気の重かったことが杞憂に終わり
帰路に花友に立ち寄り、咲いていた1輪草を分けてもらって帰った。
今日、気持ち動かされて義父の移転先の特養ホームを訪問した。
義母と同じように笑顔で迎えられて嬉しかった。
認知度が少し落ちたと聞いていたので、
現実をそのまま受け止める覚悟を決めて、
「お義父さん。」と5か月ぶりに声かけた。
長い冬がやっと終わって初めての訪問。
時間にある予定を気にしている行動は義父らしかった。
予定が済むと安心して話が出来た。
長男家族の写真コピーを上げたなら喜んで見てくれた。
高齢なのに息子夫婦の所在も覚えていた。安心した。
次回に、義父から寿司の差し入れを持って行く約束した。
何より嬉しかったのは、老いても
相手を思いやる気持ちが残っていたこと。
「寂しくないの?」と聞いてきたから
素直に「寂しいですよ。」と言ったならお互い静かな笑顔。
ホームの担当の方と話合って、次回の訪問で事前連絡して
昼食に寿司持参することになった。
NHKテレビで終末期の食事について見たばかりだったから
ホームの対応も進んできていると感心した。
義父の個室はトイレと洗面とベットのワンルームだった。
テレビとベッドの脇机があり、椅子も2つあった。
解放的な窓から空が広がり、中庭から同じ窓がきれいに並んで見えた。
5年待ってやっと入れた義父の念願のホテルの様な特養ホーム。
戸惑ったことは、エレベーターに暗証番号があったこと。
勝手に外に出ない様に安全を期していたこと。
自分の未来にこの風景は憧れだった。
義母の「元気な内は家が良いわよ。」もよぎった。
職員の人たちが挨拶してくれ、対応も感じが良くて安心した。
出かけて行って慰められたのは逆に私だった。