を表すとされています

　（右）前殿・祈祷殿です

　（左）お参りは前殿までで中には入れません背面よりの本殿です

　（右）城南宮を西へ300ｍの鳥羽離宮跡のうち南殿が於かれていた地域で今は広い鳥羽離宮跡公園とされています、右の築山に白川上皇建造との記念碑があります
いま丁度、NHK大河ﾄﾞﾗﾏ「平清盛」に現れる上皇の御殿があった所です
　またここは明治初年の戊辰戦争の緒となる鳥羽・伏見の戦いの発端となった戦蹟跡でもあります

　　神苑「楽水苑」には趣の異なる五つの庭があり、その時代様式と四季それぞれの情緒が目を楽しまさせてくれます

　また神苑は「源氏物語花の庭」とも呼ばれ、物語に登場する植物100余種が植えられ　陽の光に映え風にそよぐ草木に平安の雅、自然の慈しみが感じられると説明されています

　上は「平安の庭」です　平安時代の邸宅の庭園に倣い、社殿を背景に豊富な湧き水を使い雅な雰囲気が感じられる庭です

（右）はその遣水（やりみず）が導かれた小川、王朝の雅びを伝える「曲水の宴」が春秋の二回行われています

　「室町の庭」室町時代の池泉回遊式の庭園で、池に三尊石・蓬莱島などを配した美しい庭です　「菊水若水」と呼ばれる伏見名水が境内と庭に湧き出ています、澄み切った命の湧き水は、廻りに緑濃い草木を池には彩りきれいな鯉を育んでいます

　（左）「桃山の庭」きれいに形造られた松の向うはお茶室を臨む広い芝生と岩島の豪快な枯山水の庭です

　（右）「離宮の庭」鳥羽離宮の風景と建物を石組みで表した枯山水の庭園で秋の庭とも呼ばれています

　「春の山」築山から禊の小川が流れ、いま紅白の枝垂れ梅150本が咲き始めた春の庭です　
　桃色と白の梅が交錯して、鮮やかな彩りと溢れる香りが包み込んでくれます

　春の庭には他に椿の花咲いていましたが、いま梅の美しさの前では敵わずまたの機会に廻します

　風に揺らいで、ピンクと白のシャワーを香りと共に全身に浴びているようです

jyonangu-2

　「源氏物語」に描かれた光源氏の大邸宅をモデルにした庭と謂われています
　この後、桜、つつじ、藤、ササユリなど次々と庭を彩ります

........................................................................

京都市営地下鉄＆近鉄京都線「竹田」駅下車し　京都市バスで8分「城南宮東口」
　　　　　　　　　　　　　　下車すぐ（但し、余り本数なし注意）

城南宮HP　URL--- http://www.jonangu.com/

被災地に届けよう！

ご紹介です
　お子様のすこやかなご成長を願う　" 端午の節句・五月人形、鯉のぼり "

私の懇意な友人が営業している伝統京都の人形屋さんのWEBｼｮｯﾌﾟです、衣装のﾃﾞｻﾞｲﾝから人形の制作まで一貫して取り組む数少ない人形専門店です、一般実店舗で見て頂くより利口なお値段でお買い求め頂けます、お知り合いにもどうぞ。